映画化されると聞いて楽しみしていた「沈まぬ太陽」を観てきた。
原作は山崎豊子のミリオンセラーとなった同名小説ではあるが、これを知ったのは、7年以上は前だと思う。札幌のある岳友から「主人公を坂口さんのイメージと重ねて読み続けてしまいました。面白い小説ですので、ぜひ読んでください。」というメールをいただいたときである。
主人公を自分のイメージと重ねて読める小説・・・興味が湧かないはずがない。早速図書館に借りにいったら、全5巻もあってビックリしたが、ついつい面白さに引きずられて読んでしまった。しかし、なぜ、その岳友が自分をイメージしたのか・・・光栄なことではあるが、畏れ多さに押しつぶされそうな思いで読み進めていった。そのことを感想と共に彼にメールで送った覚えがある。
当時、これはフィクションかノンフィクションかと話題になり、多くの反響を呼んだ小説である。モデルとなった実在の人物もいるし、一応フィクションのスタイルはとっているが、この小説を読んだり、映画を観たりした人は、舞台は日本航空でそこに登場する人物は実在の人物と思ってしまうだろう。
しかし、小説である以上、読者を引きつけるために、主人公を美化したり、その引き立て役の悪役の登場もあるだろうし、事実のように見せてはいるが、歪曲したり脚色したりしていることも多くあるだろう。過去に、その部分だけを取り上げた論調の週刊誌記事も読んだことがある。
いずれにしても、純粋にフィクションとして割り切って読んだり観たりすると、非常に面白い感動の一作である。主人公の渡辺謙もみごとなはまり役である。
それにしても、現在、再建問題で揺れている日航にとって、このタイミングでの映画化は頭の痛い、大きなマイナス要因なのではなかろうか・・・・?、
原作は山崎豊子のミリオンセラーとなった同名小説ではあるが、これを知ったのは、7年以上は前だと思う。札幌のある岳友から「主人公を坂口さんのイメージと重ねて読み続けてしまいました。面白い小説ですので、ぜひ読んでください。」というメールをいただいたときである。
主人公を自分のイメージと重ねて読める小説・・・興味が湧かないはずがない。早速図書館に借りにいったら、全5巻もあってビックリしたが、ついつい面白さに引きずられて読んでしまった。しかし、なぜ、その岳友が自分をイメージしたのか・・・光栄なことではあるが、畏れ多さに押しつぶされそうな思いで読み進めていった。そのことを感想と共に彼にメールで送った覚えがある。
当時、これはフィクションかノンフィクションかと話題になり、多くの反響を呼んだ小説である。モデルとなった実在の人物もいるし、一応フィクションのスタイルはとっているが、この小説を読んだり、映画を観たりした人は、舞台は日本航空でそこに登場する人物は実在の人物と思ってしまうだろう。
しかし、小説である以上、読者を引きつけるために、主人公を美化したり、その引き立て役の悪役の登場もあるだろうし、事実のように見せてはいるが、歪曲したり脚色したりしていることも多くあるだろう。過去に、その部分だけを取り上げた論調の週刊誌記事も読んだことがある。
いずれにしても、純粋にフィクションとして割り切って読んだり観たりすると、非常に面白い感動の一作である。主人公の渡辺謙もみごとなはまり役である。
それにしても、現在、再建問題で揺れている日航にとって、このタイミングでの映画化は頭の痛い、大きなマイナス要因なのではなかろうか・・・・?、