
「函館ハーフマラソン」の開催要項が届いた。今年は定員が倍の4000人になり、制限タイムも10分延長になり2時間50分となった。
今年も参加しようと思ってはいるが、まだ全然走っていない・・・そろそろと思っていたので、手始めに往復10kmある「笹流ダム」までの亀足ジョグに挑戦・・・。家から標高差72mほどのあるので、往路は緩やかな登りだが、疲れが出る復路は緩やかな下りなのが良い。
さて、折り返しの地点の笹流ダムは、日本に現在6基しか存在しない型式・バットレスダムの一つで、その中で、日本で最初<1923(大正12)年>に建設されたダムでもある。
現在でも函館市民の水がめとして稼働しているが、歴史的価値の高いダムであることから、土木学会によって「土木学会選奨土木遺産」に指定されている。また、財団法人ダム水源地環境整備センターの選定で「ダム湖百選」にも選ばれている。
現在のダムは、1984年(昭和59年)に改修工事が行われたもので、当時の外観とは異なっているが、昔から「赤川水源地」と呼ばれて市民の憩いの場や学校遠足の最適の場になっていた。ダムの下は公園として整備されており、ピクニックやスポーツの施設も整っている。春の桜の花見や秋の紅葉スポットとしても有名である。
このダムに初めて行ったのが、小学校4年生の遠足だったと記憶している。当時は、このダムの正面に鉄のジグザグ階段が設置されていて、下から堰堤の上へ直接登れるようになっていた。そこにみんなと一緒に登ったのであろう。途中で、怖くて登ることも下ることもできなくなり、立ち往生した(泣いたかも知れない?)ことを覚えている。その後、どのようにして下りたのか記憶がない・・・高所恐怖症はそのころからだった。

堰堤の上

緑を映す湖面・・・奥は蝦夷松山

堰堤の上から下を見下ろす・・・奥は函館山

藤棚の藤の花のアップ

ドイツトウヒの実

紅葉の頃のイタヤカエデの林

紅葉の頃のダム

桜の頃のダム