教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

11月二回目の教室

2014年11月11日 | 教室風景

11月二回目の教室日は季節が逆戻りしたかのような晴天!
久しぶりに気温が上がってのびのびと描くことができました。


撮影したとき偶然にも皆さんが立ち上がっていました。
客観的になるためにも大きく仕事を進めるためにも
作品と距離をとることはよいことですね♪


午前中、Hさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

草むらには昨日の雨の雫がきらめいていました。

日差しが強くなるにつれ、ウラナミシジミが飛び交い始めました。


見慣れたルリシジミやヤマトシジミよりも大きく
紫がかった青の翅色が華やかで存在感があります♪


久しぶり!アキアカネも元気に飛んでいました。


前回はまだ蕾で色も淡かったリンドウ
お昼に見に行くと満開となっていました。


枝の一部に化けたつもりのタイワンリス
大きすぎて目だっています。

青空とあたたかさに誘われた生き物たちで森はにぎわっていました。
いつまでもこんな上天気だとよいのですが。


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Aさんの新作日本画

2014年11月10日 | 教室風景

Aさんの日本画作品2点をご紹介いたします。


「朝霧」  日本画  P10

霧に包まれたまだ明けきらぬ深い森に佇む牡鹿。つぶらな瞳で
遠くを見つめ、何かの気配を感じ取っている光景は実に神秘的です。
森のすべてを覆いしっとりと潤しながら朝日を通す冷気のようすは
清らかで美しく、見るものの心にも爽やかな風が吹いてくるようです。

近づいてみました。

作品の要である青白く輝く霧の表現にはとても時間をかけました。
創意工夫の過程で胡粉の表現の奥深さに多くのことを学ばれました。
描いたり消したり洗ったりを繰り返して岩絵の具の粒子の大きさや
温度湿度の違いによる膠加減にも新たな気付きのあった力作です。

2点目です。

「あやめ」  日本画  F4

初夏に咲くあやめの少し珍しい白花です。その花姿は凛として涼やか。
周囲の豊かな環境を感じさせる背景は深みがあり花色が映えています。
今まで使うことが少なかった系統の緑色を組み合わせ、新たな世界を
創りだされました。穏やかであたたかみを感じる作品です。

近づいてみました。

盛り上がるほどに岩絵の具と胡粉が重ねられた花は月光のように
仄かな光を放ち、あやめの特徴である花弁の紋も細やかに表現
されています。軽やかに仕上げるために岩絵の具の粒子を選んで
重ね、洗う作業もしたことで透明感のある風雅な味わいとなりました。

作品毎に研究課題を設定されているAさん。次の作品も楽しみですね。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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こんなところに公園が

2014年11月09日 | 散歩

散策によいところはないかな~と地図を見ていたら
見慣れない公園を見つけました。
いつも同じ場所じゃ飽きる!という母を誘って
曇り空の肌寒い日でしたが出かけてみました。


名称は「俣野別邸庭園」。管理しているのは上郷森の家と同じく
横浜市緑の協会です。
こちらはもともと旧住友家俣野別邸。佐藤秀三設計の和洋折衷建築は
2004年、国の重要文化財に指定され一般公開を目指して復元工事を
していたのが、2009年の不審火によって消失してしまったそう。

今歩けるのは2013年3月に公開された外苑部分だけ。

歩道にはチップがひいてあって足裏に優しく、たくさんの小鳥がいて
様々な植物があり、春などはさぞ見ごたえがあるだろうと想像される
すてきな庭園でした。


大きな針葉樹に広葉樹。ほの暗いこみちに広々とした芝生もあって
アップダウンはほとんどなく、じっくり散策するのにぴったりです。


内苑はまだ工事中のようで公開されるときが楽しみです。
私たちはかなりゆっくり小道をくねくね歩いたのに40分ほどしか
かかりませんでした。なお駐車場は北口にあり30分100円です。

近くは田んぼが広がっていて、庭園を出てからも楽しい♪

さかんにさえずるジョウビタキのメス
縄張りを守っているのでしょうか、じっとしていません。


ノコンギクの紫色のグラデーションにうっとり♪


気温の低いなか頑張っていたアマガエル

ここが横浜市・・。おどろくほどのんびりしていて人けもなく
偶然秘密の花園に迷い込んだような嬉しい日でした。


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11月最初の教室

2014年11月08日 | 教室風景

11月最初の教室日はなんと立冬。秋と冬のさかいめでした。
教室から窓を見ればまだまだ秋で爽やかな一日でした。


青い空に白い雲♪


空の色に似たリンドウの蕾


快適な気温と湿度で効率よく制作を進めることができました。


午前はHさんの水彩画作品を、午後はAさんの日本画作品2点を撮影しました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆


現在上郷森の家本館ロビーでは「絵画教室森のなかま展」が開催されて
います。森の家で活動する、3つある絵画教室が11月いっぱい
10日間ずつ順番に展示していくこの作品展。
今年は11月1日~10日が彩人会(源先生クラス)の皆さん、
11月11日~20日が東風会(新恵先生クラス)の皆さん、
11月21日~30日がわれわれグループ彩雲(及川クラス)の展示
となります。


現在の展示は彩人(さいと)会の皆さん。華やかな力作が勢ぞろい!
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さいませ☆


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第11回風景スケッチ展のお知らせ

2014年11月07日 | その他

鎌倉・横浜スケッチ会のメンバーによる風景展のご案内を
いただきました。



グループ彩雲メンバーでもあるTさん、Oさんが出品されます。
作品数が多く見ごたえ抜群の風景展!おすすめです。

「第11回風景スケッチ展」
会期:2014年11月6日(木)~11日(火)
時間:10時~18時(最終日は16時まで)
会場:ギャラリーぴお
    横浜市中区桜木町1-1 ぴおシティ6F
    JR 桜木町駅   徒歩1分
    地下鉄 桜木町駅 直結
    みなとみらい線 馬車道駅 1-b出口 徒歩3分
主催:鎌倉・横浜スケッチ会


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庭のいろどり

2014年11月06日 | その他

日差しがないと肌寒いですね。このところひと回り大きくなったように
見えるにゃんきち。


呼びかけると伸びをしながらやってきました。
毛の抜けること抜けること、冬毛にはえかわっているのかな?


今年もアケビは鈴なりとなり、10月末が実りの最盛期でした。


実の口がぱっくりと割れて見えた半透明の果肉。
美味し~い!というような感激はありませんが、その優しい甘さと舌触りに
ほのぼのとします。


晩夏に少し切り戻したぐらいでまったく世話していない中輪菊も


植えっぱなしの小菊もちゃんと咲いてくれました。


父が種から育てた北側のセンリョウは大きな茂みとなり
その上に植えた覚えのないコムラサキシキブの小枝がのっていました。
コムラサキシキブは南側にあるので、その実を食べた小鳥が消化して
北側に落としてくれたにちがいありません。


ナンテンの実もだいぶ色づいてきました。

蚊がでなくなったから草むしりが落ち着いてできる、なんて思っていたら
もう冬支度の時期。ぼんやりしていたら春咲き球根を植える適期が
過ぎ去りそうです。日が短くなって季節の移り変わりが加速しているように
感じられます。


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草むらの世界

2014年11月05日 | 散歩

晴れた祝日、近所を一時間歩くつもりで家を出ました。
あたたかい!11月というのに半袖短パンの人もいます。


マユミの実が秋らしい♪


いつもの川沿いの道で変わったさえずりが聞こえたので探すと
遠くのフェンスの上でモズのメスが尾羽をくるんくるんまわしていました。


まだ元気なホトトギスが咲いていて


草むらには綺麗なツマグロヒョウモンのオスが数頭いました。


見慣れた蝶とはいえ近づかせてもらえるのは嬉しい♪
他に飛んでいたのはキチョウとウラナミシジミとアキアカネ。


寂しくなった草むらで目立っていたのは綿菓子のような白い塊3個。
大きさ3cmぐらいのラグビーボール形でフェルトのような質感でした。


ひとつの塊に数mmの羽虫が1匹だけ写っていました。

何かの卵塊だろうと調べていくと・・・どうやら寄生バチの幼虫たちが
つまった繭のよう。画像検索していくと似たものがたくさん出てきて、
気味の悪いものは嫌いではないのにいつの間にか食欲がなくなって
いました。
蛾や蝶の幼虫に寄生する蜂や蝿がいるかと思えばさらにそれに
寄生するものもいる。極小の生き物の世界にめまいがした午後でした。


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湖北ならでは

2014年11月04日 | その他

今回も宿を決めただけの計画なし旅、観光目的ではないので
名物が何かも知らずにいたのですが、見覚えのあるハート形の葉っぱが
つかわれている上あまりにも美味しそうなので買ってみました。


パックには「がらたて」と書いてありました。
小麦粉でつくられた皮は薄く粒あんがぎっしりで餡子好きにはたまらない
お菓子。ちょっと桜餅のような柏餅のような、よい香りがします。
葉っぱを噛んでみるとしょっぱい。この塩漬けになっている葉が
こちらの地方ではがらたてと呼ばれているのだそうです。


その植物はサンキライ。山の中でもたくさん見かけました。
初夏以降のお菓子だという「がらたて」。違うお店のものも食べてみたく
なりました。


湖北地方ならではの光景や植物や生き物に出会いたかったのですが
秋も深まり、多くのものが眠りについたようで森は静かでした。
ハッチョウトンボに会いたかったけれど今回会えたのはアキアカネ。


毛むくじゃらの大きなアブに


黄色いきのこを食べていたカタツムリ


とっても嬉しかったのはたくさんのニホンイモリに会えたこと。
ニホンイモリは非常に貪食、動物質のものなら何でも食べるそうで
森の水辺でそんな性質を垣間見ることができました。


カマキリが・・・。
はじめ3匹のイモリとこの大きな水生昆虫が争って食べていました。
拡大してみるとこの虫はクロゲンゴロウかガムシのように思えますが
貪食だというイモリと互角にわたりあい、とうとうひとり占めしてしまい
ました。このドラマを見ている間にもお腹の大きなカマキリが水辺に
来ていたのですが、ハリガネムシに寄生されているのでしょうか。

この光景だけでこの地方の森の豊かさが心に刻まれました。


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湖西の秋

2014年11月03日 | 自然

西国の風を感じながら走った湖岸の道。
晴れたり曇ったりでさまざまな彩りを見ることができました。


眼が痛くなるほど眩しかった日。何もかもが輝いて美しく感じられましたが


ふんわりと靄がかかったような薄曇の日も緑が優しく見えました。
たまたま通りかかったこのメタセコイア並木。
後で知ったのですがマキノ高原へ2.4km続く並木道として有名で
黄色~赤銅色に色づくこれから、人気のドライブルートなのだとか。


森の中では澄んだ秋空のようなリンドウの花


里ではコムラサキシキブの華やかな紫色が見られました。
もうこちらでは見頃が終わっているので季節を逆戻りしたような
得した気分♪


古いダム湖を見に行く途中で、まさに秋!の光景に出会えました。


ひっそりと静か・・・鹿やウサギの落し物がたくさんありました。
少し山を上がっただけでこんなに色づいているとは♪

ダム脇を通る林道は舗装はされているものの道幅は細く、何より
落石が多く、その岩は尖っていてパンクを心配してしまうほど。
やはり地図を見ただけではわからないことが多いですね。


池に映る夕陽も秋色。
ふりかえれば身近にはない風景ばかり。色までもが濃厚に見え
こちらでも見られる植物や虫も新鮮に感じられました。




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旅で出会った生き物たち

2014年11月02日 | 生き物

いきあたりばったりの小さな旅。道の駅で資料をもらったり
地図をにらんだりして、散策するのにぴったりな森を探しました。
体力に自信もないので深すぎる森はだめ、ひらけすぎていても・・・
となると限られますがとにかく行って見ないとわかりません。


偶然おじゃました森は素晴らしいところでした。
入口で熊の目撃情報があったので鈴をつけてのんびりゆくと

大好きな両生類爬虫類に会うことができました。

きれいな小川には両生類代表


アカハライモリ!可愛い~♪

落ち葉の堆積した場所では爬虫類代表

1 m弱のシマヘビです。


こちらに気がついた途端するすると近づいてきました。
直前に見かけたアオダイショウは一目散に逃げてしまったというのに
幼くたってやはりシマヘビは気が強いのですね。


美しいオオアオイトトンボ


帰り道ではニホンザルの親子連れにも遭遇しました。
ふもとに広がる田んぼや畑では電気柵がはりめぐされ農家の方の
苦労がしのばれました。

同じ森を晩春にも歩いてみたいな~!
来年はカエルたちに会いにこの森を再び訪れたいと強く思いました。


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