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散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

Seifenblasenbaum

2014-02-06 21:51:11 | 夢遊
Seifenblasenbaum





球形の部屋の中で独楽鼠のように働いていた。一つの球は台所で私は会食のために沢山の料理をしたので大変散らかっている。それが嫌だった私は大きな声で『訂正!』と叫んだ。
夢の中で私は最悪の事態を避けられる術を知っていたらしい。振り向くとそこそこ片付いている。
それぞれの球形の中で起こったことに私は訂正をかけて回った。
今朝の夢だ。

目がはっきり覚めてから台所へ行ってみると、
昨日片付け損ねた物が散らかっていた。
私は『訂正!』と言ってみたが、残念ながら何も起こらないので仕方なく片付けているうちに空が明るくなった。





























夢中バナシ

2012-02-18 16:30:08 | 夢遊




「ね、これすごく良くない?」という彼女の手を見るとそれはモップのごときものでした。
昔のカステラの箱みたいなブリキで出来た長方形の箱が棒の先についていて、箱は下方が開いていてもさもさとしたものがはみ出ていました。
もさもさとしたものは半透明の白色で不定形で太目の糸こんにゃくというか、半透明白色ミミズのようで、私の目には時折もそもそと動いているように見えるのでしたが、それは私の瞬きのせいなのかも知れないと思わず10回ほど連続瞬きをしてから目を見開いて見たのですが、やっぱりもそっ、もそっとかってにうごめいているのです。
「ほら、これってものすごくよく床の汚れが落ちるよね」とそこいらの床をもぞもぞと撫で回しますが、確かにそのシロミミズの通った後はピカピカになっているのです。洗剤は必要ありません。
なるほど私も欲しいかなあ。。。と心が動いたものの、その『モップごときのもの』は断面10cm四方、長さ50cmほどで我が家には少々邪魔な大きさで、いったい何処に仕舞えるのかと考えましたが心当たりなくあきらめました。
買うことを決めた友人は注文に行きました。
注文は階下で受け付けており、受付はさながら空港のカウンターのようです。しかしそこにたどりつくまでに講堂のようなところですし詰めに座って待たなければいけません。
待つ間の退屈しのぎに大きなスクリーンでは映画が流れているようでしたが残念ながら、何処に座っても人の後ろ頭が9割、スクリーン1割が見えるのみです。
とうとう順番が来て友人は受付に勇んで入ったのですが、間もなく彼女は私を見て首を横に何度も振りました。
品物の在庫が無いというのです。
結局あの便利そうなシロミミズもしくは手延べ糸こんにゃく状モップは手に入らなかったのですが、そのとき私は、あのもそもそっと動く部分の不気味さはおそらく生き物であるに違いなく、やがて床のゴミや汚れを落とすだけには留まらずにあたりを食い始めるのではないかと思い当たり、入手できずに良かったのではないだろうか?と今では安堵しているのです。




その翌日友人が私に電話をかけて来ました。

「なんだか、昨夜は良く眠れなくてね、眠いし疲れてるの。今にも眠りそうだ」というので
私は、深夜に怪しげなモップを買いにいっていたのだから無理も無いといいました。
「なあんだ、私は夜中にそちらのに出かけていたんだ」と納得して、うとうとすることもなくしばしおしゃべりをしたのです。

そしてやっぱり、あの『モップのごときもの』は汚れとゴミを掃除するものではなく、眠り喰いとか、燃費の悪いエイリアンとかそういうものだったのではないかと疑っているのです。










2011-04-21 15:07:08 | 夢遊
今朝妙な夢を見た。





だだっぴろいアーケードを歩いていると巨大なクォークが中に浮いていてぐるぐる回っていた。
(昨日クオークが6個の粒子の存在証明がスーパーコンピューターで確認されたと言うニュースを読んだからなのかな?)
それを通り過ぎて、地上に出ると前方に黒煙が上がっていた。
黒煙は殆んど視界前方を覆う向こうは薄く赤い火のようなものが透けて見え、雲から灰が降ってきた。
(これは一昨日読んだ福島原発処理班の悲壮な話が少し関係しているかもしれない)
それはドイツの街のようだったから火山があるはずが無いが、マグマが噴出したのか?と立ちすくんでいた。
黒煙は手のひらの形にも見えかろうじて火を防いでいるかの様にも見えた。








自然を支配しているなんて思う事なかれ。。。だ。





昨日注文してあったDVDが届いた。
Into Eternity
8th Wonderland
Ten Minutes Older
の3本。

Into Etarnity は先日殆んど見たけれども、思う一度落ち着いて見たいので購入。
8th Wonderland フランスのSFタッチ社会風刺的映画。(これについては後日また書く)
Ten Minutes Older はまだ見ていない。











Traumspiel

2010-12-29 09:39:15 | 夢遊
「それならR美術館に行きましょう」と私は提案した。
人と連れ立って歩くのは久しぶりだったので、少しはしゃいでいた。
路面電車でDと言う街まで行くのだ。
路面電車の切符売り場で「R美術館に行きたいのですが。。。」と係員に申し出ると、それならばPuriPori駅までですね。と言う。
おかしな名前だ。
そんな駅名を聞いたことが無い。
とにかくPuriPori駅に向うことにした。夏のような日差しが心地よく遠足気分が膨らんで踊る。
電車は止まる度に左右に広くドアが全開して乗客たちは停車の度に降りて陽射しを楽しんだり、一杯飲んだりにぎやかだ。
食べ物売りの屋台を見つけて近づくと、串に潰れたボールのようなものが刺さった食べ物を売っていた。薄茶色い焼きイカの様でもあるけれどひしゃげたゴムボールのようだった。
そうやって電車の旅はなんだかいつまでも続くような気がした。そしていつまでも続いたってかまわないという気分だった。

一体何処へ行くのだろう?






。。。。という夢を見た。



















夢フラグメント

2010-03-27 19:12:31 | 夢遊
今日も天気は不安定。





今朝の夢フラグメント

知人のDanが御馳走してくれるというので出かけた。
庭に机が出ている。
「これはね、僕の友人が日本から買って来てくれたんだよ」といって
机の上に丸いピザのようなものを置く。
ピザ様物体をズームアップ。。。円盤は薄く叩いた肉のようで2,3枚重なっている。凍っているようだ。
彼が円盤を机の真ん中に置き、その中心に指を当ててぐるぐると回し始めると円盤は少しずつ大きくなり始め(つまりピザの様に)机一杯の大きさに広がり、その上それはまわすごとに熱が加わるのか調理されて行くのだ。いい加減回した後その表面を見るとちゃんと食べられそうな様子をしていておいしそうだった。日本には不思議なものがあるなあ。

夢の中では他にも珍しいお酒をもらうという場面もあったのを覚えている。



今夜、夜中の2時に夏時間がやってくる。


夢遊

2010-03-26 15:39:45 | 夢遊




雪が降ってきた。
大きな直径5cmくらいもあるオブラートのような雪が目の前を左上から斜めに右に飛んでいる。
へえ~と思いながら観ていると少し遠くのほうを白いヘモグロビンのような、またはくらげのような形をした雪が流れている。川面を流れる花びらのようだ。
ああ、写真を撮るんだ。と気が付いてカメラを構えると古いサイバーショットでシャッターを切ろうとすると落ちない。電池が切れている。
リコーGXも持っていて撮ろうとするとやはりシャッターが切れない。SDカードが入っていないのだった。
無念。とてもがっかりしたものの、なんとも不思議な美しい景色だった。


という夢を見た。

画像を作ってみたけれどもかなり様子が違う。。。
やっぱり写真を撮っておけばよかった。。。
電池とSDカードさえ持っていたら。。。(違うか)







この景色は夢の中で観た景色に似ていた。別の夢だ。



2010-03-13 00:36:14 | 夢遊
このところ水の夢を続けて見た。
濁った水があふれていた。ものの本によればそういう景色は心身の疲れから見るというが、実際疲れが溜まってくたくたのボロ雑巾状になっている。情け無い。
今朝の夢では画面の右半分のプールには濁った水が一杯であり、左半分は一瞬濁った水があふれそうになっていたものの、振り返るとすっかり空になってからからに乾燥しており、二つのプールの仕切りの上に立っていた私は乾いたプールに飛び降りた。
少しは上向きの兆候があるのだろうか?

まだこれからやる事は沢山残っている。4月は2つも展覧会が続いてしまうし、6月にも一つある。依頼の仕事もあるのになかなかすすまない。
ましてや長く暗い冬の明けで春先でもあるから眠い。本を読んではうつうつし、PCの画面をにらんでは目がかすむのでかなわない。






先日水曜日は快晴で友人と街に出かけ展覧会を鑑賞。今ひとつしゃきっとしない展覧会であったので、陽の差すライン河岸の道を散歩していたほうが良かったなあ、と言い合いながら帰路についた。



今日は残念ながらまた雲が空のほぼ前面を覆っていた。
外は湿気た寒さがある。早く春らしいぽかぽかした日がやってこないものか?



ライン河岸の茂みや林の中にこっそりスノードロップの一叢咲いているのを見つけた。





夢の欠片+α

2010-02-04 20:30:25 | 夢遊
太陽があんまり眩しかったので

月を被せた。




という夢を見た。

月はランプシェードのようになっていて太陽に被せる事ができる。






あんまり根つめて思考(試行)錯誤していたら、頭が痛くなってきた。
気分転換に画材屋に出かけた。紙が足りなくなったからだ。
紙をリュックサックに詰めて帰り道をテクテク歩く。
確かめもせず〝 時間通りにやって来たバス〝に乗った。
一緒に乗りこんだ婦人がふと傍にやってきて、このバスはMゆきですよね?と聞いてくる。私は微塵も疑いなく「そうですよ」と答えたのだが、その瞬間バスが右に曲った。このバスはまっすぐ走らねばならない筈なのだ。
あわてて運転手に問えば、違いますよと答える。
私達は次の停留所で降り、幸いそれほど遠くないところにある”正しい”バス停へ向かいながら「確認しないでバスに飛び乗るなんて事しちゃいけないわね、もう2度とこんな間違いはしないでしょうけれど、馬鹿ねえ。。。主人に話したら絶対馬鹿にされちゃうわ、ほんと馬鹿だったわ。。。でも次は絶対間違えないわ、学んだわよ!」と悔しくて仕方の無い様子である。
馬鹿だ馬鹿だ。。。といわれているのは私も含まれているのであってなんとも不甲斐ない。
「どうせ今日は散歩するつもりでしたから、丁度いいんですよ。今日は天気も上々だしね」
婦人は「そうね、そうね、そうだわね。でも悔しいわ。馬鹿だったわ。。。あ、ここよ貴方が乗るべきバスが来る停留所!くれぐれも番号は確認してね!」といい、私達は挨拶を交わして別れた。



教訓:

バスに乗る前は行く先を必ず確認する事!





心臓色

2010-01-24 18:50:36 | 夢遊



一昨日の明け方夢を見ていた。
もうほとんど覚えていないのだが、目覚めるその瞬間に見たものだけ覚えている。大きな絵の具チューブが2つ机の上に乗っていた。
絵の具のチューブには大きな字で「HERZ」と記されていた。(Herz =心臓)
心臓色の絵の具だ。もしくは心臓そのものだったかもしれない。


今朝、目覚め際に見た場面。
やたらに色々な人たちが我が家に出入りして混雑している。会合が終わったところらしい。
込み合う玄関で人を見送っていると、数珠のように手をつないだ小さな白髪の老人達(身の丈は1mくらいだった)がゾロゾロと入ってきて部屋の中の長い机の周りに座った。
もう一度振り返って見ると老人達は元気一杯で玉のような赤子達に変わっていて、机の上に並んでいるスープを食べようとしている。

そんな場面を観た。

取り立てて面白い夢ではないけれど、数珠のように繋がった人間が部屋の中をぐるぐる廻っているイメージが面白かったので此処に記録しておく事にする。


天候メモ:

また雪が降ってきた。
でもあっという間に溶けそうな雪
綿菓子のようだ。



今週は寒くなりそうだ。

白日幻想:四

2009-08-04 18:39:31 | 夢遊




陽炎鼬のシルエットが鹿の角になり鹿の角のシルエットが
飛び跳ねる蛙になり蛙は葉っぱになり葉っはの葉脈がぐんぐん
伸びて無数の絡んだ糸になり繭になり繭から人が現れ歩き始め
た人の背中から鞄が生え鞄から河童が現れ皿が割れて山が生まれ
山が崩れて川になり川の中に素麺のように紐が踊りそれはコイル状
になってから小さく硬く圧縮されて私のビタミンカプセルの中に
するすると入り込んで爆発しそうな静けさが訪れたので
思わず飲み込む。

「もしもし。。。」




白日幻想:参

2009-08-02 16:26:59 | 夢遊


 

豆がつるりと
鞘からこぼれるところを想像して
思わず茹でた枝豆が食べたくなった。
あの茹で上がりのぴかぴかした青さは美しいな。
「。。。ああ、茹でた枝豆のようにするりとこぼれた
言葉達はどうなりますか?」と私は聞いてみた。
「それはもう最初は混乱を来して最前まで
繋がっていた者を探すこともできずに
めくらめっぽう手を取ろうと
いたしますねえ」と
いいながら
鼬のような
シルエットを
持つ陽炎は
ふと消え入りそうになる。
「なるほど文章はすっかりほどけて、
今度はシュールリアリスティックで
目の回るような話になっている
かもしれませんね」と私は
軽口を叩いた。
それを聞いて
陽炎鼬は
それほど
楽しそう
では無い
様子だった。








白日幻想:弐

2009-07-31 22:45:10 | 夢遊






小さな陽炎は立ち上がった鼬の形をしている様だったが
間も無く 鹿の角 のように 枝分かれのした形 にも見えた。
何しろそれはシルエットしか持たない。見定めようと目を
凝らすととたんに揺らぐので見定め難い。
「あの、あなた。。。あんまり握り締めておりますと
文字が消えてしまいましょう」手元を見ると本の頁の
数枚が握りしめられて皺になっていた。
皺を広げた頁を読むと、そこには
鼬や鹿の戯れている。
「そんなことを
すれば文字
が頁から
枝豆の
ように
するり
ぽろり
と抜け
出て
いって
しまう
のです」











白日幻想:壱

2009-07-31 00:32:13 | 夢遊







電車に
乗っている。
膝の上に本を
載せて読んでいると
「あの、そこのあなた
 あなた 聞こえますか? 
そこの あなた。。。」
小さな声が遠くのほうから
近づいてくるようだった。膝の上の
本の重みが一時毎変化している。重く
なったり、軽くなったりまるでそれは
呼吸のようで重みが行ったり来たりして
いるようだ。翅の様に軽くなってそれが飛んで
行きそうに思ったので思わず握り締めた。その少し後に
声が聞こえたのだ。「そこのあなた。きこえますか?あなた あなた。。。
一寸気をつけて。。。」私は電車の中のぬるい空気のなかでどうやら目を
瞑っていたらしく、薄くまぶたを開けると、私の右手は本の数ページを
がっしりと握りしめていた。そしてその脇にそれが立っていた。
小さな陽炎が立っていた。

。。。。





夢遊

2009-06-21 23:31:16 | 夢遊



夢景色一片


漆黒の闇。楕円あるいは長方形の四隅をぐっと丸めたような枠の中にタールのようにつややかにも見え、または真空の闇の如く冷たく吸い込まれるような漆黒があった。
『Ich muss einen Diamant finden.』 という声が耳元で聞こえたとき、闇の真ん中に八面体のダイアモンドが刺さっていた。宙に浮くというよりも刺さっているようにみえた。

そんな景色だけが残る夢を見た。何だったのだろう?
何だか妙に気になる絵だったな。


今日は建具屋作業を少々。
アトリエの掃除も少々。

しばらくの間アトリエに出かけていなかったからうっすら塵が積もっていた。
よく見ると、部屋の隅にワラジムシやダンゴムシの屍が数え切れぬほどたまっている。
何処から入ってくるものだかしばらく掃除をしないでいると、部屋の隅に虫の屍が積もる。餌も無いこんなところをなぜ墓場に選ぶのか?もっとも墓場に選んだわけではなく忍び込んだものの餌も無いので死んでしまうという事なのだろう。
そういえば去年の5月頃我が家の居間に小さな蟻がどんどん入ってきたことがある。蟻はどうもオリエンテーションを失っているようでそして翌日には死んでいる。
不思議に思ってしばらく観察していたが、どうやらどこかで蟻退治の薬を撒いたのではないかとおもう。その現場から逃げてきた蟻が我が家の居間に入ってきては死んでしまうのだ。今年も同時期に同じ事が起こったが、去年より薬が効いていたのか朝私が見るときにはもう息絶えている。
2,3日続いたのでやがて部屋の片隅は蟻の屍だらけになって、さすがの私も気持ちが良くない思いで始末した。
何だかアトリエも、我が家の居間も虫の墓場になってしまっていささか当惑してしまうのだ。
我が家に辿りついて"ホッ”として。。。ということならいいけれどね。