散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

今日は。。。

2007-01-30 04:02:14 | 思考錯誤


 


朝、眠くて眠くてベッドから起き上がるのが辛かった。
起きてみると眩暈がしたので、ただ冬眠中の熊のような血行のせいでは無いらしい。お茶を飲みながら少しぼんやりした。
外を眺めて見ると、昨日より暖からしい。
凍って、湯がいたホウレン草のおひたしのようになっていた葉があっという間に立ち直っているのには驚く。

出かけようとしたら電話がなった。
最近私は昼間に家にいる事がないので、電話で摑まらない。
携帯電話という手もあるけれど、私の携帯番号を知る人はそれほど多くないので、それは殆ど沈黙している。

受話器の向こうは隣町に住む友人で、何度も電話をかけていたのだという。ひとしきり話し終えて電話を切った。
次の電車は10分後だから、今から出ると丁度良い。ドアを開けようとするとまた電話がなった。
今度は近所に住む友人からで、良い紙や箱が手に入ったんだけれど見に来ないか?と言う話だった。彼は古本だのストックされていた紙だのを引き取ったり、売ったりする仕事をしている。最も彼の仕事はそれだけではなく、数えれば片手の指は充分必要なほど色々な事をしている不思議な人だ。
とりあえず明日訪ねる約束をして電話を切った。
もう一度電車の時間を確認してから出ようとするとまた電話がなった。
無視して出かけることも出来たが弾みで受話器を上げると、以前ある画廊で私の作品を買ったことのあるという未見の婦人だった。
残念ながらその画廊は去年とうとう店をたたんでしまったので、直接コンタクトを取ってきたという事らしい。他の作品を見たいという嬉しい電話だった。貴重なお客様である。
電話不精の私でも、そういう電話なら毎日だって受けたいとおもう。
電話を終えて、改めて出かけようとドアに手をかけながら思わず電話の呼び出し音に耳を傾けてみたけれどもう掛かってはこないらしかった。

先週の冬らしい気温は湿った温い空気に押し流されたようだ。
天気予報マークは退屈にも毎日灰色の雲と雨が続いている。しばらくの間、外出に傘は携帯必須らしい。


四方山話

2007-01-27 00:03:00 | 思考錯誤




今日見つけた話。

Dichanthelium lanuginosum という植物が暑さに強いのを研究していた研究者グループがいるらしい。
結果Dichanthelium lanuginosum と、その根に取りつく黴と、その黴に浸入するヴィールスの3つが結託すると摂氏65度までの高温に耐える事が出来、それぞれを引き離すと38度で弱ってしまうのだそうだ。
何故そうなるのかはまだわかっていないそうだけれど、この"三つ”が合わさる事で、耐暑作用が働きだすのだろう。でもどういう風に? 
「三人寄れば文殊の知恵」毛利元就の「三本の矢」イソップ「百姓の息子達」。。。
三つ寄る事で力が発揮されるってわけだ。
色々面白い事があるものだ。それに色々な研究が地道に勧められているのだなあと感心する。


今日も寒かった。といってもいつもの冬よりは暖かいのだとは思う。
雪が降ったが、今は雨に変わった。

音楽

2007-01-26 06:45:39 | 思考錯誤
Neersen城という小さな城でコンサートがあった。
顔見知りのピアニストだったが、何を演奏するのやらもわからないまま、友人に誘われてでかけた。
1263年にたてられたこの城は19世紀は紡績工場として使われ、1859年に火災を出し大きく破損した。第2次世界大戦後に一時アメリカ軍が占拠した時期を経て、その後ドイツ赤十字が白を引き受け、1970年に街Willichが買い取って市庁舎としての使用目的のために1973年に大改修されたということだ。
Willichは企業誘致で成功し、財政の豊かな街らしい。

さて、コンサートはというと実に興味深かった。
実は彼のピアノの音は、私の好きなタイプとは違う。
とてもうまい人だとは思うが私のほしい聞きたい音とは違うので仕方ない。
私はバッハが好きで良く聞くのだけれども、私の持っているバッハのイメージとは別のバッハが現われて驚いた。頭の中で用意していた型紙に全く合わなかったのは
私の単なる好みであって、彼の演奏がピッタリ来る人も沢山いる。
そのズレ(私一人感じている勝手なズレなんだけれど、素人の勝手な言い分って奴だ。)が面白いものだなともおもう。

以前Krystian Zimermanのコンサートを2度ほど聴いた事があって、2度目のコンサートはショパンだった。それは今まで私の聞いた事のあるショパンとは違っていたのでひどく驚いた経験がある。といっても私がショパンを良く聞いているわけではなく、むしろ避けて通っていたので何も言えないのだけれど、つまり私でもショパンを聴きとおせたと言うことだ。彼の指揮、演奏のショパンのピアノコンチェルト1番、2番はちょっと聴いてみたけれど、気に入りそうだ。近いうちに手に入れようと思っている。
今までに色々なピアノコンサートを聴いたけれど、Krystian Zimermanのピアノは好きだ。

兎に角、演奏者によってこんなにも音楽が変わるものかと毎回驚き、そしてそれも楽しみだ。



今回の演目
Johann S. Bach /Toccata D-Dur BWV 912
Robert Schumann /Davidbuendlertaenye op.6
Ludwig v. Beethoven /Fantasie op.77
Claude Dubussy /Poue le Piano


この冬、今まで一番寒い夜の空は星がくっきり見えて、吐く白い息が星を隠すほどだった。
今までの温い空気の中で芽が膨らんできていた植物がかなり痛手を受けたのでは無いかと心配だ。

続、空

2007-01-23 06:09:45 | 写真


アトリエの大家は基礎工学専門の会社で特殊技術を持っている。
巨大なドリルの頭や鉄管がゲレンデにゴロゴロ転がっている。
兎に角地深く掘り、基礎を作るのが仕事らしい。
数年前炭鉱での落盤事故で大勢が生き埋めになった事故があり、その時は救出活動にも貢献したそうだ。落盤した地面の近くに注意深く穴を掘って救出タンクを降ろす。
何しろ今の炭鉱はもう地中深く掘り尽くしているから大変な距離である。300km程も掘り下がっているところもある。
考えただけでも身がすくむ思いだ。

2007-01-22 05:33:28 | 写真




何故か真ん中にしみがある。 
雨粒?




今日はある教会の塔の天辺を見学してきた。
教会の天井裏はアーチの形に盛り上がっていてとても奇妙な風景だ。
あいにくカメラを持っていなかったので写真は撮れなかった。
あまり良い展示場ではないのだけれど、その天井裏で何かしてみたいが為に引き受けた。
しかしかなり広いので一人では難しいか?考慮中。

嵐の足跡

2007-01-19 22:12:15 | 自然観察
私の好きな散歩道にあった何本もの古い木が根元から折れてしまった。
あちらこちらに折れたばかりの木が見えるというのは中々痛いたしい風景だ。


 


                                        

昨日の大風の中この河岸を歩いていたとしたら、ものすごい音がしたのでは無いかと想像する。
今日はまだ風が強いけれども雲の多い青空。空景色が走馬灯のようにどんどん変化してゆく。

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★ヨーロッパで一番風の強かった所で時速225Km。バイエルン地方のWendelsteinでドイツ国内最高風速記録202Km。
★Kryillの名前を騙ったヴィールスEメイルが横行しているということ。
★Kryillの後に控えている低気圧の名前はちなみに"Lancelot”風と雨をもたらしている。

低気圧の名前

2007-01-19 07:47:08 | 思考錯誤
先日のフランツよりもキリルは強かった。
何のことかというと嵐の話だ。

                 

昨夜は停電まであった。全く久しぶりの体験だ。
いきなり全てが消えた。電気が消えたというより一瞬全てが消えた感がした。
しばらくは目が慣れずに完全な暗闇のなか手探りでライターを探し、蝋燭を捜した。
年末に買った蝋燭を沢山つけて、この際しばらくの暗がりを楽しんだのだが、楽しんでいられる私は幸いだ。

道路もあちこち閉鎖、飛行機も運航休止が多発、電車も止まった。死者も出た。

ところでドイツでは低気圧あるいは高気圧に名前がつく。
これは何時頃からだったか、気がついたらそういう習慣が出来ていた。
高気圧だの低気圧の名づけ親になりたければなれるのだ。
しかしお金がかかる。お金儲けのために出てきたアイディアだという話もあった気もするが確かではない。
低気圧199ユーロ、高気圧299ユーロで、断然高気圧が高いのだが人気があるらしい。
今回の嵐はKryill。
これはKrillさんの65才のお誕生日祝いに子供達が贈ってくれたのだそうで、本当は高気圧に申し込んだらしいのが、低気圧の名前不足で回されてしまったのだとか言う話だ。贈った方も贈られた方もちょっと驚いたことだろう。
例えば199ユーロ払えば外国人の名前で低気圧の名付け親になれるのだろうか?
あまり読みにくい名前は当然蹴られるんだろうな。
でも低気圧より高気圧のほうがやっぱりいいように思う。
自分の名前であちこちに災害が起こるのはちょっと後味が悪いだろうね。

影の一撃

2007-01-18 16:15:37 | 思考錯誤
我が家は飛行場から車で20分くらいだ。
という事は想像出来るとおり飛行機がうるさい。
冬は2重ガラスの窓を閉めてしまえば気にならないが、夏が困る。
テラスで話をしている時に飛行機が来ると会話は騒音に掻き消されてしまうのである。夏はチャーター便も多いし、飛行量は増えるばかりなので、他はとても住みやすい場所であるが、だんだん嫌になって来ているのだけれど、そうそうだからといって引越しをするところまで決心はつかない。というかまだ我慢の限界には来ていないという事か?




時々太陽の真下を飛行機が通る事があって、目の錯覚か?と思うほど一瞬飛行機の影がとおりすぎることがある。この影の一撃は原因を知らなかったらかなり吃驚する。
天気の良い夏など、テラスに座って冷たいものなど飲みながら飛行機に輪ゴム鉄砲を放ってみたり"あの飛行機は何処に行くのかなあ”とか"何処に行ってきたのかなあ”と想像しながらぼんやりするのもたまには楽しいものだ。
たまにはね。。。。極たまにはね。。。


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写真の空は今日の空ではない。
少し前に撮ったものである。
今日の空はすっかり鉛のようで雨が一日中降り続けている。

又もや嵐。
今日の嵐はKyrillと言う名前がついている。イギリスや北海の辺りがひどそうだ。
塵を捨てに外にでたら、ゴミ箱まで行く間に突風にガンと突き飛ばされて、転びそうになった。
一日中何時に無く何度も救急車が出動しているのが聞こえる。

苔採集

2007-01-17 08:11:25 | 思考錯誤
森に苔採集に出かけた。

苔は可愛い。
苔は面白い生き物である。
色も良い。





一体何故苔を担いで歩き回っているのか?

まず苔標本を作りたい。
そればかりではなく今流行の苔玉、苔盆栽を作ろうと思い立ったからで、思い立ったのはもう数年前のことだけれど、ケト土が手元に無かったのでなんとなくやる気が消えていた。
そこにケト土がやってきたものだから、にわかに私は庭小人に変身し、ケト土をあたりに撒き散らしながら(部屋の中である)手はどろどろ真っ黒、土の中からミミズも這い出しハサミムシだって駆け回る。
まだ組み合わせを楽しむだけの植物素材が手元に無いのだが、とりあえず手近にある花が咲きそうな野いちごや、オダマキ、去年買ったブロンズ色のスゲ類の草など、を組あわせてみる。
思い立ったらすぐやってみないと我慢のならない性格を持つ私は、すぐに走る。
そういう場合"とりあえず”手早く幾つか仕上げてから冷静になるけど、困った正確だと思う。
慌てて(何も慌てなくたっていいのに。。。)苔の玉を作ったので、標本用の苔を見失ってしまった。
また採集に行かなければ。。。。
とりあえず私は。。。。

杏の花

2007-01-16 10:24:50 | 植物、平行植物
夕方家に戻ると留守番電話がピカピカと信号を出していた。
釦を押すと、日本の妹と甥っ子からの誕生日祝いのメッセージだった。
もともと誕生日祝いのパーティーをするつもりもない。
年齢不詳で通しているので誕生日なんか忘れておくほうがいい。
とはいえ、お祝いの電話やメイルを戴くと嬉しいものだ。
プレゼントなんていらないので、ただ忘れず覚えて思ってくれた人がいると思える事が嬉しい。

 杏の花。相棒から杏の盆栽をプレゼントに貰った。

杏の花というのは私はまじまじと見た事が無かった。
そして杏の盆栽というものにも今までお目にかかった事が無かった。

最近ではドイツも盆栽が多く見かけられるようになってきたようだ。
少し前は盆栽と銘打って、かなり"奇妙な鉢植え”が店に並ぶ事はあったが、我々日本人が盆栽と呼べる物が少なかった。最も盆栽経歴の無い私がそんな事を言うのもおこがましい。
子供の頃祖父がいじっている盆栽を見ては可愛いなあ、といじっては叱られたものだ。
カイドウの盆栽に花が満開だったある日、花が可愛らしいと思うと同時に、花が多すぎるんじゃないかと思い立ち、祖父のみようみまねで薄紅色の綿雲のように咲いた花をばちばちと切っておいたのだ。
無残にも切られた花で縁側にこんもり小さな山を作った。
散髪を受けて惨めになったそれに気がついた祖父はあんまり驚いて、私を叱るのも忘れてしばらく唖然としていたようだった。今ならその時の祖父の気持ちは良くわかる。とはいえ今でも満開のカイドウをみると花が多すぎると思ってしまうけどね。

私の盆栽経験はそれ以来しばらく途絶えていた。
かなり後になってやはり祖父が持たせてくれた皐月の2鉢は日当たりの良いベランダで、ある日気がつくとカラカラになってあえなく死んでいたのだ。
それ以来盆栽には手を出さないでいたのに最近気になっている。
調べて見るとドイツにも盆栽を商売にしている店が案外あって、そのうちの一軒を訪ねてみた。店は近々移転するという事で、品物が既に移動中で商品が少なかったのだが、富士砂、ケト土、赤玉、鹿沼土。。。何でもあるのには驚いた。
そしてこの杏だ。
遠目に梅なのか?と思って見ると杏で、梅は三月ごろ入荷するらしい。

この盆栽園芸店にはウェブサイトがあって愛好家達の意見交換ボックスが設けられている。
僕の始めての盆栽見て下さい!と自慢の写真を見せる者あり、こんなになっちゃってるんだけれどどうしたら良いの?と助けを求むる者あり、"やまどり”をしたいんだけれど、何処でするといいの?と言う質問があったりする。
やまどりの質問の答えが面白かった。
"墓地の裏に大抵あるゴミ箱には捨てられた植物が良く見つかるからそこを捜してみたら?でもあまり怪しげな行動は止めたほうがいいからね!それと墓地の中に植わっているのはだめだよ!”とかね。
墓地の植木ねえ。。。斬新な思い付きだ。
自慢の盆栽をウェブサイトに写真掲載しているドイツ人の作品を幾つか見たが、う~ん、こりゃあすごい新しい盆栽の境地である、カテゴリーを新たにすべきではないかと驚くべきものがあった。この辺のセンスは違うのだからしかたない。盆栽文化の分派だ。
訪ねた店には水石なども置いてあって、聞けば店番をしていたおじさんが水石の係だという。五月新装オープンするとこの店はドイツで一番大きな盆栽園芸センターになると自慢げに説明してくれた。
また行ってみようとたくらんでいる。

ヒヤシンス

2007-01-14 18:27:24 | 植物、平行植物
Hyacinthus orientalis



嫉妬した西風の神ゼピュロスが送った風が、アポロの投げた円盤を、美しいヒュアキントスの額にあて、ヒュアキントスは血を流して息絶えた。
ヒュアキントスの血から生まれたのがヒアシンスという事になっている

ヒヤシンスをいくつも買った。
白いその花から咽るように強い香の雲が湧き出ては、時々鼻先をかすめて行く。
かなり強い香なのでこの時々と言う感じが良い。
そのヒヤシンスの花も終わろうとしている。球根は近いうちに外に活けておけば来年また花を咲かせてくれる筈なので楽しみだ。
枯れてきたとはいえ、少しずつ薄茶色に変色した花もまた美しい。

ヒュアキントスの血から生まれた最初のヒヤシンスは何色だったのだろう?

網ホウズキ

2007-01-12 17:37:49 | 植物、平行植物
知らずに網ホウズキと呼んでいたが、調べるとその名前は一般的らしい。
我が家のホウズキは栄養不足か沢山実のるけれど、皆小ぶりである。コロコロとまわるい形をしている。トンボの羽のように繊細な網は手で触れると解けそうだ。

ホウズキの袋を水につけておくと綺麗に繊維が残るそうだが、放っておいてもこうやって勝手に網ホウズキになっている。





もし知性の感じた驚きや感動を歌ったしガ存在するとしたなら(私は生涯ずっと、そうした詩の事を考えてきた)、私たちの周囲の、面白みの無い、偶発的な形をした多くのものの中に混じって見つかる(というか、見つけられる事を願っている)、見事な形成物のうちのあるものによって刺激された精神を描写する事以上に、甘美なまでに刺激的な詩の主題は無いだろう。
(ポール・ヴァレリー "人と貝殻 松田浩則訳 より)


ずっと机の上にポール・ヴァレリーの本が乗っている。
時々気がむくとパラッと開く。

暴れるフランツ

2007-01-12 00:04:03 | 思考錯誤
地球の温暖化に加えて今年はエル・ニーニョだそうだ。
それでこの冬の天候は余計に滅茶苦茶なんだろう。妙に暖かい冬だ。
昨日に引き続いて今日も雨で風がひどいのには参った。傘を持って歩いていると突風が吹いて大男と相撲をとっている様な感じだ。傘の傾き加減ではあわやメリー・ポピンズのように飛びそうになる。まあ、傘で自由に飛べるのなら私は文句を言わない。
結局業を煮やして傘をたたみ、雨の中をぬれて歩いた。
ところが、道の向かいを見ると、苦労しないで傘を差している人がいたりするので首をひねった。ひょっとして私の傘の差し方が悪かったのか? まあ、兎に角私の傘は信用ならない。
(ニュースによればフランツと言う奴が暴れていたのだ。。。フランツは危険な大男って言うわけではなくて、今日駆け回っていた冬嵐の名前で、あちこちで暴れたようだ。特に北海付近がひどかったとのこと。)

冬嵐は兎も角、地球の温暖化は思ったより駆け足で進んでいるように思えてならない。

話が少しばかりそれるようだけれど、ロシアとベラルーシのガス騒動がようやく納まった。その間ガス供給をとめられていた欧州だが、ドイツも他国にエネルギーを頼ってはいけない、ガスや石炭は環境破壊を促すゆえ他のエネルギー源を利用するべきだと話題になっている。すると、だからやっぱり原子力発電を!と声を上げる人が出てくる。もっと安全にちゃんと核を扱う事が出来るようにならないものかなあ。廃棄物の問題はどうだ?
とりあえず私たちは個人的な温暖化防止策としてエネルギー節約を実行するしかないんだろうけれど、現代の生活で見回せばなんと沢山のエネルギーを使っていることか。気をつけないとね

しかし、ついこの間ガスパイプラインの件でロシアとウクライナで騒動があったのじゃ無かったっけ? 

ついでに芋づる式にアメリカが出てきてしまうと、ブッシュ大統領はまたイラクに軍隊を増派するそうだけれど呆れて物が言えない。 
そのうちにまた取り返しのつかない事が起こらないだろうか?

幻日

2007-01-09 21:37:48 | 自然観察

友人と近所を歩き回っていたら、空に幻日が現れました。

 

面白いことにじっと眺めていると明るくなったり暗くなったり
光が息づいているかのようです。
雲の中の六角板状の沢山の氷昌が宙に浮かんでいるところや、
屈折した太陽光が輝いている所 を最大限に拡大して
想像してみると
更に
幻想的です。



空に現われる現象についての説明

幻日

ハルサザンカ

2007-01-09 17:38:22 | 思考錯誤
今日は予報では気温が13度くらいに上がるという。
春めいた気温だけれど、毎日雨で空はどんよりだ。暖かくてもあまりウキウキする気分にはならない。
暖かいといっていい気になっているとしっぺ返しが来るのかも知れない。
何より心配なのは植物だ。薔薇の新芽が出ているし、アネモネや水仙の芽も出てきている。凍った風がいきなり吹いて霜が降りたら困るなあ。
そういいながらも私は春の支度を思い立ち土を買いに行った。
するとシクラメンやヒヤシンスの間にサザンカの小さな鉢が並んでいる。
最近カメリアは品種改良で随分と耐寒度が高くなっているようで、ドイツでも種類もかなり増え始めた。
一度椿の鉢を枯らしてしまってから、この手の植物は"見るだけ”にしていた。
今年はハーブと薔薇に力を入れようと思っているから、他の植物に手を出さないつもりだ。。。った。
だけど花の少ないこの時期に真っ赤な花が誘いかけていたのだ。大体真っ赤な花というのは私のテラスには入ってこない筈だったんだけれど、最近なんでも来いという状態になってしまっている。

ハルサザンカ”Camellia x vernalis 'Yuletide' ” - ユールタイド-(クリスマスの季節の意)”はアメリカで品種改良されたハルサザンカだそうだ。
香が強いので、もしもいっぱいに花を付けた大きなユールタイドの木の側に行ったら酔ってしまいそうだ。日本でサザンカの香に酔ったなんていう話は聞いた事が無かったのだけれど、ほかのサザンカ、ハルサザンカも匂うのだろうか?