ある朝
どうにも眠くて仕方が無かった。
しかしどうしても起きなければいけない気がしている。ベットと同化していた身体をぺりぺりぺりと少しずつ引き剥がした。すんなりと分離せずに睡眠を体の片側にぶらぶらと垂らしたままサンダルの上にようやくの事身体を乗せた。
サンダルは私の身体を乗せて明るみに向った。
眩しいと感じる窓の外は実際の所それほど眩しいわけではなく、錆の出始めたトタン色の空が庭の上にあった。
眠い。
バラバラに崩れている顔を右手と左手で挟んで思い切り捏ね回す。
右目が少しぼやけているのが気になった。
庭の右手の空間に揺らめく影がある。
良く見るとそこに入り口があった。
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続き。。。。。。。。は今のところ無い。
。。。。。昔の夢の欠片に手をくわえた情景なのだけど、入り口が何処に通ずるか確かめる事が出来ないまま目が覚めた。異次元への通路だろうね。
その向こうには、私の架空庭園があると想像してみる。
すると何でもいくらでも植えられるぞ!
森を作っていきなり天を突くような大きな木だって存在できる。
いくつもの枠を設けてそれぞれの気候を作ったっていいけれど、何でもありの滅茶苦茶な庭も良いね。
そこには平行植物だって生えてしまう。
一緒に庭作りする人募集中。一番好きな植物を持ってお越しください。
話は変わるが、昨日の夜友人と電話で「ニセ自然科学サークル」を作ろうと言う話になった。
彼女は人類生物学、私は植物学を受けもち、あと一人は物理学を担当する。
これで展覧会でも出来ると楽しいだろうなあと言うアイディアなんだけれど、実現するかどうか? 頭の隅に一応種を蒔いておこうと思う。
もう一度話しは変わるけれど、このところ変な天気がつづいている。この辺りは寒いしギリシャでは45度を越す猛暑で死者もでている。
先日北ドイツは大嵐で消防車が出動し続けたようだ。ドクメンタ12のゲレンデに立ち上げられたAi Weiweiのモニュメントが嵐の被害にあいすっかり崩れ落ちた。
「このようなエモーションに触れてこそ作品は美しい。前より良くなった」と作家本人は語っているが、怪我人が出なかったのが何よりである。
ちなみにここは現在14度。