朝のうちはけっこう雨が降っていましたが
お昼近くになると太陽が顔を出しました☆
7月はもう折り返しを過ぎお教室ははやくも4回目となりました。
家を出るとき傘が必要ないとよいのですが。まだまだ湿度が高めで
乾きが遅いけれど晴れていると気分が違い筆の進みもよくなりますね。
9月の作品展にむけて集中し快調に制作できました。
午後、Sさんの水彩画作品を撮影できました。
のちほどご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
青空が出たお昼休み、地面から蒸発する水分が湯気のように見え
森はむしむししているものの時折吹く風に助けられました。
アオゲラ2羽がつかず離れず、一緒に移動してゆきました。
暑い!夏はこうでなくっちゃ♪
日向も日陰も大小さまざまな蝶が飛んでいました。
日向ぼっこしていたのはコミスジ。
羽化したてなのでしょうか、ピカピカです。
高い梢で翅を休めていたのはカラスアゲハのおそらくメス。
斜めからだってその宝石のような輝きはわかりました。
コクサギのまわりを飛び回り地面でミネラル補給?していたのは
オナガアゲハのオス。モンキアゲハなど他のアゲハも見ましたが
みな高速で飛んでいて撮影できず。
吸蜜に夢中なヒメウラナミジャノメ
みなこの晴れ間を逃すまいと懸命に活動しているように見えました。
とんぼ池にも行きたかったけれど足が重く時間が足りず。。
休憩ばかりで体力が衰えているのを実感し、さらにせっかく作った
お弁当を家に忘れてきたことに気づき疲れが倍増しました。
久しぶりに青空が出た日はなんとお休み。
前日大腸の検査をして少々お腹の調子がおかしかったけれど
森が気になる!洗濯機を2回まわしてから家を飛び出しました。
汗を拭きながら木漏れ日の森を歩くのはいつぶりでしょう。
ニイニイゼミがないていました。
抜け殻がナウシカの王蟲みたい。。
雨続きで湿っている森にタマゴタケを探したものの見つからず
イグチの仲間が少し出ていたくらいでそれも虫だらけでした。
代わりに
ヤマアカガエルが出てきてくれました♪
下からパチリ。
じっとしていると蚊やメマトイがたかってきます。
日当たりのよいところにはニホントカゲ
この日は期待していたヘビ類には会えませんでした。
おおきなナナフシも。
途中地面が深く掘り返された場所がありそこには大きなイノシシの足跡
がありました。出会ったら大変!
今まであった道がうっそうとして見えなくなっている。。
マダニがいるかもしれないので進まないほうがよいと頭ではわかっていても
なんて大きい!
オレンジ色のヒョウモンチョウが見えてふみだしてしまいました。
素敵なヒョウモンチョウはメスグロヒョウモンのオスでした。
黒っぽいメスには会えず。
いやな予感がして広い場所にもどってから体を総点検。
するとお尻にヌルっとした感触!ヒルがくっついていました。
ジーパンの上なのになかなか取れず、やっとお尻から剥がれたと思ったら
親指にくっついてしまって写真を撮る余裕はありませんでした。
マダニよりはヒルの方がいいかもしれないけれど…焦りました~。
夏だろうが肌の露出をなるべく少なくしようと改めて思いましたが
同じ森を薄着でランニングしている人がいて驚きました。
ツチアケビに会えた森で探していたのはカエルとヘビでした。
街中ではなかなか会えない生き物たちです。
よかった、まだモリアオガエルの卵のうがありました。
10㎝ほどの塊の中には2.6㎜大の卵が300-800個入っているそう。
毎年、梅雨どきに産卵行動を観察するのを楽しみにしていたのですが
今年はタイミングを逃しただろうと思っていました。
カエル合戦は見れなかったけれど発生の進んだものがちらほら。
無事おたまじゃくしとなって、あとは池に落ちるばかり。
樹上に産み付けられた卵は1-2週間でオタマジャクシに成長。
水の中にはイモリや肉食の水生昆虫など敵がうようよいます。
水面で大きな揺らぎが見え、カエルがいるのは確実!
まだメスを待つオスたちがいるようで探すのに熱が入りました。
樹上に発見~!モリアオガエルは大きいな♪
水中ばかりを見ていたけれど周りをあらためて見直すと
つかまろうと思った木にアオダイショウが!
全長120㎝くらい、魅惑的な生き物です。
気を付けて!
モリアオガエルの眼の虹彩は赤っぽく、とても似ているシュレーゲル
アオガエルの虹彩は金色。森のカエルらしく大きな吸盤を持っています♪
聞きなれない、切迫したような小鳥のさえずりがして
声の主を探すと
高いところに。ヒタキの仲間・・エゾビタキあたりでしょうか?
小鳥の視線の先には
さきほどのアオダイショウがいました。
きっと近くに小鳥の巣があって威嚇の声をあげていたのでしょう。
カエルは跳んで逃げることができるけれど卵やヒナは無理。。
水辺には獲物が多いようで
黒っぽいアオダイショウもいました。
ここにはヤマカガシもいましたが撮り損ねました。
ヘビが見られるのは森が豊かな証拠、会うたび嬉しくなります。
卵を産むのは盛夏。小鳥やカエルたちとの攻防がこれからも見られそうです。
青空が恋しいけれどジメジメした季節も嫌いではありません。
梅雨時だからこそ元気という動植物を探しに思い出の森に出かけました。
カエルはいないか~ヘビはいないか~
きょろきょろしながら湿った森を歩きまわっていたら
迫力ある腐生植物に出会いました。
ツチアケビです!丈は1mほどでしょうか。
ああ、あの人が見たら喜んで小躍りしただろうに。
前回見た時よりも株が倍に増えていました。
光合成はまったくせず土中の菌類から栄養をもらう腐生植物。
近年の日本の研究グループがツチアケビは鳥に種子散布を託している
ことを発表し、それは風による種子散布が主と考えられてきた
ラン科植物における初めての動物による種子散布の発見なのだそうです。
以前バニラの香りがすると聞いたので近づいて嗅いだのですが
私の鼻が鈍感なのか匂いはせず。雨のあとだからでしょうか。
ツチアケビの実は秋頃真っ赤な実をつけるのですが、それはバニラに
似ているということですから香りは乾燥した実からするのかも。
気になってバニラを調べたら、ラン科植物の種子なのですね!
香りを得るのには発酵、乾燥を繰り返す熟成作業が必要なのだとか。
ツチアケビが自然に熟成すれば・・どうなのでしょう。
秋に確かめることができるかな?
腐生植物はもう一種
ギンリョウソウです。
まるで森の妖精。。
あまり珍しいものではありませんが
出会うと嬉しくて撮影せずにはいられない♪
なかなかピントが合いません。ライトで照らすととんでしまうし
細かなところまで見たいのに撮影が難しい。
あまりにも暗いのでヘッドライトにペンライトをつけ
積もった腐葉土でフカフカの森で這いつくばっていると
浮遊しているような不思議な感覚になり時を忘れます。
鮮明なレモン色に染まる倒木が見えました。
これは・・粘菌のようです。
最近粘菌を育てるというテレビ番組を見たばかりなので興味津々。
日に日に表情が移り変わるのでしょうね。
今頃どんな状態になっているのでしょうか。
にわかに森が日没後のように暗くなり雨がぱらついてきました。
鳴き声も聞こえないしカエル観察には遅かったか‥と諦めかけましたが
このあともよい出会いがありました。続きます☆
夕方時間ができたので公園へなごみに行きました。
すでに眠りについていたヤマトシジミの横顔にほっこり
クチナシの花の素敵な香りを吸い込みながら
オオスカシバの幼虫を探したり
カルドンの色にうっとりしたり
いちばんのお目当ては
いたいた☆
猫の後頭部ってなんだかいいな~♪
しょんぼり顔のトラさん、お久しぶり!
みんなどこか人待ち顔で所定の位置に
遅ればせながらミルクティーさん登場♪
小さくひとなきしてからこちらへずんずん来たけれど
今回は尻尾を立ててくれなかった。。
毛づくろいのあとが可愛い☆
白茶さんがうふふと微笑んでいるように見えました。
穏やかな表情をした猫たちは癒し効果バツグン♪
心のさざ波もあっという間に消えていきます。
本日より始まるグループ展のお知らせです。
立体の加山さん以外のメンバーは日本画作品を出品いたします。
私は今回、小さな画面に猫たちがあれこれ楽しんでいるところを描きました。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
「SPLASH2」
シバヤマギャラリー
2019年7月13日(土)~25日(木)
(*日曜・祝祭日はお休み)
10:00~18:00
株式会社シバヤマ
東京都台東区根岸2-1-2
03-3873-9149
JR「鶯谷」駅北口より徒歩1分
朝から霧雨。遠くから見た森は白く霞んで幻想的でした。
日当たりの悪いこの場所のヤマユリの開花は毎年遅めですが今年は特別です。
7月三回目の教室は湿度が高く梅雨らしい一日となりました。
そろそろ晴れてほしいけれど弱い静かな雨は心が落ち着きますね。
集中して描いていると瞬く間に時間は過ぎて、お昼近くに外は明るく。
午後はやや気温が上がり蒸し暑く感じられました。
9月下旬に開催する作品展の準備をいよいよ始めました。
こう降っては飛ぶ虫はいないだろうとあきらめ
頭上の葉裏を見上げながら歩きました。
すると。。
コクサギの葉裏で見ーっけ♪
オオトリノフンダマシです。蜘蛛っぽくなくコロンとして愛らしい☆
他のフンダマシにも会いたいなあ。
コクサギには体長5mmほどのオトシブミの仲間も。
穴だらけのヒルガオの葉には
ジンガサハムシの成虫がたくさんいました。羽化ラッシュ?
葉裏にはフンなのか卵のうなのかいろいろ付いていましたが
時間がなくじっくり見ることができませんでした。
なかなか幼虫を確かめることができません。
穴だらけのイノコヅチの葉裏にはイノコヅチカメコノハムシ
雨が弱まった途端、キツネノボタンにヤマトシジミがとまりました。
顔をあげると草刈りされた野原にジャノメチョウやハラビロトンボが
飛びはじめていました。
いつ頃になるのか?梅雨明けが楽しみです。
Iさんは早春のいろどりを描かれました。
「水辺の春」 日本画 M10
雫をたたえた水芭蕉にリュウキンカ。金銀にきらめく花は清流の
春、萌えいずるエネルギーの象徴です。深く温かみのある背景も
岩絵の具が厚く重ねられ水面の揺らぎと大地の力を感じさせます。
近づいてみました。
構成をじっくり練りデッサンに力を入れるIさん。彩色に入って
からも描いたり消したり、画面とのやり取りは粘り強くその情熱が
作品を輝かせています。光踊る水辺を生き生きと表現されました。
どの作品も華やかで光と陰の描き方が印象的なIさんの過去の
作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のIさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
空を見上げると久しぶりの青空!
雲の割れ間からのぞく程度だけれど嬉しくなってパチリ。
剪定をしなければと気になっていたところがあったので庭を見てまわると
梅の葉にアマガエル
同じ梅の木でも枝によってはアブラムシがびっちり。
それを狙ってテントウムシたちが集まりさらにこんなものがついていました。
初めて見た時は何かの寄生虫かと思ったけれど、これは優曇華の花
(うどんげのはな)とも呼ばれるクサカゲロウの卵。
幼虫はアブラムシを食べる肉食性だそうで、この枝一本にも
何か戦いの痕跡が見られるような。。
こちらはクサカゲロウの一種。幼虫はどんな姿なのだろう?
今はまったく薬剤を散布しないのでいろいろな生き物がいて
巨大なキンカンの木にはアゲハの幼虫。クロアゲハかな?
周りには小さな蜘蛛やカマキリの幼虫も。
トウキョウヒメハンミョウも。
家にある紫陽花は「墨田の花火」。20年以上前植木鉢でいただいた株が
地植えにしたら見上げるばかりに成長してしまいました。
花後すぐに剪定しなければなりません。
真夏に花芽がつくそうなのでバッサリ切るなら今のうち。
夕暮れになってきて蚊が!ここから急いだので
剪定後の写真を撮るのを忘れてしまいました。
切りやすい紫陽花はすぐに終わり、そのままツツジやウキツリボクなども。
アケビの下に大きなフンがありました。
幼虫嫌いな方は要注意。。
↓
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アケビコノハの終齢幼虫でしょうか、大きい!
母を呼ぶと「綺麗だね~・・」としみじみ。このセンスと生き物好きの心☆
自分の自然好きはやはり母からの影響が大きいと思った午後でした。
Yさんは旅の思い出を描かれました。
「奥多摩駅」 水彩画 F4
大きな自然に抱かれる実際の駅舎は素朴そのものですが敢えて
色数を増やし質感の違いを強調することで華やかに表現され
ました。変化に富んだ彩りが奥多摩の四季の移ろいを思わせます。
近づいてみました。
透明水彩、色鉛筆を併用しさまざまなタッチを使い分け鮮明な
色を多く使った画面は夢のようです。これから入る世界への期待
も感じられ見るほどにワクワクします。生命力に満ちた作品です。
ますます表現の幅が広がってこれからの作品が楽しみなYさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のYさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。