田んぼと畑が広がるのんびりした里山でキジの親子に出会いました。
3羽のうち左端がお母さん、右の2羽がヒナです。ここに写っていない
ヒナもまだいます。
一番最後に悠々とやってきたのはキジのお父さん
このヒナは胸周りの羽毛に緑色が、目の周りには朱色が見えます。
男の子なんですね。
左のお母さんは目立つところに立って、動きまわる子供たちを常に
見守っていました。お父さんは離れたところでのんびり食事をして
あまりヒナのことを気に留めていないように見えました。
今年5月、つがいで見たときはオスが目立つところで胸をはり、
メスはオスの影に隠れ姿勢を低くしてさささっと移動していましたが
今は逆転。お母さんの監督ぶりは凛々しく堂々たるもの。
この後、子供たちだけ出穂間近の稲の間を歩きまわっていました。
田んぼまわりでは美しいミヤマアカネが何頭か飛んでいて
狩り蜂たちもたくさん活動していました。
肉団子をつくっていたのはコアシナガバチ
こぶし大の巣を世話していてのはフタモンアシナガバチ
大きく育った幼虫たちが見えます。
上に見える頭を出したハチは羽化したばかりなのか、巣の世話を
しているのか、はたまた産卵しているのでしょうか。
田んぼ周りはものすごく蒸して暑かったけれど、いのちをつなぐ
生き物たちのドラマが多く見られました。