
今西洋ニワトコの花が盛りだ。
緑の中に白い花房がとてもよく目立つ。
そばを通るとちょっとばかりマスカットのような香りが空気に乗って漂っていて思わず深呼吸をする。
西洋ニワトコについては何度か書いたことがあるのだけれど、とにかくいろいろに役立つありがたい植物なのだ。
昨日は散歩の途中、花房を一つ二つと摘みながら、十房ほど鞄にいただいて帰った。
西洋ニワトコの話 1 2 3

出来上がったシロップは、暑い夏の昼下がりに、冷たく冷えたグラスにシロップと水を注ぐと見た目もさわやかで暑気を払うし、冬はお湯を注いで飲むと体が温まる。
花のお茶は咳止めに効くことになっているので、干して作っておくとよいものだ。
私は西洋ニワトコゼリーも気に入っているので、やっぱり作っておきたい。
また、このシロップを鶏肉料理に使うとおいしく、今年は西洋ニワトコマスタードを作っておこうと目論んでいる。
砂糖漬けもやってみようかな。
西洋ニワトコの花房を入れたパンケーキは素敵だけれど、食べ過ぎるとおなかを壊すので気をつけたほうがよい。私は一度経験済みだ。
花をいただくのという行為には心くすぐられるものがある。