散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

虫害にあう

2008-05-31 20:56:47 | 植物、平行植物








James Galway 咲き始め(一枚目写真)よりも
咲き終わる寸前が好きだ。ピンク色が退色し
ほんのり紫が透けるという感じになる。
今年は沢山蕾がついていたのに、蕾がもげてゆく。
ゾウムシの仕業だ。それが起こったのは
James GalwayとPierre Gagnaireで
虫はJ.Galwayが気にいったものか集中していて
20個も蕾を失ってしまった。何か対策を講じなければ。
しかし、どうやって?昼間は奴らは隠れているので
見つけにくいから夜になって虫を集めろと言う。フム。

蕾の根元をわざわざ使うことも無かろうに、あと15cm
くらい下の方で切ってくれたら(!)、そのまま蕾を水にさして
咲かせる事も出来ように実にがっかりだ。






昨日の続き

2008-05-26 08:34:38 | 植物、平行植物
(時間が無いなんていいながら、ちゃんとブログ投稿している。薔薇の写真を楽しみにしてくれている友達の為に。。。。)




。。。と言うわけで
もう一度 Mamy Blue。
今日の色合いはこんな風に薄紫。ほんの少しかすかに青い影がさしている。
最後の写真はPink Bells。。。だと思う。
実は名札をなくしてしまった。Pinkが名前に入っていたのは確かだ。私の薔薇第一号でもある。この薔薇がちゃんと毎年咲いてくれるので気をよくしているうちに増えてしまった。









紫。。。または青?

2008-05-25 07:09:45 | 植物、平行植物
Mamy Blue   

Delbard (F)
Teehybride,
菫、ゼラニウム、レモングラス、Ylang-Ylang,干草、蜂蜜の香りなどと札に書いてある。

名前が示すようなブルーの薔薇と言うよりも薄い小豆色のばらだ。ブルーの名を持つ薔薇がこのところ私のところにも増えた。


昔はこの形の薔薇に特に興味が無かった。。。のだが、最近箍が外れた。






実物は写真よりももっと薄い色をしている。
グレー系の薄い紫や茶色系の薔薇もいいね。と本を開いて架空庭園を造園中だ。


今日はほぼ30平米ほどの会議室に私を含めて7人が閉じこもり、内4人がヘビースモーカーだった。ひっきりなしに煙を吐く人たちは霞の向こうでもう見えない。
と思ったら私の頭が痛んできて目がかすんできたと言うわけだった。
実は私も昔喫煙者であったから大きな声で悪口は言わないのだけれど、当時私がどんなに非喫煙者に迷惑をかけていたのか今更わかる。
兎に角7時間缶詰のなかで燻製にされていたのだ、終わったときにはもう喉はいがらっぽい、鼻の奥は気持ち悪い、頭はいたい。。。と実に情けない状態でとぼとぼ帰宅した。
明日も明後日もしばらく、燻製になる毎日かと思うと気が重い。



。。。と、マミー・ブルーの花のなかに花を突っ込んで深呼吸を何度も繰り返してみている。





 ラプソディー・イン・ブルーも良い香りがする。
蕾のときの鮮やかな色も好きだが、退色したときの色も好きだ。紫の花はたいがい香りが良い。

(1999年 Frank R. Cowlishaw)

とりあえず薔薇

2008-05-23 08:08:37 | 植物、平行植物






昨日はFronreichnamと言う祝日で休みだったはずが朝一番で入ったメイルのおかげで仕事。
あっという間に日が暮れた。

空模様は快晴の予報であったのに雲が空によどんで少し蒸すような空気。アブラムシが増えるような空気。アブラムシ日和であった。やはりチェックに行くとうごめいている。

今朝は又晴れてきたので、植物達に水をあげて害虫退治をし、重曹と油入りの水をうどん粉病の葉っぱに吹き付けてみた。効果があるかどうかはまだ不明。

今年は白アスパラガスを食べる話題を書いていないが、もちろんこの時期大いに食べています。今年はいつものように湯がくのではなく、皮をむいてからアルミフォイルの上に溶かしバターを塗って並べ塩、胡椒、砂糖少々振り掛けて又フォイルをかけて包みこみ、オーブンで30分~40分焼くという方法が気に入っている。昨晩は薄く叩き延ばした豚肉の間にサルベイの場を沢山敷き込み衣をつけて揚げ焼いた物を添えた。あくまでもこの場合、肉はアスパラガスに添える気持ちであって、アスパラガスは主役で添え物ではない。サルベイの葉を数枚カリッと揚げ焼いて(これは美味しい)載せて出来上がり。
簡単だけれどとても美味しい。




これからしばらくゆっくりブログを書いている時間が取れないかもしれないので、写真のみのアップになる。。。かもしれません、あしからず。







禁断の植物

2008-05-21 12:58:33 | 植物、平行植物
Isabelle Renaissance (Poulisab 、Isabella)
Poulsen デンマーク 1995

黒味の強い赤い蕾が膨らんで、深い深い深紅の花びらがほころび始めた。
この赤の魅力はなかなかなものだ。目が離せなくなるような深紅。
吸い込まれるような色だ。
吸引力。。。中世で一般人が薔薇を持つことを禁じられたそうだが、それだけの魅力がある花だということだ。
ビロウドの様な肌合いの花びらは豪奢で官能的でさえある。写真になんて撮れはしない。少なくとも私はお手上げです。
外で数枚撮った写真もあるが、緑の中ではこの深紅がくっきり浮き上がって、まるでコラージュした写真のようになってしまった。
それで一厘切って活けてみようと思ったのだが、この豪奢な薔薇の花を昔作ったちょっとユーモラスな急須に活けてみた。

しかしあんまりこの赤を見つめていたので苦しくなってきたから、ライラックの木の下に勝手に生えてきて困っている雑草-Ranunculus arvensis-を抜いてきて差し替えたのだった。

しかし薔薇っていうのは一体何種類この世に存在するのだ?古代ローマ人がすでに薔薇の栽培を始めていたというし、中世に入って十字軍が薔薇の苗を携えてうろうろしているうちにヨーロッパに広がったそうだ。薔薇の香りも人気の要因である。薔薇の香りで体臭をごまかそうとしたりしたわけだろうが、タイムマシンでその当時の宮廷に迷い込んだらさぞかし匂いにげんなりするのだろうね。
チューリップにせよ薔薇にせよ十字軍の植物開発における功績は大きいようである。














今日も快晴。
今週は毎日午後から仕事。

Monanthes polyphylla

2008-05-20 11:10:20 | 植物、平行植物
先日見つけて嬉しくなって即連れ帰った多肉植物の素性判明。


Monanthes polyphylla

Crassulaceae 科
カナリア諸島原産






今はまだ球状体(小さな松ぼっくり型)このままにしておくと細長く成長するようだ。理想的栽培温度16度。(冬最低温12度)


こんな風な形態の架空の植物の絵を描いたり想像していたりしていたので、これを見つけて喜んだ私だが。。。と同時に自然界に存在する形態の多様性に感心し、少しがっかりもする。なぜなら私の頭の中から生まれてくるものはすでに世の中に存在しているんだから。。。自然にはかなわない。
とはいえ、"この世の中に存在しない筈の形態を生み出すこと”が私の使命でも目的でもない。

多肉植物、コーデックス類を少し集めていたことがあった。
今でもいくつか健在だ。
不思議な形をした植物たちの形態と機能を眺めながら想像の世界に勝手に飛んでいる。ほとんどレオ・レオー二の平行植物の世界だ。私自身も小さな架空植物図鑑を作りたいと思っているところだけれど、私の頭の中に生えている植物はもうすでに何処かに繁殖しているのかも知れない。

Monanthes polyphylla の故郷であるカナリア諸島の中の一つの島に出かけたことがあった。砂漠の様に乾燥した土に多肉植物がたくましく生きている。Monanthes polyphylla もあの風景のどこかに居たのだろうか?
もっともカナリア諸島と一口に言っても島によってかなり植生は違う。


晴れ間が見えてきた。
気温12度肌寒い。

薔薇の花も沢山咲き始めた。
●Jacques Cartier
(気温差が激しかったのが原因か、蕾は沢山ついたのに、変形している。この花の色合いと其の素晴らしい香りが大好きだ。花びらが柔らかくやさしげ。)
●Isabella renaissance
(美しい赤。深紅 優雅でリンとした姿が良い。)
●Glamis Castel
(いつもうなだれるように咲く。雨に弱いが雨の振り出す前の暗い空の下に似合う花だと勝手に決めている。)
●Sweet dream 
(この薔薇の花つきはエレガントさにかけるし花びらはごわごわで、今ひとつ好きじゃないのだけれども元気によく咲いてくれる。-。。。文句言ってごめんなさい。-)
●Rhapsody in blue 
(相変わらず良い香りと色合い。)
●Pierre de ronsard 
(ごろごろと言う感じに蕾がついている。一番花は幾つか変形していたし、ピンク色が抜けてしまっていた。どういうものだか花びらにウェーブがきついのでまるでJ・Galwayのような花になってしまっている。)
●Pierre Gagnaire 
(一つ咲いた。花が小さくなった。栄養不足だろうね。)
●James Galway
(蕾一つほころんでいる。)

 -まだ蕾が小豆ほどにも小さい薔薇たち-

○William Shakespear 2000 
(去年の今頃はもうすでに花盛りだったが今年はまだ蕾が一つ豆のようなのがついているだけだ。又沢山咲いてくれるだろうか?何しろ香りがよい。)
○Souvenirs du Dr. Germain 
(早く花を見たいものだ。)
○Lila Wunder 
(紫色系の薔薇、香りが良いらしい。安売りで買ってしまった。どんな花だろうか?)
○Clair (Poulsen) 
(同じく安売りの雑多に並んだ鉢の中からなんとなく選んだ。安売りでなかったらとおりすぎていたかもしれない。もちろん美しい花なのだけれども、優先順位からすると問題外で方向が違うのだった。)
○Madam Figaro
(俺も去年は今頃花が沢山ついていたが今年はどうしたのだろうか?私の手入れが悪いのかな。この花は優雅でやさしい表情。淡い色合いも形も素敵なマダムだ。花びらの薄い手触りと品の良い香り。褒めちぎっているんだからこれからがんばって欲しい。)
○Pink Bells (Poulsen 1980)
(この薔薇が私の薔薇集めの元である。元来薔薇が鉢植えで元気に育つとは考えていなかったので、端からあきらめていた。何気なくピンクの愛らしい小粒の花を見つけて香りが良かったのに釣られて、まあ、切花を買ったと思えばしばらく眺めて楽しいのだから良いではないか。と連れ帰ったのが始まりだった。葉に黒点病が出易いのだけれどもがんばっている。)
○・・・・
もう一つ名前が思い出せない。何だっけ?







今年のGlamis Castel

2008-05-15 17:46:59 | 植物、平行植物
相変わらず植物の話題だ。 


雨に弱いグラミス・キャッスル。今年は寒くて雨の多い春の出だしだったが、蕾が見え始める頃からこの2週間快晴続きでぐんぐん植物が変化を遂げている。暗闇でぼうっと浮かび上がる様な繊細な色姿だ。いつもより花色が薄く花びらの数が少ないのだが、一輪が大きい。




 






Glamis Castel 2007




祭日の月曜日(5月11日)こんなに天気が良いのに出かけないのはもったいないと、ほぼ脅迫観念に襲われた。オランダ方面に行くとかベルギー方面に行くと言う選択肢もあったが熟考するうちにどんどん時は流れてゆくので相棒と私はとりあえず外に出た。どこに行くか? 結局あまり冴えない選択だが薔薇園のあるドルトムンドの公園に出かけた。まだWildroseしか咲いていない。もっともWildroseも美しい。兎に角晴天下を歩くのは気持ちが良いものだ。
歩いていると公園のなかで祭りが催されており、色々な出店が道なりに並んでいるのが見えた。よく見れば園芸関係の祭りで遠くからわざわざ出張して来ている店もある。
俄然足取りが軽く心持速くなっている私。いきなり調子が出る。(これは古本屋の前でも起こる現象と似ている。)
植物の苗はあまり増やさぬようにと心に誓ったのは数日前ではなかったか?
美しいギボウシの苗が沢山並んでいる。
私の右手はすでに理性指示回路を断ち切って苗を選択し始めていた。左手が右手を戒めても右手のやることに左手はかなわない。(私は右利きだ。。。。)芝生に並んだ薔薇の苗に美しい写真入の名札が添えられているのを這い回るようにして点検しているうちにやがて左手も右手に根負けして協力する羽目となるのだ。
右手が仕事を終えて私が立ち上がると両手はそれぞれ鉢を提げているのだった。


”右手の選択”


●Souvenir du Dr. Jamain :Lacharme 1865 フランス、Hybrid Perpetual

●Devon`s Green :ギボウシ

●名無しの多肉植物



たんぽぽ → ぽぽんた 

2008-05-11 08:48:13 | 植物、平行植物



蒲公英1
蒲公英2

蒲公英3



今年の蒲公英はやけに大きく元気に育っている。
花びらの量も詰まっているばかりか背丈が40cmほどに育つ。どういう具合でこうなるのだろうか? しかし今年の蒲公英は元気が良すぎるからなのかどうだかいつもより苦い。。。つまり又私は食べてみたのだ。
(何でも食べて見る奴だなあ。。。と呆れられるね。いやもう呆れられて、ああ又やっていると言われるだろう。何でも味見をしてみずにはいられない私を心配してくださる方も少なくないが、最近は矢鱈に口には入れないので安心してください。)





 




しかし今年はやけにアブラムシが多い。蒲公英の茎にさえたかっている。
我家では普段はそんなところで増殖していることをあまり見かけなかった。西洋苧環も薔薇も。。。あれもこれも私は朝に夕に出没するアブラムシ殺戮モンスターというところだ。。。



今日はPfingsten 聖霊降誕祭(2005年5月14日日記)明日まで祭日だ。例によって近所の駐車場広場に立つ移動遊園地から夜中まで賑やかな音が聞こえてくる。最近それが下手糞なバンドが生演奏しているらしく、これが聞いているのが嫌になってくる代物なのだ。後2,3日の辛抱。
今日からPfinkstenの行列が午後から始まって賑やかになる。この日の慣習として場所によっては夜に他所の庭に入り込んで何か盗すむであるとか、何かと取り替えてすました顔をしていたりだとかの無礼講のある村もあるそうだ。もっとも私の住む辺りでこれをやったら間もなく警察がやってくるに違いない。
イースターと共に聖霊降誕祭の間”水”はとりわけ聖なる力を持つとされて、この日に洗礼を受けるものも多いと言う。

さて、今朝はまだ辺りは日曜の静けさだ。鳥の歌が際立っている。先ほどまでは郭公が鳴いていた。
楽隊がやってくるまでこの静けさを楽しんでおこう。



チューリップ

2008-05-10 09:47:25 | 植物、平行植物
何という名のチューリップだったかもうすっかり記憶に無い。
これは今年最後のチューリップ。
6個の花杯に光の酒が溢れんばかりに注がれている。
風がをゆらゆら右に左に杯を傾がせている。







チューリップ

 


  





この数日なかなか天気がよい。
最近5月に一度夏日が続いて、6月7月はぐずぐずすることが多い気もするけれど、今年はどうなのだろう?




さて、今日はこれからちょっとナースリーへ。。。。

甘き夢

2008-05-09 07:19:46 | 植物、平行植物

     



Pierre de Ronsard


Pierre de Ronsard の蕾がぐんぐん大きく育っているが、なんだか妙な形をしている。最初の2つ3つはなぜかいつも頭が切り落とされたような変形蕾が出てくるのだが、なぜなのだろう? その脇には丸々とした薄桃色の綺麗な形の蕾が出てきている。思い出せば去年もそうだった。
Sweet Dream は夕方には咲きほどけそうだ。"甘き夢”を見ながら、こってり甘いお菓子をつまんでお茶を飲もう。
最近私はトロンチーノに凝っている。またはヌガー。。。
木の実の香ばしさがこのメレンゲの入った飴の味とよく似合う。甘すぎると言って嫌う人もいるかもしれない。確かに歯が痛くなるような甘さのこともあるし、古くなってしまうと固くなってやけに歯にくっついて食べにくくなるのだが、よく出来たトロンチーノまたはヌガーはふわりとしていて美味しい。しかし実を言えば昔は私はこれが嫌いだったのである。一齧りして「うわっ!甘いッ!」と眉根にしわを寄せていた私がいつの間にかこんなものが好きになった。それが良いのだか悪いのだかよくわからないけれど、まあ、どちらかと言えば好きなものが増えると言うのは嫌いなものが増えるよりは幸せだと言う理屈で良いことにする。昔インドを旅したときに甘い甘いお菓子に閉口したが、今なら美味しく食べられる。危ない。危ない。




それで私は今日も一つ。。。。二つ。。。。三つ。。。。


追記
近所のイタリアンアイス屋でトロンチーノ入りのアイスがあった。
庭仕事をしていると陽射しが痛い。今年初めての半そで姿でアイス日和なのだから、買いに行かぬ手はない。



今日の花 II

2008-05-08 07:17:56 | 植物、平行植物
         


 ERYSIMUM VARIEGATA







痩身小柄の藤と紫と白のキャットミント



我家の栄養不良気味の藤が花を開き始めた。

先だって中国人の友人のアトリエオープンドアーに出かけた。
彼女のアトリエと自宅の中庭は地中海風の雰囲気があって、丁度日当たりもよく気持ちが良い。陽だまりなのだ。おかげで葡萄もぐんぐん伸びて山ほど実る。
そして藤が見事に咲いて実に美しい。藤の幹が数本編みあがり美しいカーブを描きながら左右に伸び、それにしたがって花房が鈴なりに垂れて、あの藤の波を眺めながら仕事をするのはなんと素敵で贅沢なことだろうか、と少しうらやましくもあった。
しかし、我家の藤もがんばっている。今日はアトリエには出かけずに藤を眺めながら自宅で作業をしようかと思う。贅沢な気分になるのだ。
しかし、作業をし始めて間もなく仕事にならないことに気がついた。

”そういえば、あの西洋苧環はアブラムシがよくつくのだっけ。。” →→→
 アブラムシ退治を終えて部屋に戻る。さて作業の続きを。。。
”あの薔薇の葉は痛んでいるから摘んでおこうか。。。”  →→→
 薔薇の葉を片付けて部屋に戻る。あれ、何をやっていたのだっけ? そうそう。。。
”あの葉の様子は。。。ひょっとして食われてる?何かいるのか?” →→→
 目を皿にして葉裏などを点検し、虫を箸でつまんでは袋に放り込む。日本人の箸使いはこういうところでも利点だなあ。。。
”ところで、あのすずらんはあんなところに埋まって見えやしない。折角だからちょっと切り花で楽しんだほうがいいかな。。。”  →→→
 相変わらず良い香りだなあ。
”お?あそこに見えているのは何だ?” →→→
”え?あの花が消えた。。。?” →→→
”む?あそこにピンク色の花なんか咲いてたっけ?” →→→
”ふふふ、薔薇の蕾が沢山あるなあ”


何をやろうとしているのだ、私は?
。。。ああ、そうそう、花の写真を撮っておこうと思ったのだった。。。っけ?

じゃ、すずらんの香りをいただきながらお茶でも入れて。。。
花の香りに惑わされて呆けているともう昼だ。

これじゃあ、仕事が進まない。やっぱりアトリエに行こうか。。。

→ 

→ 

→ 



と、うろうろしながらちっとも優雅ではないひと時。
でも、贅沢な時間だ。



今日の花 I

2008-05-07 10:31:00 | 植物、平行植物




Choisya ternata 
メキシカンオレンジ 
と言っても柑橘類ではなく、
花の香りがオレンジの花と似ている
といってついた名のようだ。
しかしそんなふうな香りが
私のところではしない。淡い甘い香りだ。



今年はやけに花びらの淵が色濃い花が咲いた。
毎年淡い儚げな花色なのだ。




西洋苧環はよく見るとそれぞれが違う色と形をしている。


夢遊

2008-05-06 17:08:05 | 夢遊
昨日ミカンを3つ買った。
なぜ3個だったのか?
おとといの夢の中で私はミカンを3つ探していた。
ミカンを3つ手に入れないと大変なことになりそうな予感がしていた。
探しきれないままに目が覚めた。

そういうことでミカンを3つ買った。

早速食べてみると甘くて美味しい。
もっと買ってくれば良かった。



今朝も夢を見ていた。
嫌な余韻の残る夢で、思い出しても映像的にどうと言うことは無いのに深い憂鬱だけが残って払いのけられずにいる。

写真の道の向こうにある緑色の木を目指して、一気に駆け抜けたら夢の余韻が千切れ飛ぶかもしれない。

今からこの道を走ってこよう。



この道の先をさらに進むと
昨日ミカンを買った店がある。






散歩:ケルン

2008-05-04 09:30:48 | 移動記録



天気が良いのでケルンの植物園「Flora」へ出かけた。
この植物園の古い部分は1864年に出来上がった植物園。
まだプロイセンの造園アーティストであったPeter Joseph Lenné (*1789年9月29日ボン生まれ、1866年1月23日ポツダム没)の手になる部分が残っているそうだ。
ケルン動物園、水族館が隣接し、良い天気に誘われて出かけた人々でにぎわっていた。
久しぶりに上着も脱いで陽射しを浴びながらの散歩は気持ちよい。


 ピンク花のすずらん。。。。初めて見た。














植物園を出た後は街方面に向かい、去年新築開館した美術館Kolumaを見学した。
以前大聖堂前にあったケルン教区美術館が移動した。この美術館の新しい名前の由来は建物にある。戦災で廃墟化していたロマネスク様式マリア教会、聖Kolumbaを土台にスイスの建築家 Peter Zumthorが設計。遺跡部分も見られるようになっている。 中世の作品と現代美術が組み合わされた展示で面白い。

建物は天井高く、余分なものを省いたストイックな空間。身近にありえない空間なのでひと時楽しめる。。。が、この手の空間は最近何度か経験しているのを思い出した。(隣接するWallraf-Richartz-Museum & Fondation Corboud も似た趣だった。建築家Unger作)そのうち、あちらもこちらもという事になって飽きてくるんじゃないか。。という気もしないでもない。
しかし遺跡を巧く取り込んで作られたこの美術館は個人的には悪くないと思っている。美術館内歩き回って足が棒になるような大きさではなく、丁度良い広さも具合よい。













 レベッカ・ホーンの作品。 羽ばたき舞い上がるトランクの内側にはユダヤの星と鳩が記されている。










非常に贅沢な展示空間だ。
















中庭で陽射しを楽しむ人々。
館内から時折中庭を望むと、陽だまりにしたがって休憩する人々の座る位置も陽時計のように移行してゆくのが見られた。

最後に大聖堂に入って、ゲルハルド・リヒターがデザインしたステンドグラスを一見。
思ったとおりにあまり面白く。。。無い。
騒がれるのはリヒターという名前に対してとしか思えない。




この次のケルン散歩目当てはWALLRAF-RICHARTZ-MUSEUM & FONDATION CORBOUDの印象派の展覧会(6月22日迄)