一生懸命に、真面目に、コツコツと働いている人がいるとしましょうね、
その人は、役立つ品物作るの大好きで、いい物工夫し、儲けを削って、とっても廉価で世界に商品提供しています。
「出来た~、一個360円で売れるぞ、喜ばれるぞ~」と、アメリカに輸出をいたします。
アメリカではこの品物が、一個1ドルでどんどん売れる、儲けは少ないがなんとかやっていけますね。
ところがあると時、「あんたのところは元気がいいので、今日から1ドルは180円ってことにしましょうよ」と決められて、一個の品物の手取りが180円になりました。
180円ではとって作れない困ったな、更に工夫しなきゃ~出来ないよ、下請けのみんなも頑張ってなんとか180円で作ります。
「何とかできるぞ頑張れば、一個180円でも作れます。これを1ドルで買ってちょうだいな」と一息入れて、真面目な人は安心します。
この人とにかく一生懸命に、真面目に、コツコツ働く人です感心します。
ところが、「あんたのところは元気がいいから、今日から1ドル100円にしまっせ」と、勝手にどんどん決められますね。
「こりゃ適わんわ、日本人に給料払えんし、下請けもこれ以上無理を頼めんし、中国で作ってもらおう」と考えますね。
もうかれこれ20年近くもデフレで苦しみ、それでもなんとか頑張る人です。
品変え手を変え、工夫をします。なんせ、この人一生懸命に、真面目に、コツコツと働く人です。
ところが最近おかしいですね、世界中から何の恨みか「1ドル85円でどうですか」、いじめじゃないかと卑屈になるほどひどいです。
なんぼ真面目なこの人も、どうしても一個85円では作れませんね。
こんな円高なぜなるの、このままだと製造企業の約4割が、工場や開発拠点を海外に移す、日本の職場がなくなりますね。
製造業がなくなれば、銀行だってサービス業だって全ての企業が困ります。何でこんなことになるのでしょうか?、
こんな事こそお国の大事、国ってものは何の為にあるかと言えば、国民の生命、財産守り、さらに大事は国民の仕事、職場の確保が使命です。
評論家は、「政府や日銀の為替介入なんて、太平洋に目薬さすほどしか効果ない」なんて、無責任な事云ってますが、世界に伍して、どうして戦略的に自国に有利な為替相場を目指さないのか、ニッポンってなんでこんなに苦労なんでしょう、つくづくこんな悲しみ感じます。
《社会主義 よほど上手いよ 金儲け》