教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Sさんの新作水彩画

2015年02月18日 | 教室風景

Sさんは散歩コースの秋模様を描かれました。


「いたち川の秋」  水彩画  F6

緑豊かで多くの野鳥が見られるいたち川沿い。冬支度をはじめた桜や欅、
イチョウなどは鮮やかに色づき、のり面に濃い影をおとしています。流れは
静かで秋空を青く映し、朱赤に染まった植物をより艶やかに見せています。
ぎっしりとひしめく木や草が互いに語らっているような生気溢れる作品です。

近づいてみました。

淡色で流れをつくる下地の段階から時間をかけ慎重に作業を進められ
ました。よく考えられ調整された暗部の強弱により奥行きと広がりが
うまれ、見る者を流れの向こうへ誘います。丹念に機をおるかのごとく
気持ちの入った筆致が作品を輝かせ、よい緊張感をもたらしています。

Sさんの作品はどれも明るく、爽やかな風が吹きぬけているのです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Sさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらも
ご覧下さい。


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2月四回目の教室

2015年02月17日 | 教室風景

2月四回目の教室日は前日までの強風も落ち着いて
穏やかなお天気でした。


まだ膠はすぐ固まってしまうものの、爽やかな光線に春らしさを感じて
明るい気持ちになります。乾きもはやく制作が進みました。


午後にHさんが日本画作品を完成させました。順次ご紹介して
まいりますのでお楽しみに☆

朝から青空が広がっていました。

のんびり池に向かって歩いていると


アオジたちの群れがいっせいに飛び立ちました。


あっコジュケイ!


家族からはぐれた一羽があわてて道を横切りました。
気配は感じるのですがなかなか姿を見せない鳥。久しぶりに
間近で見ることができました。


午後の部が終わった夕暮れ。みるみる冷え込んできて
ヒヨドリは大きく体をふくらませていました。

2月18・19・20日は上郷森の家が休館期間のため20日の金曜日は
お休み。次の教室は27日となります。



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紅白梅

2015年02月16日 | 散歩

買い物に行こうと外へ出ると甘い香りがふわっと漂ってきました。


一番近くの小さな公園の白梅が7分咲き!
普段は遊具に子供たちが遊んでいるのでレンズを向けられないのですが
この日はひとっこひとりいませんでした。


昨年は3月20日頃に水戸の偕楽園へ梅を見に行ったっけ。
4月に作品展が控えている今年はとてもいけそうにないので
近所で楽しんでおこう・・。


梅の香りはジンチョウゲ、キンモクセイの香りとともにだ~い好き!


2羽のメジロがやってきて、あっという間に飛んでいってしまいました。


やや開花が早かった紅梅。


ボリュームのある八重咲き。春らしい色に気分も華やぎます♪


なんて綺麗な猫さん・・・しっぽの先で前足先を包んでいるのも素敵です。
このポーズは寒い今しか見られないのかな?にゃんきちは短いかぎしっぽ
なのでよくわかりません。

強い風にスギ花粉も飛んでいるようで近づく春を感じた近所散歩でした。



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Aさんの日本画完成

2015年02月15日 | 教室風景

Aさんは初冬の光景を描かれました。


「二本の木」 日本画 P10

見上げた姿はうねり樹皮は深く裂けいまだ葉を多く残しているたくましい木は
カシワです。色数を絞った藍色の世界は冬季の厳しさ、森の寂しさを思わせ
ますが下地に入れられた赤茶色や空間の象牙色が温かみをそえています。
生き生きとした枝ぶりに地中深くに広がる根までも感じる迫力ある作品です。

近づいてみました。

カシワの樹皮ははじめから岩絵の具を盛り上げることに決めて墨入れや
下地の暖色も計画的に進めました。金属泥で光の流れをつくった強烈な
存在感をもつ主人公に負けず、空間も粗い粒子の絵の具を重ねています。
枝と葉の細やかな強弱の表現が空間をより広く幻想的に見せています。

ますます表現に深みと凄みが出てきたAさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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2月三回目の教室

2015年02月14日 | 教室風景

森の家入口の白梅が満開になりました。よい香りと湿気を含んだ風に
早春らしさを感じた2月三回目の教室日は晴れ☆


窓の外を通り過ぎる方たちも笑顔。お日様の力はすごいですね!
優しい光で描きやすく、いつにも増して筆が進んだ一日でした。


午後にはAさんとOさんが日本画作品を、SさんとYさんが水彩画作品を
完成させました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

朝はそんなに寒く感じませんでしたがプレオちゃんの窓には氷が。
スクレーパーでかきおとしてから出発しました。

だいぶ水の減った池にも薄い氷が。卵塊の数は変化なし。。


氷の下でゆらゆら動いているヤマアカガエルの卵。
しっかり発生は続いているようです。みんな頑張れ!

フィーッ フィーッ


ずいぶん近くにさえずりが聞こえるので見回すとまさかの目の前!
手前はウソのメス、奥はオスです。
暗い!露出変えたいな~光あてちゃおうかな~もたもたしているうちに


手前のメスは飛んでしまって奥のオス一羽だけに。
ほんとうに美しく愛らしく動きのゆったりした小鳥♪よい朝となりました。

午後の教室が終わり本館へ行くと

「竜巻注意報が出たそうですよ」と職員の方が教えてくださいました。
空を見れば西日を覆いつくさんばかりの黒雲が!

あわてて車に乗ると小雪が舞いはじめました。
さいわいすぐやみましたが・・・本格的な春が待ち遠しいです。


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春の足音

2015年02月13日 | 散歩

気温があがるというので足取りも軽く近所の公園へ♪


ローズマリーの株からはスッキリとしたよい香りが。
蕾がいっぱいついていてこれからが楽しみです。


少しだけオオイヌノフグリも開花していました。
ヒラタアブの仲間でしょうか、飛ぶ虫も活動♪


アーティチョークの根元を見るとナナホシテントウが動いていました。
やはり暖かいんですね。


偶然飛び立つ瞬間が撮れたヒヨドリ
行きたい方向にしっかり視線を向けているようです。


またオナガに会えました。お腹がころっとしているように見えます。


珍しく陸上で食べ物探しをしていたコサギ


ダイサギはやはり敏感でさっと向こう岸の高いところへ行ってしまいました。

こんな上天気の木曜日は久しぶり!今年に入ってから木曜日は雨続き
だったのです。

朝30分歩いただけなのに汗をかき、落ち着いたら寒気がしてきました。
過ごしやすいといってもまだまだ油断はできませんね。


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百華展

2015年02月12日 | その他

作品展のお知らせです。




ビール片手に笑顔でお花見の写真は2009年4月の澤田さん。
大学の先輩であり額装でもたいへんお世話になりました。
まさかこんなに早く旅立たれるなんて・・。


要望をしっかり取り入れてくれる緻密で堅実な作りの澤田さんの額は
多くの作家に愛され、また朗らかなお人柄でとても人気のある方でした。


まるでお花を手向けるように画廊いっぱい飾られた作品は様々な華。
多くが澤田さんの額にいろどられています。


会期は今週土曜日までです。ぜひご高覧ください。

百華展
2015年2月7日(土)~14日(土)
12:00~19:00
(最終日は17:00まで)

柴田悦子画廊
東京都中央区便座1-5-1第3太陽ビル2F
TEL 03-3563-1660


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Yさんの新作水彩画

2015年02月11日 | 教室風景

YさんはWさんご夫妻を描かれました。


「あるご夫婦」  水彩画  F4

Yさんのお仕事先で交流があるご夫婦の肖像です。残念ながらご主人は
他界され、残された奥様への贈り物として描かれました。お二人の骨格の
特徴をとらえるのに時間をかけて鉛筆デッサンされ彩色に入ってからも形を
直しながら塗りこみました。お人柄を知っているからこそのこだわりです。

近づいてみました。


肌の色、とくに影色には試行錯誤が重ねられ、塗ったり洗ったりの
戦いの成果が実感と迫力となって画面に表れています。薄めの眉や
柔らかい唇の表情は自然で、Yさんの特徴である黒色の強い輪郭線
との対比や白地の残し方も面白く、生き生きとした作品となりました。

これから人物画を続けて制作されるそうです。楽しみですね。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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2月二回目の教室

2015年02月10日 | 教室風景

2月二回目の教室日は朝からかなり冷え込んで
お昼まで雪が静かに降り続きました。


絵皿自体が冷えているのですぐ膠が固まってしまいます。
窓の外の風情ある雪の光景を味わいながらゆっくり描き進めました。


撮影を忘れてしまいましたが午後にはOさんがご入会されました♪
新しいお仲間が増えて嬉しいです!

朝8時の池に張った氷の上には雪。

美しい結晶が見えます♪


水の滲み出している岸壁の近くにあるアオキの枝からはツララが!


この日もウソの群れは静かに桜の花芽をついばんでいました。


いつもと変わらずチッチッチッと小さく鳴き交わすアオジたち


越冬している昆虫を探していたアオキのしげみで
息絶えたウラギンシジミを見ました。

本当に寒い一日で森は寂しく、春が後ずさりしたように感じました。



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雨後の池

2015年02月09日 | 散歩

昨日の雨は冷たかったですね!
ようやく上がった夕暮れ、気になっていた池へ行ってみました。


青空がでているけれど気温は低い、寒いっ。これではダメかな・・?


駐車場にプレオちゃんをとめたら、このあたりで時々見かける雄鶏さん登場。
ずんずん近づいてきます。


ふわっふわのお尻に立派なケヅメ。
人なれしているようでしたが距離を保ちつつ・・野生化しているのでしょうか。


ふーむ。。。池の中をじっくり見たけれどヤマアカガエルの姿も卵塊もなし。
まだ寒すぎるのか、激変した環境に数を減らしてしまったのか心配です。


この公園は人があまりおらず生き物がたくさんいるところ。
その奥、カワセミがいて毎春ヒキガエルのカエル合戦も見られる池が!
なんとテニスコートと芝生公園を造るとのことで埋め立てられていました・・。

ショックすぎて足取り重くとぼとぼ歩いていると

カッ カッ カッ
ジョウビタキちゃんが懸命に食べ物探しをしていました。


あの雄鶏さんは帰る頃にはアオキの上で寝る準備をしていました。

カエルも蝶もカブトムシも野鳥もたくさん見られるこの公園。
私は大好きだけれど鬱蒼として市民には人気がないのかもしれません。
広大な面積の木々を切り倒して芝生公園と駐車場に、池を埋め立てて
テニスコートにすれば明るくなって人の集まる公園になるのかな。
税金も納めていない市外の私には何も言えないけれど・・日没とともに
気分まで暗く寂しくなるのでした。


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