(今日のふるさと豊岡の街は、ジャ~ジャ~降りです梅雨の雨、
アトムの店は、そんな雨でもエアコン工事をいたします。・・豊岡駅前にて)
夜、役員が集まって商工会にて会合です。
何の会合かと申しますと、日高町の商店会連合会と云うわずか21店舗の集まりの、夏の中元大売出しの中身を決める会合なのです。
もうかれこれ20年も、それ以上もやって来ましたかね。
田舎の町、日高町のちっちゃな商店が寄り集まって、大袈裟な名前の商店会連合会なんです。
連合会なんて名前はその昔、日高町の各地区にはそれぞれ商店街がありました。まだまだ街の商店華やかりし頃です。お店の数もずっとずっと多かった、各地区の商店街が寄り集まっているから、商店街連合会なんて呼んでいました懐かしいですね。
一軒やめ、一軒なくなり、商店街というにはあまりにも少ない店の数、当店の国府地区なんぞはわが店一軒の寂しいことになりました。
とうとう、名称も「商店街」改め、「商店会」となったわけです。日高町商店会連合会のあまりに小さなお話しです。
司会の食料品店さん:「この夏の中元大売出しはいかがいたしましょうか」
他のお店:「予算も残り少ないけれど、しゃあないわな、何とか細々(ほそぼそ)とでもやろうな」
食料品店さん:「本会計から売り出し会計に回せるお金は、ほとんどありません」、「それでも何とか考えますか」
他のお店:「お金がないって、そんなにないのですか。昨年は10万回せたわね、今年はないの、2万でも5万でもないのですか」
食料品店さん:「ガラポン抽選会をすると、会場のアルバイトやら会場費やらで3万も4万もいるの、何なら昔やった福引券方式にしようかね」
他のお店:「福引券方式は安くつくのですか」
他のお店:「福引券方式は盛り上がらんやろ、ちっちゃくても地味でもガラポン抽選会場は賑わうよ、売り出しらしい風景になるもんね」
食料店さん:「実は、日高の夏祭りが7月28日(日)なのです。それにかぶせるようにすると、ガラポン抽選はは8月2、3日(金、土)になって豊岡の柳祭りにかぶります」、「なので、ガラポンよりも簡単な福引方式にしてはどうかと思います」
他のお店:「補助券10枚でガラポン一回を、福引券方式にすると4万枚も5万枚も券を印刷して、それにナンバリングせなあかんわな、印刷が高くつくわ~」
他のお店:「福引券を50枚も100枚ももらっても、3万枚の中でペアで食事券50組なんて、当たらんわな、600分の1では当たらん当たらんで文句が出るわな」
食料品店さん:「それでは、節約型の景品を地味にして、ガラポン方式にやっぱりしますか」
食料品店さん:「予算の面からどう見たって、去年より地味に景品を考えますよ」
他のお店:「一等、コウノトリの山本米をやめたらどうかね、4万円以上節約できるで」
他のお店:「あのな、なんぼ地味な売り出し云っても、一等がまさか500円の日高商品券では寂しいで」
他のお店:「このアサヒ本生300本当たるって、たったの缶ビール一本ずつもらっても喜ばんで~、これやめたらいいがな」
他のお店:「そうだそうだ、同じ予算なら、ペットボトルのお茶の大きいのがいいがな」
他のお店:「そういっても、寂しいな~。一等が山本米5キロであとはティシュやお茶や、子供のお菓子の小さな袋、地味だね~、つくづく思うわ」
食料品店さん:「ああでもない、こうでもない云っていても決まりません。本会計からの補助は5万、景品は昨年より3万削って決めます」
電気屋さん:「ああでもない、こうでもないと決まりませんね。雨なのに今日はエアコン工事でクタクタです。眠たいです早く決めましょうな」
食料品店さん:「一等山本米5キロを20本、2等は500円の商品券を半分にして30本に、本生はやめます。あとはティシュ、ペットボトルのお茶、お菓子にします」
他のお店:「地味でもいいです。お茶でも、お菓子小袋でも、ガラポンした人は喜んで帰られますよ」
他のお店:「なんといっても、予算も店も少なく、本当にスケールの小さなことばっかりですね」
電気屋さん:「結局去年と一緒、いや、もっとスケールが小さくなりましたが、何とか頑張りましょう。もう9時過ぎたわね、これで今日の会合終わりにします」
疲れましたな~、
たったこれだけのことを決めるのに、ああでもない、こうでもないと延々遠う回り、
ガラポンだ、やれ福引券だと延々と、結局元に帰ってガラポンを、それも景品とっても地味にして、決まりましたねやっとです。
ふるさと但馬の田舎町、田舎の町の小さな小さな、無茶苦茶スケールの小さなお話しでした。
《売り出しも いつまでやれる 予算無い》
アトムの店は、そんな雨でもエアコン工事をいたします。・・豊岡駅前にて)
夜、役員が集まって商工会にて会合です。
何の会合かと申しますと、日高町の商店会連合会と云うわずか21店舗の集まりの、夏の中元大売出しの中身を決める会合なのです。
もうかれこれ20年も、それ以上もやって来ましたかね。
田舎の町、日高町のちっちゃな商店が寄り集まって、大袈裟な名前の商店会連合会なんです。
連合会なんて名前はその昔、日高町の各地区にはそれぞれ商店街がありました。まだまだ街の商店華やかりし頃です。お店の数もずっとずっと多かった、各地区の商店街が寄り集まっているから、商店街連合会なんて呼んでいました懐かしいですね。
一軒やめ、一軒なくなり、商店街というにはあまりにも少ない店の数、当店の国府地区なんぞはわが店一軒の寂しいことになりました。
とうとう、名称も「商店街」改め、「商店会」となったわけです。日高町商店会連合会のあまりに小さなお話しです。
司会の食料品店さん:「この夏の中元大売出しはいかがいたしましょうか」
他のお店:「予算も残り少ないけれど、しゃあないわな、何とか細々(ほそぼそ)とでもやろうな」
食料品店さん:「本会計から売り出し会計に回せるお金は、ほとんどありません」、「それでも何とか考えますか」
他のお店:「お金がないって、そんなにないのですか。昨年は10万回せたわね、今年はないの、2万でも5万でもないのですか」
食料品店さん:「ガラポン抽選会をすると、会場のアルバイトやら会場費やらで3万も4万もいるの、何なら昔やった福引券方式にしようかね」
他のお店:「福引券方式は安くつくのですか」
他のお店:「福引券方式は盛り上がらんやろ、ちっちゃくても地味でもガラポン抽選会場は賑わうよ、売り出しらしい風景になるもんね」
食料店さん:「実は、日高の夏祭りが7月28日(日)なのです。それにかぶせるようにすると、ガラポン抽選はは8月2、3日(金、土)になって豊岡の柳祭りにかぶります」、「なので、ガラポンよりも簡単な福引方式にしてはどうかと思います」
他のお店:「補助券10枚でガラポン一回を、福引券方式にすると4万枚も5万枚も券を印刷して、それにナンバリングせなあかんわな、印刷が高くつくわ~」
他のお店:「福引券を50枚も100枚ももらっても、3万枚の中でペアで食事券50組なんて、当たらんわな、600分の1では当たらん当たらんで文句が出るわな」
食料品店さん:「それでは、節約型の景品を地味にして、ガラポン方式にやっぱりしますか」
食料品店さん:「予算の面からどう見たって、去年より地味に景品を考えますよ」
他のお店:「一等、コウノトリの山本米をやめたらどうかね、4万円以上節約できるで」
他のお店:「あのな、なんぼ地味な売り出し云っても、一等がまさか500円の日高商品券では寂しいで」
他のお店:「このアサヒ本生300本当たるって、たったの缶ビール一本ずつもらっても喜ばんで~、これやめたらいいがな」
他のお店:「そうだそうだ、同じ予算なら、ペットボトルのお茶の大きいのがいいがな」
他のお店:「そういっても、寂しいな~。一等が山本米5キロであとはティシュやお茶や、子供のお菓子の小さな袋、地味だね~、つくづく思うわ」
食料品店さん:「ああでもない、こうでもない云っていても決まりません。本会計からの補助は5万、景品は昨年より3万削って決めます」
電気屋さん:「ああでもない、こうでもないと決まりませんね。雨なのに今日はエアコン工事でクタクタです。眠たいです早く決めましょうな」
食料品店さん:「一等山本米5キロを20本、2等は500円の商品券を半分にして30本に、本生はやめます。あとはティシュ、ペットボトルのお茶、お菓子にします」
他のお店:「地味でもいいです。お茶でも、お菓子小袋でも、ガラポンした人は喜んで帰られますよ」
他のお店:「なんといっても、予算も店も少なく、本当にスケールの小さなことばっかりですね」
電気屋さん:「結局去年と一緒、いや、もっとスケールが小さくなりましたが、何とか頑張りましょう。もう9時過ぎたわね、これで今日の会合終わりにします」
疲れましたな~、
たったこれだけのことを決めるのに、ああでもない、こうでもないと延々遠う回り、
ガラポンだ、やれ福引券だと延々と、結局元に帰ってガラポンを、それも景品とっても地味にして、決まりましたねやっとです。
ふるさと但馬の田舎町、田舎の町の小さな小さな、無茶苦茶スケールの小さなお話しでした。
《売り出しも いつまでやれる 予算無い》