生活

とりとめもなく

元祖ビジュアル系

2009年09月27日 21時47分52秒 | Weblog
今日は午前中からぶらりと築地へ。日曜日なのに場外市場にやたら観光客ふうの人たちがいた。日曜に来ても開いてる店なんかないじゃんかーと思ったのだがそういう観光客相手にちゃんと開いてる店がけっこうあって意外だった。
都は老朽化という名のもとに築地市場を豊洲のほうへ移転させたいようだが、その予定地が土壌汚染されてるとゆーことでなかなか話が進まないらしい。まあ汚染の件がなくても市場の人たちは築地を捨てなかったと思うが。
いったいこの先どうなるのだろう。すでにゆりかもめの、豊洲の次の次は何もないのに「市場前」という駅名がついてしまっているがもしかしたら「市場前になるはずだった」駅になるかも・・・
なんて考えながら築地本願寺はす向かいのスターバックスコーヒーに入った。なんとか9月中には華麗なる一族の中巻をやっつけたいのだ!コーヒーというガソリンがなければ読書が遅々として進まない厄介な体なのだ!
しばらく本を読んでほどよきところで東銀座へ。歌舞伎座前でキョーコさん、しずたろうと待ち合わせているの(歌舞伎座のあの素晴らしい建物はすでに取り壊しが決まっている。惜しい)。
会ってすぐに「ハンバーグの美味しい店AOI(エーオーアイ)」へ行った。確かにジューシーで美味しく、しかも安い。
そしてその後は京橋まで行ってケーキを食べた。銀座にありながらケーキ・ドリンクバーつきで500円!この店やってけるのだろうか・・・
さて充分に時間をつぶしたところでル・テアトル銀座へ。美輪さまの恒例の秋のコンサート「美輪明宏音楽会・愛」を楽しむためです。毎年春はお芝居、秋は音楽会と決まってるのだが去年はわけあって両方ともお芝居だったので二年ぶりの音楽会でとても待ちわびていたのです。
私は、あえて言うと、強いて言うと、美輪さまはお芝居より音楽会のほうが好きなのです。歌はもちろんのこと、歌の合間のおしゃべり(というよりかは長いおしゃべりの合間に歌ってる感じだけど)も面白くてためになるし、何より幸せな気分になる。
今回はおしゃべりが殊更長かった気がするし、歌の演目もかなりゴージャスだった。第一部は日本の古きよき叙情歌と美輪さまの筆による歌を数曲、その合間に戦中戦後の話なんかをなさっていた。ご本人が「百年くらいぶりに歌います」とおっしゃっていた歌も何曲かあって貴重な経験ができたわー
第二部はシャンソンばかりで「ミロール」や「愛の讃歌」といった私の好きな歌もやってた。嬉しいな~
アンコールは「花」でした。「老女優は去りゆく」が聴きたかったなあと思ったが、「花」を歌い上げるのを観たらこういう時代のためにはこういう曲がやっぱり良くて、ぞくっとして確かに寿命がのびた。
あっという間に音楽会は終わりその後は築地まで歩いてって数々のお寿司屋の「二週間前にはヒュー・ジャックマンも来ました~」「うちのほうが美味しいよ~」というへんてこな呼び込みの声をかわし「廻るすしざんまい」に入った。
生たこえんがわさんまサーモンたい平目カンパチ子持昆布なんかを食べてすっかり満腹に。
しずたろうとキョーコさんを築地駅までおくり、私は隅田川を渡りたい気分だったので勝鬨方面へ。
かつて勝鬨橋は大きな船を通すため橋の真ん中が跳ね上がるように開いていたらしい、そのうえかつての銀座っ子・うちのパパが言うには、橋の上を都電(路面電車)が通っていて橋が開く時は手前で停まって待ってたんだって。もちろん自動車もね。東京でそんな悠長なことが行われてたなんて、古きよき昭和よ、なかなかのもんだな。
いやーそれにしても、ハンバーグ食べてケーキ食べて美輪さまの歌を聴いておすし食べて勝鬨橋を渡って帰るなんて、なんて良い日なんだろう!フフンフン鼻歌まじりに橋を渡ろうとしたら「撮影やってますので反対側を渡ってください~」だってさ!?ムムム・・・(露骨にいやーな顔をしてしまった。修業が足りんな)最後の最後にテレビ局の傲慢と遭遇。よーし向こう側の歩道から誰がいるか見てやるんだ~見てみてやるんだ~と目をこらしたが片側二車線の距離は遠く、顔の小さい女子がいるような・・・としかわからんかった。
まあいいや、また晴れた日の昼間にでも来て勝鬨橋を堪能しよう。
やっぱり今日は良い日だった。何十年後もこうして一緒に歯のない口でハンバーグを食べられたら良いね。とわに。
コメント (2)
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