森で見慣れない花が咲いていました。
花は筒型で長さ10mmほど
葉を触ってみると少しべたついており
花と葉の形ともに変わっています。
何の仲間だろう?
帰宅して調べると「コシオガマ」という半寄生植物でした!
葉緑体をもっていて自分で光合成はするけれど、水や無機栄養分を
他の植物からもらうのだそうです。
ハマウツボ科コシオガマ属
ハマウツボといえば
晩春、南房総の海岸で出会ったことがありました。
ハマウツボは自分で光合成はできず全ての栄養を宿主植物に頼る
全寄生植物。
ハマウツボ科ハマウツボ属
寄生植物で思い出すのは
9月中旬に見られたこのナンバンギセル
光合成はできず宿主のススキなどイネ科植物に頼っている全寄生植物。
ハマウツボ科ナンバンギセル属
今回出会ったコシオガマは目立たない地味な花ですが
何だろう?と思わせる違和感のようなものがありました。
生えていた場所はもう15年以上前から通っており見ているはず
ですがまったく気がつかなかった。とても嬉しい出会いでした。
地味で見過ごしがちなものは生き物でもたくさんいて
コシオガマと同じ日に出会った触角の長~いこちら。
コオロギの仲間のクサヒバリあたりかな?と思って
撮影するのをやめるところだったのですが何となくひっかかる。。
帰宅して検索すると「ウスグモスズ」という生き物にそっくり。
産卵管が見えるのでメスのようです。ウスグモスズはオスでも鳴かず
東京で発見された新属・新種、原産地不明の外来種、なのだとか。
まだまだわからないことがたくさんあるのですね。
身近なところでも面白いものはたくさん見つかる♪散歩は楽しいです。