生活

とりとめもなく

代官山コールドケース

2014年10月20日 22時06分04秒 | 読書
最近まで読んでた本

佐々木譲「代官山コールドケース」
17年前に代官山で起きたカフェ店員の殺人事件、それは被害者の恋人が被疑者とされたが失踪しその後死体で見つかったため被疑者死亡で不起訴となった。しかし現代、川崎市中原区木月で起きた殺人事件の現場で採取たされたDNAは、17年前に代官山の現場でも見つかったもののうちの1つと一致した。これがもし同一犯による連続殺人ならば、かつて被害者の恋人を被疑者とした警視庁渋谷署の大失態である。冤罪である。
これが神奈川県警側から掘り起こされ真犯人を発表されては警視庁の面目まるつぶれであるからして、特命捜査対策室の水戸部よ、神奈川県警より先回りして代官山の事件を洗い直し、さらには事件を解決しなさい!
という話だった。
前作の、新宿区は四谷荒木町を舞台とした「地層捜査」に続くシリーズ第二作でも水戸部は大活躍!捜査一課の女デカ朝香さんという才女を相棒に、たった二日で解決してしまう。
この小説のなかでは代官山の事件と川崎の事件の他にも西日暮里の事件があるんだけど、この西日暮里の事件に関わってる時田というキレ者の刑事(当時代官山の事件にも携わっていた)、警視庁の科捜研にいる水戸部の親友の中島、そして水戸部と朝香の特命捜査対策室という3つの視点から描き次第に真相が浮かび上がってくる過程が本当に面白いので久しぶりに「あー早くおうち帰って続きが読みたーい!」って思う本だった。
また「地層捜査」も読みたくなったー
コメント
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