癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

SAJスキー指導者研修会(理論)

2015年11月03日 | スキー・クロカン



 「2016年度全日本スキー連盟 公認スキー指導者研修会(理論)<道南会場>」が、北斗市農業振興センターを会場に開催された。参加者は285名だった。これが始まると、いよいよスキーシーズンになるのだ・・・という感じがする。

 この理論研修は、11月から12月にかけて、道内だけでもそれぞれ14会場で開催される。さらに、12月~1月にかけて、実技研修もそれぞれ14会場で開催される。

 功労指導員となった自分は、研修会参加は免除されている。しかし、まだ現役で指導していることや、多くの指導員仲間と顔を合わせられる絶好の機会でもあり、2年に1度は参加しようと思っている。

 一昨年までは、12年間にわたって務めた函館スキー指導員会会長の立場での挨拶もあったが、昨年からは、気楽に参加できるようになった。




 今年の研修会テーマは、「3本の矢の指導方法の充実」「パラレルターンの指導方法の充実」である。「3本の矢」とは、どこかの国の政権の用語とは違い、基礎パラレルターンへの指導の展開の「パラレルスタンス」「プルークスタンス」「シュテム動作」のことである。

 スキーほど、用具の発展に伴って技術や指導法がめまぐるしく変わるスポーツはない。指導員歴45年になる自分は、そのたびごとに、それを理解し、マスターし、指導に生かすべく苦労を重ねてきた。

 一昨年からは、それまで10年間ほどの「内足主導」とか「自然で楽なスキー」の反省に基づいて、現在の3本の矢が出されてきた。昔に戻って?シュテム動作や横滑りが重要視されている。その意義は理解できるが、自分は、プルークスタンスの滑走プルークからパラレルスタンスへの移行だけで良いと思っている。ただ、横滑りは、基礎的なパラレルターンの指導において、スピードコントロールやターン弧の調節には欠かせない技術であり、今シーズンの実技研修会ではその辺りが中心になりそうな感じだ。

 最近のこのような研修会では、パワーポイントが大活躍である。特に、最近は静止画像と動画を並列で投影できるのが凄い。特に動画は、イメージを捉えるのには欠かせないアイテムである。なお、指導員各位には、『日本スキー教程』の動画部分のDVDも配布されている。