先日見つけて嬉しくなって即連れ帰った多肉植物の素性判明。
Monanthes polyphylla
Crassulaceae 科
カナリア諸島原産
今はまだ球状体(小さな松ぼっくり型)このままにしておくと
細長く成長するようだ。理想的栽培温度16度。(冬最低温12度)
こんな風な形態の架空の植物の絵を描いたり想像していたりしていたので、これを見つけて喜んだ私だが。。。と同時に自然界に存在する形態の多様性に感心し、少しがっかりもする。なぜなら私の頭の中から生まれてくるものはすでに世の中に存在しているんだから。。。自然にはかなわない。
とはいえ、"この世の中に存在しない筈の形態を生み出すこと”が私の使命でも目的でもない。
多肉植物、コーデックス類を少し集めていたことがあった。
今でもいくつか健在だ。
不思議な形をした植物たちの形態と機能を眺めながら想像の世界に勝手に飛んでいる。ほとんどレオ・レオー二の平行植物の世界だ。私自身も小さな架空植物図鑑を作りたいと思っているところだけれど、私の頭の中に生えている植物はもうすでに何処かに繁殖しているのかも知れない。
Monanthes polyphylla の故郷であるカナリア諸島の中の一つの島に出かけたことがあった。砂漠の様に乾燥した土に多肉植物がたくましく生きている。Monanthes polyphylla もあの風景のどこかに居たのだろうか?
もっともカナリア諸島と一口に言っても島によってかなり植生は違う。
晴れ間が見えてきた。
気温12度肌寒い。
薔薇の花も沢山咲き始めた。
●Jacques Cartier
(気温差が激しかったのが原因か、蕾は沢山ついたのに、変形している。この花の色合いと其の素晴らしい香りが大好きだ。花びらが柔らかくやさしげ。)
●Isabella renaissance
(美しい赤。深紅 優雅でリンとした姿が良い。)
●Glamis Castel
(いつもうなだれるように咲く。雨に弱いが雨の振り出す前の暗い空の下に似合う花だと勝手に決めている。)
●Sweet dream
(この薔薇の花つきはエレガントさにかけるし花びらはごわごわで、今ひとつ好きじゃないのだけれども元気によく咲いてくれる。-。。。文句言ってごめんなさい。-)
●Rhapsody in blue
(相変わらず良い香りと色合い。)
●Pierre de ronsard
(ごろごろと言う感じに蕾がついている。一番花は幾つか変形していたし、ピンク色が抜けてしまっていた。どういうものだか花びらにウェーブがきついのでまるでJ・Galwayのような花になってしまっている。)
●Pierre Gagnaire
(一つ咲いた。花が小さくなった。栄養不足だろうね。)
●James Galway
(蕾一つほころんでいる。)
-まだ蕾が小豆ほどにも小さい薔薇たち-
○William Shakespear 2000
(去年の今頃はもうすでに花盛りだったが今年はまだ蕾が一つ豆のようなのがついているだけだ。又沢山咲いてくれるだろうか?何しろ香りがよい。)
○Souvenirs du Dr. Germain
(早く花を見たいものだ。)
○Lila Wunder
(紫色系の薔薇、香りが良いらしい。安売りで買ってしまった。どんな花だろうか?)
○Clair (Poulsen)
(同じく安売りの雑多に並んだ鉢の中からなんとなく選んだ。安売りでなかったらとおりすぎていたかもしれない。もちろん美しい花なのだけれども、優先順位からすると問題外で方向が違うのだった。)
○Madam Figaro
(俺も去年は今頃花が沢山ついていたが今年はどうしたのだろうか?私の手入れが悪いのかな。この花は優雅でやさしい表情。淡い色合いも形も素敵なマダムだ。花びらの薄い手触りと品の良い香り。褒めちぎっているんだからこれからがんばって欲しい。)
○Pink Bells (Poulsen 1980)
(この薔薇が私の薔薇集めの元である。元来薔薇が鉢植えで元気に育つとは考えていなかったので、端からあきらめていた。何気なくピンクの愛らしい小粒の花を見つけて香りが良かったのに釣られて、まあ、切花を買ったと思えばしばらく眺めて楽しいのだから良いではないか。と連れ帰ったのが始まりだった。葉に黒点病が出易いのだけれどもがんばっている。)
○・・・・
もう一つ名前が思い出せない。何だっけ?