世界遺産構成資源の1つ、虹が懸かる白糸の滝
いよいよ後半戦だ。ここから先には富士山登山道がなくなるので、浅間神社はなくなり、富士山が造った自然がメインになりそう。
昨日は、ほとんどが国道と県道歩きだったが、今日は、農道や山中の道、東海自然歩道が多かった。そのせいもあるが、迷ったり、間違ったりしたところが多く、無駄な距離を増やしてしまった。しかし、足の痛みはまったくなくなり、快調に歩ける足になった。
7:10に宿を出て、今日の毛無山登山口の宿に着いたのは16:00で、行動時間は8時間50分だった。歩行距離は35km。
歩いた距離は、コース案内図の距離ではなく、スマホのアプリやGPS で実際に歩いた距離になっている。コース案内図はいろいろな施設の入口までの距離なので、施設の中を歩いたり、他のところにも寄ったり、迷ってうろうろした距離も入っているので、実際にはかなり長くなっている。
宿から出てすぐから眺めた傘雲をかぶった富士山。
あちこちで目にする道祖神。これがある道は古くからある道ということがわかる。
8:35、神馬の桜。源頼朝の巻狩りの際に陣屋を設け、馬を繋いだと伝えられる桜。
この先から白糸の滝までの道がよく判らず難儀した。結果的は舗装された農免道路を進めば良かったのだが、東電の管理用地のゲートにぶつかって戻って、進み直した道がなくなったりで、用水路の脇を辿り、薮をこいで何とか白糸の滝駐車場に到着した。
11:05~11:40、白糸の滝と音止の滝、曽我の隠れ岩と工藤祐経の墓の史跡を見て回った。
音止の滝
このあと、明らかな勘違いで別の道を400mほど進んで白糸の滝駐車場まで戻った。途中から東海自然歩道を進む。
11:30~12:00、湖面に富士山山頂部を映す田貫湖。休暇村富士のホテルで昼食。
小田貫湿原
富士山の傘雲。明日は雨になる兆候。
13:55、世界遺産構成資源の1つ、人穴富士講遺跡。江戸富士講の開祖・長谷川角行が16世紀に修行を重ねた場所。冨士講の聖地として信仰を集めたところ。冨士講関係者の登拝記念碑や供養塔が約230基が設置されている。
角行が修行をしたと伝えられる奥行83mあるという、地名にもなっている溶岩洞窟の人穴。
このあとの猪の頭公園からは自然歩道を歩きたかったが、今日の宿舎は食事がないので、コンビニで買い物をするために、コースを外した、
宿舎へ向かう途中目の前に聳える、妻と一緒に登った二百名山の毛無山。
毛無山登山口近くのキャンプ・宿泊施設・自然体験施設のふもとっぱら。東京農大の広大な施設跡を再利用した施設。手前の建物が宿舎の毛無山荘。6畳間和室の利用料2100円。布団もあり、普通の宿と同じ部屋だが、風呂がなくシャワーだけなのが難点。
宿舎の右上に見えていた富士山はすぐに見えなくなった。