
この冬はちょくちょく雪が降った。多くは無いが度々降った。
そして数日前にも雪が積もった。
友人から小さな雪だるまの写真がとどいたので、早速私も作って見たくなって、素手で雪に手を差し込むとあっという間にかじかんで、白い雪の中に赤く染まった私の手は赤裸になった兎のようだ。
手早く小さな玉を二つ作って重ねて見たがなんだか雪だるまのプロポーションでは無い。
脇にあった葉っぱを二枚を耳に見立てて差し込むと雪兎となった。
午後、雪雲を押しのけた太陽の光が空気を温め始めると雪兎は耳を落とし、首は傾き、両手は落ちた。
気がつくと地面にグニャリと倒れていたスノードロップが、すっくりと葉が茎が花が立ち上がっている。
陽だまりはもう暖かい。
追記)
今日は昨日とは違う栗鼠がクルミを探しにやって来た。昨日の美しい赤みがかった栗毛ではなく、少し黒っぽい茶色で小柄な栗鼠だった。近所に棲む栗鼠の間で我が家のテラスに置かれるクルミが話題になっている。。。としたら楽しい。