昨日、9年前に私も開設に関わった「北海道の山メーリングリスト(略称・HYML)」発足以来、札幌で毎月続いている懇親会が100回を数え、その記念懇親会がこれまで最高人数の54名の参加で大いに盛り上がった。
会場は、最近ずっと続いているつぼ八札幌駅前南口店で、ここに参加することを「つぼ岳登頂」という。登頂は簡単だが、下山が大変。いつもは頂上宴会が5時間も延々と続く・・・まさに体力勝負の山である。
私も、ちょうどいい具合に、午前中に北海道スキー指導者協会三役会議があったので、そちらから旅費をいただいて、夜は、こちらに参加した。
全員が今回の私の一連の癌騒動を心から心配してくださった方々ばかりである。100回記念懇親会が私の快気祝いをかねたような雰囲気で、元気な私の姿を心から喜んでくれるのがうれしかった。みなさんにお礼を言いながら席を回った。いつもは山話題で盛り上がるのだが、今回は癌話題で盛り上がった。参加者の中に、私のほかに4名もの癌克服者がいることも励みになった。
メーリングリスト(ML)というのは、普通はインターネットを通して、情報交流をするのがメインである。しかし、このMLは、それだけに終わらず、この毎月の懇親会が縁で人間関係の醸成へと繋がり、「顔の見えるML」「行動するML」となっている。オフミ登山会のほかに、登山道の清掃や整備、トイレ問題への取り組み、さらには、『北海道スノーハイキング』『北海道雪山ガイド』の発刊などに取り組んできた。
しかし、一番の効果は、それぞれのメンバーの登山のレベルアップへの寄与である。私自身も、このMLが出来るまでは、一人で夏道のある山を夏の間だけ登る独りよがりの山だった。しかし、このMLのお陰で山仲間も増え、山スキー、藪漕ぎ登山、沢歩きなどとどんどんステップアップして、今日に至っている。
100回の内、99回の会計を引き受けてくれた影の功労者・かすみ草さんへの感謝の気持ちの贈呈。
17時から始まったが、私は、自己紹介の終わった21時半ごろに失礼した。翌日の話では、25時まで頑張った人も数名いたとか・・・。おまけに、メンバーの中に記者がいたこともあり、翌朝の北海道新聞の全道版にも写真入りで掲載された。
今日は、札幌市内の八剣山と迷沢山に登って帰った。
山行記録は下記からどうぞ!(明日アップ予定)
http://sakag.web.infoseek.co.jp/hakkenzan2.htm
http://sakag.web.infoseek.co.jp/mayoizawa2.htm