
今年の沢納めをしたつもりでいたのに、「道南は暖かいから低山ならまだ沢登りが楽しめる」と、札幌から遠来のお客様3名・・・沢登りの本を3冊も出している沢のスペシャリストganさんが、何を思ったのか、377mの低山である森町の坊主山に石倉川から登るとのこと・・・彼の沢登りの最低標高記録らしい。
天候も良く、暖かかったし、こちらとしても未踏の山だったので、お付き合いすることに・・・。
入渓から頂上まで、距離は3.5kmほどあるが、標高差が少ないし、地図からも見ても、滝などは期待できる地形ではなかった。案の定、1mの小滝が2個程度で、特にこれと言って、驚嘆したり、緊張したりする場面もなく淡々と歩いた。しかし、初めても遡る沢は、それなりに楽しいし、低山でも満足感は大きい。

一面笹で覆われた頂上だったが、二等三角点が直ぐに見つかった。今時期にしては考えられないほどの小春日和で、昼寝でもしたくなるような暖かさだった。直ぐ下から地熱発電所の音が聞こえていた。

頂上から見えた駒ヶ岳。眼下には、ビニールハウスが目立つ濁川カルデラの景観が広がっていた。
下りは南面の沢を下ったが、ずっと涸れ沢だった。しかし、水があったら滝になっているであろう岩崖や急なところが数ヶ所あって、緊張を強いられたり、変化を楽しむことができた。

下山後、デポしておいた車で入渓地点へ戻り、車を回収。彼等と別れて、濁川温泉へ戻って汗を流し、地熱発電所と坊主山の写真を撮って帰路に就いた。
詳しい山行記録は、下記の親サイトからどうぞ!
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