朝のうちは気温が低く爽やかな風が吹いていました。
くさむらのなかでくつろぐタマさん。
猫は居心地のよい場所を知っていますね。
7月2回目の教室日は肌寒かった前日とは違い過ごしやすい陽気でした。
梅雨時はどうしても乾き待ちの時間が増えます。
そんなときはお仲間の制作風景を見学し刺激を受けつつ気分転換。
午後にIさんが完成させた日本画作品を撮影することができました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
歩くと少し汗ばむくらい。今年の梅雨は気温が低く感じられます。
緑のトンネルをぬけると濃厚な草の香りがしました。
いつもと違う道をゆくと
たくさんの花をつけたヤマユリの株がありました。
今年初めて、やっと撮影できた。。
満足して歩きだすと目の前をカラスアゲハのオスが横切りました。
目で追うと、さっき撮影したヤマユリで蜜を吸いだしました。
それ走れっ!
必死に、でもぱたぱたと歩くよりもやや速いスピードで戻り
2枚撮影したところでカラスアゲハは飛び去ってしまいがっくり。
なかなか会えないカラスアゲハ、しっかり見たかったな~。
慰めるようにひらりと舞い降りてきてくれたウラナミアカシジミ。
もうそろそろ見納めの時期です。
池の近くにリスアカネが3匹等間隔でとまっていました。
あんなにいたクロスジギンヤンマはどこに。
緑の勢いは少しずつ増して確実に季節は動いています。
真夏の青空が見られるのももうすぐですね。
小さなシジミチョウが紫色に輝く翅を広げていました。
だいぶ傷ついています。何シジミかな?
あとを追いかけると
葉にとまってくれました。
嬉しい!あまり会う機会がないトラフシジミです。
紫色のシジミチョウは身近にいて
よく会えるのは2種。
公園内で伐採されたマテバシイ。のこされた根株から出てきた新芽に
目当ての蝶がいるにちがいないと思い辺りを探すと
ひらりと舞い降りてきたのはムラサキツバメのメス。
尾状突起が特徴で、オスは渋い色合いです。
集団越冬するので冬はその場所を探すのを楽しみにしています。
隣にもチョウが見られる株がありました。シラカシでしょうか。
目をこらすとやはり小さなチョウが枝の先端を歩いています。
ここにいたのはムラサキシジミのメス。
尾状突起はなく前出のムラサキツバメよりも紫色の部分が明るく青寄り。
あちこちで産卵行動が見られ
新芽の先端に産み付けられた卵
葉裏に産み付けられたものもありました。
直径が2㎜弱なのでなかなかピントが合わず。
もう少し後に行けば幼虫に会えるかな?
アリにお世話されている様子を見たい。これからが楽しみです。
雲間からうっすらと青空が見え雨は降りそうにありません。
風も涼やかな緑濃い森を歩くと
小道に黄色い小花がたくさん
キツネノボタンが花盛りでした。
7月最初の教室日は明るい曇りで快適に制作することができました。
秋の作品展まで3か月を切ったので準備を始める頃となりましたが
制作は焦ることなくマイペースで描くことが大切ですね。
午後はうっかりしてSさんがお帰りになったあとの撮影でした。
Yさんが水彩画作品を完成させました。のちほどご紹介いたします
のでお楽しみに☆
やはり梅雨時。光は足りず地面はどこも湿っています。
いよいよヤブミョウガが咲き出しました。夏ですね~。
濡れた土の上を大きな黒いアゲハが行ったり来たり。
あまりにも暗いので光をあてさせてもらいました。
クロアゲハ、それともオナガアゲハ?
はばたく瞬間、後ろ翅前縁に白い帯が見えたのでオナガアゲハのオス
とわかりました。翅の形だけみればジャコウアゲハにも似ていますね。
雨が降ってもいないのに葉裏にサナエトンボがとまっていました。
翅がピカピカ!羽化したばかりで翅を乾かしていたのかな?
気温が低かったのかな。ヤマサナエのようです。
ススキ野原に行くと
数頭ですがジャノメチョウが舞っていました。
このチョウが出現すると本格的な夏はもうすぐだなと感じます。
いつもチェックしている場所のヤマユリはまだ蕾。
次回歩くときには立派な花が見られるでしょうか。
空が明るかった夕暮れ、ふたたび水辺に行ってみました
ピーーーと近くで甲高い声。
見回すと用水路の際にカワセミがきていました。
用水路は水深が浅いけれど大丈夫なのかな?
人工的でまったく生き物の気配がないと思っていた小さな流れ。
カワセミには獲物が見えているのですね。
日当たりのよい場所では早くもミソハギが花ざかり。
蜜がよほど美味しいのか昆虫を引き寄せていました。
トラマルハナバチ
きれいなモンシロチョウ
ほかにもツマグロヒョウモンやミツバチが見られました。
これからマメコガネなどが群がるのでしょうね。
近くにはモンシロチョウのカップルも☆
いつもその下を通り過ぎていたけれど注意してみたこともなかった木。
「ヒトツバハギ」という名札がつけられていて
ちょうど極小の花が咲いていました。
この花に小さなハチたちがかわるがわる訪れるので見ていると
産卵管の長いハチ!
ライトをあてさせてもらってパチリ。
お尻から2本出ている。。
寄生バチの仲間なのだろうと思い帰宅してから検索してみましたが
種類が多くで断念。
梅雨時は日中でも暗いので防水ペンライトが大活躍しています。
青空が恋しい!
日差しが眩しい!何日ぶりでしょう。
やっと晴れたお休みの日、重い腰をあげて病院に行き
思いのほか時間がかからなかったので嬉しくなり公園に立ち寄りました。
ミルクティーさんはいるかな?
なんと!
私を見ると小さくひとなきし尻尾をたてて一直線にこちらへ。
そして頭をこすりつけてくれたのでなでさせてもらいました~♪
う、うれしい。。
毅然としたミルクティーさんにはいつも挨拶し撮影させてもうらうだけで
今まで触れたのは私から数回のみ。
ミルクティーさん側から距離を縮めてくれるなんて初めてです。
ふわ~
ふっ・・
いつも癒しをありがとう♪
中年期を過ぎているのかな。手触りも夏毛のためかぽそぽそとしています。
数年前の出会いから一目でひきこまれる魅力がありましたが今も変わらず。
小さなハーブ園も見に行きました。
いい香り~!
ラベンダーが花盛りです。
ヒメアカタテハに
トラマルハナバチ
他にもミツバチやクマバチも訪れていました。
ツマグロヒョウモンもブンブンと。
憂鬱な朝から一変、よい一日となりました。
ようやく時間ができたのでちょっと遠くの公園へ。
時折雨が降ってきますが傘をさすほどではありません。
伐採した木を積み上げてあるのでキノコがよく出るところに行くと
白い!葉緑素を持たない腐生植物のようです。
丈は20cmほど。こちらは盛りを過ぎているよう。
こちらはまだ先端に蕾が残っています。
色は透けるように白く形は蘭の花に似ています。
帰宅してから調べるとタシロランという名前の菌類と共生する腐生植物。
希少な植物のようです。
立ち上がると木の幹に翅のある巨大なアリらしきものが歩いていました。
結婚飛行を終えた女王アリなのかな?
あっという間に地面に降りたので翅を落とす瞬間が見られるかも!
と追い続けましたが枯葉の下に入ってしまった。。
その枯葉の間で動くものが。
ヒキガエルの赤ちゃんだ~♪
体長10mmほど、まだオムツをしているみたい・・がんばれ!
さんざん蚊に刺されてしまったので暗い場所から退散。
途中トラさんに会いました。
元気にスプレーしているところ。
でも歩く姿がぎこちない。。右前足に体重がかけられないようで
左後ろ足も引いているような。事故にでもあったのでしょうか。
駐車場までついていくと尻尾を立てた猫が駆け寄ってきました。
息がぴったり。仲良しがいてよかったな~。
人がほとんどおらず心ゆくまで目当ての葉を裏返したり花を見たり。
久々の観察タイムに癒されました。
Sさんは水辺の春を描かれました。
「ミズバショウ」 水彩画 F4
冬色が残る森にあらわれた水芭蕉。その瑞々しい彩りを鮮やかに
伸びゆく力を丹念に、細やかなタッチを重ねて表現されました。
枯れ葉ひとつ手を抜かず美しい線で描きあげた清雅な作品です。
近づいてみました。
水芭蕉の白い苞は紙の地を活かし周囲の葉に濃淡の変化をつけ
輝かせました。上部の薄水色が高原の澄んだ大気ときれいな水
を感じさせます。隅々まで心地よくあたたかい。春そのものです。
複雑に重なり合うモチーフに挑戦し続けるSさんの根気強さに
脱帽です。過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のSさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。