生活

とりとめもなく

新・これ読んだよー

2011年07月03日 21時34分38秒 | Weblog
読んだ本の覚え書きシリーズのタイトルは「三匹が斬る!」を参考にしています。
今日は5月に読んだ本↓


誉田哲也「インビジブルレイン」
女刑事姫川玲子シリーズの長編。事件云々よりも菊田とくっつきそうでくっつかない玲子が気になる。その玲子の前に現れたやくざの親分がなんか良い感じでふたりは刑事とやくざという身分も忘れて(いや忘れてないから罪悪感のようなものがあるのだ)猛烈に魅かれあうのであった。疾風ガールシリーズの登場人物も微妙に出てきたりしてちょっとニヤリとする。
そして言わずもがな、人がいっぱい死ぬ。


誉田哲也「武士道エイティーン」
こっちは人が死なない青春もの。武士道シリーズの第三弾。今までは香織と早苗の視点からの章が交互に書かれてたんだけどこの巻に限ってはそれに加えて早苗のお姉ちゃんとか香織のお師匠とかの章も入る。ほんとにもーうまくできてる。そしてとうとうふたりの女子は大学生と浪人生になります。


三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」
これは直木賞受賞作の連作短編。「風が強く吹いている」の人が書いた本だね・・・
このたび主人公のふたりが瑛太と松田龍平で映画化されるということでそれを観る前に読んでおくかと思って慌てて読んだんだけど、予想よりちょっと面白かった。ちょっと面白い。ちょっと良い。


森見登美彦「夜は短し恋せよ乙女」
これはちょっとなーくせがあるので好ききらいが分かれるところだ。私は、好きでもなく、嫌いでもなく・・・なんかくせになるというか。


松本清張「Dの複合」
店長が「Dの複合は面白いぞー面白いぞー」としつこく言うのでどんなもんかと思って読んでみたのだが、まあ面白いっちゃー面白いが、ちょっと都合良すぎやしませんかという話だった。偶然に偶然が重なりすぎるというか。


伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」
これはかつて瑛太と松田龍平で映画化されたの作品の原作なので読んでみました。東北の大学に入学した主人公が、アパートの不思議な隣人につきまとわれ、本屋で広辞苑を盗むのを手伝わされるのだがいったいあれはなんだったの。という話で、その謎をひもといてみればあきらかになる哀し過ぎる過去の出来事。
映画を観て「面白い要素はたくさんあるんだけどなんか微妙だなあ」と思ったものだが、小説の造りが難しく、きっと映画というざっと通した知識がないといきなりこれを理解するのは無理ではないかとさえ思う。

5月はこんな感じだった。
次は6月を書けたらいいな。
コメント
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