木戸銭払えぬ、「国会のむら芝居」になりませぬように

2009年11月18日 | 世相雑感
         (宵田一座の「むら芝居」、日高文化体育館前にのぼりがズラリ)

8月30日の総選挙で政権交代が決定的となり、9月16日、鳩山さんへの首班指名により民主党政権が正式発足、それからざっと2ヶ月が過ぎましたね。
毎日々々政治のニュースと云ったら、麻生政権の忘れ形見の補正予算をバッサバッサと三兆円削減だ~、
95兆円に達する来年度概算要求を、行政刷新会議の仕分け作業とやらで事業の「廃止」だ、「見送り」だ、「削減」だと云う話ばっかりですね。
選挙の前に確か聞きました。
「民主党のマニフェスト、財源はどうするの」と云う問いかけに、鳩山さんは、
「財源はムダの節減や埋蔵金で賄います。大事な政策を上から上から順番にやっていき、財源との兼ね合いでおのずと事業の中身は決まります」と、
私は95兆円にまず驚きましたが、ムダと埋蔵金で賄うはずの財源なのに、どうして50兆円の国債発行してまで無茶なばらまきマニフェストをやろうとするの、
賛成が少ない高速無料化や、子供、子供と云い過ぎなようですね、
将来の国家戦略を欠いた科学技術予算を削ったり、子供よりも大切な、教育の中身そのものを不安ならしめる教育制度や、教員制度の事、もっと真剣になった方がと思うことがいっぱい、
本当にこの2ヶ月の鳩山政権のやり方見ていて、もうなんか嫌になりそうなのですよ。
さあ、いよいよ具体的にマニフェストを予算化して、論戦の場が国会に移ります。
何ぼガヤガヤ言ってても、国会で審議して予算や法律を通さなくてはなりません。
野党の自民党は、死に物狂いで、民主党の上をいく素晴らしい対案出して論戦してほしいな、
数で負けても、真に国の将来を案ずる国民の支持を得るように、ふんどし締めて、
数でも論戦でも負けたら、ほんとに奈落の底、必死の覚悟でやってね頼むわ、
故郷・宵田区が演じる「むら芝居」は、とっても素晴らしいものですが、
鳩山政権と攻める野党の真剣国会、丁々発止でやっていただき、間違っても木戸銭払えぬ、「国会のむら芝居」になりませぬように願うばかりです。