今朝、散歩にでて間も無く雲行きが怪しくなった。仕舞にはカメラを上着の中に抱いて家まで走ることになった。
デューレンという街に出かけたのは今週の火曜日だった。途中車窓からケルンの大聖堂や工場の煙突は三分の一ほど消しゴムで消されてしまったように見えたのが愉快だった。霧の仕業だ。
アーヘンとケルンのちょうど中間に位置したこの街はアイフェル山地の麓にあり、製紙に適した柔らかな水が豊かであることから、製紙工場が集まった。今では大分縮小されたものの、まだいくつかの有名製紙工場が稼動している。歴史も古く、戦前は豊かな都市だった様だ。
その街のはずれに森を従えたブルクアウという水城がある。14世紀に築かれ、以来幾度も城主を変え、第二次世界大戦中に破壊と強奪の憂き目に会った。1974年から1991年にかけて城は再建されることとなり、現在文化施設として復活している。
基礎は古いものの新しく再建された城なので今ひとつ中途半端な雰囲気であることは否めない。
城の一部450平米は展覧会場となっていて、今回三人展をする事になり、展示の為に出かけたのだった。
部屋は5つのブロックに分かれており、なかなか難しい空間で二日間かけての展示作業になったが、火曜日の晩はデューレンの知人の家に宿泊させてもらう事が出来たのが幸いだった。
展覧会のインフォメーション
Ausstellung „Dreisatz“ mit Mavi Garcia, Kai Savelsburg und Setsuko Fukushima
Vernissage: Sonntag, 20. November 2016 um 11 Uhr
Eröffnungsrede: Bürgermeister Paul Larue um 15 Uhr
Einführung: Stefan Skowron
Ausstellungsdauer: 20. November 2016 bis 8. Januar 2017
Freitag, 9. Dezember um 19 Uhr Performance Mavi Garcia / Ruth Mensah,
um 20 Uhr Lesung Kai Savelsberg
Öffnungszeiten: Mi. + Sa. 14 bis 18 Uhr und So. 11 bis 18 Uhr
Kontakt: p.goertz@dueren.de oder 0160 91764450
Schloss Burgau
Von Aue Str. 1 | 52355 Düren