Hさんはオレゴン州の滝を描かれました。
「マルトノマの滝」 パステル画 F20
上部の落差165mという壮大な滝と古い橋を柔らかくも力強い
タッチで伸びやかに表現されました。水の表情は変化に富んで
臨場感があり轟音が聞こえそうです。生気に満ちた作品です。
近づいてみました。
様々な質感を表現するため時間をかけタッチを工夫しました。
画面に動きを出すため、途中滝の位置をずらしたことで周囲の
岩も組み立て直すことになりましたが大成功。魅力が増しました。
大きな作品に集中して取り組み、変化し続けておられるHさん。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の中の
Hさんのページに掲載しています。ぜひこちらもご覧下さい。
12月5日から始まった「第17回グループ彩雲作品展」は
10日に最終日を迎えました。
グループ彩雲の作品展の初回は2001年で同じ会場をお借りしました。
以後、毎年秋に開催してきたのでもう慣れてもよさそうですが
いつも新鮮!毎回課題が見つかります。
17年目にして初の12月開催で、太陽光線の角度の違いに驚きました。
展示作品の数が毎回変わるため、うまく飾れるか当日まで不安ですが
今回もメンバーの皆様の臨機応変な対応でぴったり収まりました。
今回初めて固定ライトの位置を意識して壁面を動かしましたが
ライティングはやっぱり難しい。
今回もたくさんのお客様にご来場いただきました。
お忙しい中お出かけいただきました皆様、ありがとうございました。
貴重なご意見やあたたかいお言葉をいただき、次作への励みと
なりました。お客様のお話を伺うのも作品展の大きな楽しみです。
よいお天気が続きました。事故もケガもなく無事最終日を
迎えることができて心からほっとしました。
16時。閉場となりました。
全ての作品を床に下ろし、箱を裏から出して収め持ち運びやすく梱包し
備品はそろっているか、尖ったものが壁に残っていないか。
リリスのスタッフの方に最終確認していただきました。
お世話になりましてありがとうございました。
片づけはあっという間!毎回のことですが白い壁を見ると少し寂しい。
来年の秋、またこの場所でどんな作品展ができるでしょう。
新たな創作の日々が始まります。