癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

570mの山に約9時間!

2015年11月01日 | 登山・旅行

 2時間ほど登った送電線の手前ピークから、その先の南尾根ピーク(505m)と右の目指す570.6峰(三等三角点・我呂)を眺める。
 しかし、この2つのピークの間には深い沢が入っていて、505ピークから左側の源頭部をぐるっと2時間も巻かなくてはならなかった。


GPSトラックログ(登りの全ルートは、国有林境界管理歩道)

 SHOさんから「茂辺地の奥から峩朗鉱山の南西方向に位置する570峰(三等三角点・我呂)まで、国有林境界線の管理歩道が続いているとのことなので、行ってみたい」と誘いをいただく。
 国有林の境界線は尾根を忠実に辿ることが多い。地図で見ると、アップダウンが多い上に、かなりの距離である。しかし、なんとかなるだろうとお付き合いすることにした。

 茂辺地川沿いの道々29号線を走り、戸田の沢林道入口付近を、あちこち1時間ほど歩いたり、車で林道を登ったりして取り付き地点を探したが見つからない。携帯電話の通じるところまで戻って、情報提供者のTaoさんに電話。その結果、「湯の沢林道入口50mほど手前に取り付き地点がある」とのことだった。

 7:55、取り付き地点からものすごい急な尾根を登り、その先もアップダウンの多い尾根を4時間50分も要してゴール地点の570峰に到着。「登ったというより、ようやく辿りついた」という感じだった。管理歩道はここ数年刈払いが入っていない感じで、快適なところとそうでない藪こぎのところがあった。この時期だから丈の長い夏草も枯れていたが、夏なら藪こぎでリタイアしていたかも知れないようなところもあった。

 下りは、ほぼ中間地点の送電線の管理歩道から戸田の沢林道へ下り、林道と道々29号線を歩いて、3時間40分でゴール。 

 わずか570mの低山に、約9時間も要したのは、自分の登山歴で初めてである。9時間もあれば、トムラウシ山だって往復できる。とにかく遠かった!


国有林境界線管理歩道の入口

 
四つん這いで登った急な尾根    その尾根を登り切る手前で名残紅葉に癒される


紅葉の中に続く管理歩道

 
9:30、360.2峰(四等三角点・草山)通過   9:50、送電線ピーク(335m)に建つ鉄塔下通過


送電線ピークから下ったコルから505ピークを見上げる


505ピークの下から函館方面の展望が広がる


11:50、505ピークから西へ方向を変え、570峰との間の沢の源頭部をぐるっと巻いて西尾根に乗る


12:25、いくつものピークを越え、ついに眼の前に標高差70mの570峰への急斜面が迫ってくる


12:45、4時間50分を要して、三等三角点(我呂)が設置されている570峰へ到着


眼下にわずかながら峩朗鉱山が見え、その向こうに木地挽山と駒ヶ岳が見えた


函館山と上磯セメント工場のズーム
下り始めてまもなく、大きな倒木を跨いだときに両足の内腿が攣った。その後、急な登りでその痛みが出て辛かった。


下山は、送電線ピークから送電線の管理道を下り、戸田の沢林道へ

 15:45、20分で林道に出た。その後、林道と茂辺地川沿いの道々29号線を歩き、16:35、車のデポ地点の湯の沢林道入口に到着。とにかく遠かった! 
 お勧めできるルートではないが、タフな超ロングコースを歩いてみたい物好きな方はどうぞ!

もっと多くの写真と詳しい山行記録は下記でどうぞ!
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