生活

とりとめもなく

アルキメデスの大戦

2019年08月02日 22時10分45秒 | 映画
昨日観た映画を書きとめておく。
山崎貴監督の「アルキメデスの大戦

原作は漫画らしい。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっているmoviewalkerから引用させていただきます↓
第二次世界大戦を数学者の視点で描いた、三田紀房の同名コミックを山崎貴監督が映画化した人間ドラマ。巨大戦艦の建造に異を唱える海軍少将・山本五十六と、彼に協力することとなった天才数学者が軍部に立ち向かっていく。主人公の数学者を菅田将暉、山本五十六を舘ひろしが演じる。VFXで甦った戦艦大和の雄姿も見どころ。
1933(昭和8)年。日本は欧米列強との対立を深め、軍拡路線を進み始める。海軍省は秘密裏に世界最大の戦艦・大和の建造を計画。海軍少将・山本五十六(舘ひろし)はこれからの戦いに必要なのは航空母艦だと進言したものの、世界に誇れる壮大さこそ必要だと考える上層部は、戦艦大和の建造を支持。巨大戦艦の建造がいかに国家予算の無駄遣いか算出し、その裏に隠された不正を暴くことで計画を打ち崩そうと考えた山本は、軍部の息がかかっていない協力者として、100年に1人の天才と言われる元帝国大学の数学者・櫂直(菅田将暉)に目をつけた。数学を偏愛し大の軍隊嫌いという一筋縄ではいかない変わり者の櫂は頑なに協力を拒んでいたものの、巨大戦艦を建造すればその力を過信した日本は必ず戦争を始めるという山本の言葉に動かされる。戦艦に関する一切の情報は建造推進派の者たちが秘匿。同調圧力と妨害工作の中、櫂は帝国海軍という巨大な権力の中枢に飛び込んでいく。

というお話でした。
大和の建造を、数学の力で止める!という、なんのこっちゃな話だなあと思ったんたけど、この主人公(数学の天才そして変人)それ以外にも濃いめのキャラクターが脇をかためていて面白かった。
でも今この日本に生きている以上、件の大和は建造され、たいした活躍もしないまま3000人を道連れに沖縄の手前で沈んだというのは知ってるわけですよ。
巨大戦艦建造推進派と、いやこれからの時代は航空戦だから戦艦より空母だ!という空母推進派に分かれ、巨大戦艦が空母より安く見積もられているからくりを暴いてなんとか空母を作らせるようにしたい一派に雇われたのがこの主人公・櫂直なわけで、これ以上はネタバレになるから控えますけども、結局巨大戦艦推進派に軍配が上がる。
巨大戦艦こそ海軍の本懐、とか優美な姿がどうのこうの、とか日本を象徴する不沈艦、とか、ただただ漠然としたことしか言わないのになんでこの案通ったんですかね?映画だから?実際はもっとちゃんとしてた?絶対に沈まないなんてあり得ないのに何故そう信じた?
挙句の果てには、搭載予定の大砲の精度がいかほどかと聞かれて「動いていない物に対してならば、10にひとつ!」と自信満々で言っててちょっと引いた…
いろいろつっこみたくなる箇所が多々ある。映画につっこみたいのでなく当時の軍人につっこんでいるのよ。
そういうのも含めて面白かったな…
コメント
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