生活

とりとめもなく

アンチヒーロー

2010年08月15日 22時13分23秒 | Weblog
やれやれ
お休みだから寝坊したかったのだが、政治結社の街宣カーが朝から騒々しく町をながしていて目が覚めてしまった。今日は終戦記念日か。65年。
それでもお盆はふだんに比べてお休みの会社が多く、田舎のあるひとは田舎へ帰って、都内はのんびりした空気になるから私は好き。
でも暑いから今日はあまり外に出なかった。暗い部屋でDVDを観ていた。せっかくの休みなのにもったいないが・・・
 「太陽を盗んだ男」
長谷川和彦監督の1979年の作品。主演は沢田研二さんと菅原文太さんです。
もうずっと昔から観たいなーと思ってて、10年以上前に深夜映画を録画したことがあるのだが結局観ないままどっか行ってしまった・・・というか知らないうちに実家のビデオが親に処分されてた
そういうわけでDVDを買ったのだった。
ふだん中学校で理科を教えているさえない教師・城戸(沢田研二さんです)が東海村の原発からプルトニウムを盗んで自分のアパートで原爆を作り、それをネタにして警察や政府をおどして自分の要求を通すのだ。しかしそうして何をしたいのかと考えると何も浮かばず、とりあえず「ナイター中継を途中で終わらせず試合終了まで放送しろ」とか「ローリングストーンズを呼んで日本武道館公演」とかそういったことなのだ。そのへんまでは面白いんだけどその後とにかくハチャメチャになってわけわかんなくなる。でもスゴイんですよ・・・実際のメーデーの行進のなかで撮影したり、あとカーチェイスが半端ない
現代日本ではいろいろなものが邪魔をしてきっとできないであろうことがギューっと詰め込まれていて面白かった。
そしてジュリーが若くてカッコイイ。最初のうちはジュリーのカッコよさばかり観てて話はどうでもいいような気になった。池上季実子さんも美しい。そして可愛い。
30年前の新宿とか渋谷とかのロケが多くて、街並みを今と比べてみるのも面白いです。渋谷東急デパートという設定なのにどうやら日本橋っぽいな・・・という部分もあったが・・・
ジュリーはこのころ歌手として絶頂期であったろうに(「カサブランカ・ダンディ」とか「Oh!ギャル」のころ)4月下旬から8月上旬まで撮影して、その年の10月6日には封切られているとゆーあまりの迅速さに度肝を抜かれる。だっていま映画って、1~2年前に撮影したやつがやっと封切らる、って感じじゃないか?
あーなんかすごすぎてお腹いっぱい。
 おやつに桃
コメント
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