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今回の斉藤浩敏さんの捜索に関わって下さった方々に呼び掛けて「斉藤浩敏さんを偲び 山を語る会」を開催したところ、26名もの方々が集まってくれた。このほかに参加したかったが都合や遠方で参加できない方々が18名・・・合計44名もの方々が今回の捜索に関わってくださったことに改めて驚かされた。数回にわたる捜索活動に参加された延べ人数は130名に及ぶという。
会に先立って、遠藤さんが捜索時に撮影したビデオ映像と斉藤さん自ら撮った最後の山行のビデオ映像を鑑賞して、捜索当時を振り返った。斉藤さんが戻った理由だが、設計山まで約3km地点の750ポコから先の映像がなく、2時間半後にそこまで戻って「やっと戻ってきた。えらい目に遭った」と話して、同じ場所の映像を撮っている。そこにビデオカメラを忘れて取りに戻った可能性が大きい。
勝手に発起人代表を務めた私から今回のこの会の趣旨や感謝の気持ちを話して会は始まった。斉藤さんが所属していた函館ブリガンズ山岳会会長の草刈氏によるレクイエム・秦琴演奏をバックにした壇ふみさんの「満月の滑空」という詩の朗読のCDが流され 静かに斉藤さんを偲んだ。その後、草刈氏による献杯で宴がスタート。
前半は、全員に自己紹介を兼ねて、斉藤さんとの関わりや捜索活動に参加された想いなどを話してもらった。斉藤さんとの面識がない方も大勢いた。後半は、席も入り乱れて、山を中心とした交流が続いた。今回の捜索まで面識のなかった方々も捜索という同じ目的で行動し、仲間意識が芽生え、交流が深まったことは、まさに、山を愛する斉藤さんの最後のプレゼントになったことを実感できた。
3時間に及ぶ会があっという間に過ぎた。最後に、今後の活動として、遺族からいただいた謝礼金を基にして「斉藤さんの終焉地までの歩道を開削し、そこに慰霊碑を建てること、今回の捜索活動を中心とした報告集を編集・発行すること」への協力のお願いと、多くの方々から提案のあった「斉藤さんの命日に、毎年この会を開催すること」を確認し合った。さらに、札幌で隔月に開催されている北海道山岳レスキュー研究会の6月例会に、今回の捜索活動を中心とした講演を依頼されていることも報告した。
最後に、今回の捜索本部を担当してくれた鎌鹿さんの乾杯の音頭で会を閉じた。その後、残ったメンバーでさらに30分以上もお喋りは続き、22:00に打ち上げて会場を後にした。
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