映画『あなたへ』を鑑賞しました。

2013年06月30日 | ふるさとの話
(もうじき夜8時というのにまだ明るいわ、今日は晴れてる日の入りも一年一番遅いです)


今日は、一年半分真ん中の日です。

一年の半分を無事に過ごせた感謝と、残り半年を無事過ごせますようにと祈る、夏越(なごし)の大祓(おおはら)いの行事が各地で行われる日ですね。

ふるさと但馬の豊岡の地でも、九日市(ここのかいち)にあります御女代(おみしろ)神社で、茅で作った大きな輪を人がくぐる行事が行われます。



(豊岡市民会館にて、映画 “ 『あなたへ』 ” を鑑賞しました)


昨年の8月に公開された、高倉健主演の映画『あなたへ』を、豊岡市民会館・文化ホールで鑑賞しました。

高倉健さん演ずる富山刑務所の刑務官、その妻を演ずる田中裕子さん、
亡くなった妻から届いた絵手紙には、生まれ故郷の海に散骨してほしいという妻の想いが記されている。そんな出だしから物語は始まり、
高倉健さんが、妻の生まれ故郷へ、妻と全国を旅する筈だった車で旅立ちます。

富山を出発して、飛騨高山、京都・大阪、そして兵庫県は和田山町に立ち寄り、下関から長崎県平戸への旅です。

その先々で出会う人々とのふれあい、人々が抱える人生の迷いやむずかしさ、亡き妻との回想シーンと織りなして、切なくも悲しい妻との思い出の旅の物語なのです。

田中裕子演ずる童謡歌手の美しい歌声が、響き渡る和田山町竹田城跡でのシーンは、この映画の中でも最高の印象的場面となりました。

この映画が公開された一年前からでしょうか、映画に出てまいります息をのむような竹田城跡の絶景をご覧になったからでしょうか、ふるさと但馬の竹田には、現在のところ、凄い観光客の人人人の波ですね。



(以下の写真は、一昨日の読売テレビ、午後8時の番組「ネプ&イモト世界番付」より)


二日前の夕食の時です。
テーブルのテレビは10チャンネルです。ゴールデンタイムに、「ネプ&イモト世界番付 祝!!富士山! 世界遺産&日本の超絶景ランク」と云う番組を見てしまいました。

その中で、世界に誇る日本の絶景と云うコーナーでは、

一年に20日しか見られないという、超美しい干潟模様に映る夕日の「御輿来海岸」の第3位、
超神秘的な真っ青な水をたたえる「青い池」が第2位に、

そして、なんと日本の絶景第1位は、ふるさと但馬の「竹田城跡」ではないですか。





番組では、

日本の絶景第1位の竹田城跡を、日本のマチュピチュ、天空の城として紹介していましたね





天空に浮かぶ城として紹介されていました。
和田山町竹田にあります竹田城跡は、標高350m余の山上に、広大な石垣の残る日本屈指の規模ですね。

竹田城は今から約550年前のことです。
嘉吉3年のころ、但馬守護で出石城主・山名持豊(全国の六分の一を治めていたため六分の一殿と呼ばれていた山名宗全)が、当初は土塁で築城し、山名氏の武将、太田垣氏が七代にわたって城主となって、築城に努めた山城です。

その規模、南北に400m、東西に100mの総石垣造りの山上に築いた壮大なものです。
山上にあたかも虎が伏せているような様相を見せる姿から、別名を「虎伏(とらふす)城」とも呼ばれているのです。

過去、映画のロケ地としても使用され、映画「天と地」では石垣の上に撮影用セットの城まで作ってしまいます。
但し、竹田城とか竹田城跡とか、ズバリの名前での登場は、今日市民会館で観た、高倉健の「あなたへ」が初めてのようですね。









春の桜、秋の紅葉、冬の雪景色、それになんと云っても、雲海に浮かぶ石垣の絶景は格別なのです。
息をのむ竹田城跡の絶景の素晴らしさ、世界に誇る日本の絶景第一位になるのも、すべからぬものですね。




子供のころは竹田城に遠足は定番でした。
そして、子供のころから大人になって、播但線の列車に乗って竹田駅を通過する時です。
「見てみて、あれが竹田城だで、山のてっぺんに凄いな~」と、窓の外から上を見て、子供も大人も叫びます。
まるで大袈裟に云いますと、新幹線の車窓から「富士山が見えたみえた、あれが富士山だよ~」って云う感じです。



《誇りです 竹田城跡 日本一》