今日は朝から雨が降ったり止んだりを繰り返しているが、太陽は顔を出さない。
空気はどこかまだ生暖かさを残していて、よどんでいる感じだ。
来週は北の方から寒気団が到着してぐんとさむくなるという事だから、寒さが嫌いな私はそれを聞いただけで憂鬱になっている。
その灰色の空気に負けぬ対策のひとつとして、読書などもいいが、美味しい物を作ったり、食べたりするのも良い。
今朝は小雨の中を近所の木曜日とお土曜日の午前中だけ現われる市場に買い物にいった。
大きくて青々とした縮緬キャベツとコールラビと胡瓜とフェンネルと鳥のモモ肉を買い込んで、並んだテントの外れまで来ると、見たことのない店がひとつ出ていた。
小さな瓶が沢山並んでいる。ママラーデ(ジャム)、ペスト、シロップやリキュールの瓶だった。そこに薄いばら色の液体が入った瓶があったので聞くとバラのリキュールだという。そのまま飲んでも美味しいけれども、グラスの中に少し入れてからプロセッコなどの発泡ワインを注いで飲んだら美味しいのよ。と店主はうれしそうに説明してくれる。彼女が作るらしい。
試食をしてみるとパイナップルとバジリコのジャムなどもなかなかいける。また彼女のバジリコペストがとても美味しかった。果物とハーブの組み合わせの妙についてひとしきり盛り上がってから、今日はバラのリキュールを手に入れた。
まずこれが目に付いた理由は、以前買ってまだ持っているあぶり出し用のインクに似ていたからだった。
今日は久しぶりにママラーデでも作ってみようと考えていたので、こんな店に出会ったのは面白い。
テラスに植えたトマトがいつまでも実らずにいたので放っておいたら、いつの間にか小さな実が沢山出来ていた。もう赤く熟す機を逃してしまった実を捨てるのももったいないので、ママラーデにしてしまおうと思っていたのだ。
指先ほどの緑トマト、友人の庭から取って来たマルメロ、林檎、パイナップルを入れて煮てからレモンの皮に黒胡椒と今年の夏中細々と生き続けていたバジリコの葉をすっかりむしり取って加えてみた。

似合う味がないかどうかと色々集めた香辛料をなめたり齧ったりしながらママラーデの味見をするのが私の流儀で、これがなかなか楽しい。
出来上がるとこれはパンにつけたり、アイスクリームに添えたりするだけでなく、何よりもチーズのお供に最高である。チーズがどんどん進むし、ワインも進むのでちょっと危険だ。(とはいえ最近私はそれほどお酒を飲まない。)
今晩は縮緬キャベツを半分ざっくり切り分けて、たまねぎと塩豚と林檎とたまねぎを一緒に大きな圧力鍋に放り込んだ。月桂樹の葉2枚、バーホルダーの実と胡椒を数粒、ついでにママラーデに使ったレモンの皮が残っていたので発作的に放り込む。
赤ワインをドボドボドボという感じに入れて蓋を閉じ後は鍋に頼むだけの簡単な料理だけれど、こういう料理は気合で仕上げる感じなのだ。豪快で美味しい。
食後のデザートは冷凍庫の中にある凍ってカチカチのラズベリーに砂糖と生クリームを加えてミキサーで攪拌するだけで美味しい氷菓子になる。
その前にバラのリキュールをほんのちょっぴり食前酒ってところでどうでしょう?
さて、そろそろ煮えたかな?
空気はどこかまだ生暖かさを残していて、よどんでいる感じだ。
来週は北の方から寒気団が到着してぐんとさむくなるという事だから、寒さが嫌いな私はそれを聞いただけで憂鬱になっている。
その灰色の空気に負けぬ対策のひとつとして、読書などもいいが、美味しい物を作ったり、食べたりするのも良い。
今朝は小雨の中を近所の木曜日とお土曜日の午前中だけ現われる市場に買い物にいった。
大きくて青々とした縮緬キャベツとコールラビと胡瓜とフェンネルと鳥のモモ肉を買い込んで、並んだテントの外れまで来ると、見たことのない店がひとつ出ていた。
小さな瓶が沢山並んでいる。ママラーデ(ジャム)、ペスト、シロップやリキュールの瓶だった。そこに薄いばら色の液体が入った瓶があったので聞くとバラのリキュールだという。そのまま飲んでも美味しいけれども、グラスの中に少し入れてからプロセッコなどの発泡ワインを注いで飲んだら美味しいのよ。と店主はうれしそうに説明してくれる。彼女が作るらしい。
試食をしてみるとパイナップルとバジリコのジャムなどもなかなかいける。また彼女のバジリコペストがとても美味しかった。果物とハーブの組み合わせの妙についてひとしきり盛り上がってから、今日はバラのリキュールを手に入れた。

今日は久しぶりにママラーデでも作ってみようと考えていたので、こんな店に出会ったのは面白い。
テラスに植えたトマトがいつまでも実らずにいたので放っておいたら、いつの間にか小さな実が沢山出来ていた。もう赤く熟す機を逃してしまった実を捨てるのももったいないので、ママラーデにしてしまおうと思っていたのだ。
指先ほどの緑トマト、友人の庭から取って来たマルメロ、林檎、パイナップルを入れて煮てからレモンの皮に黒胡椒と今年の夏中細々と生き続けていたバジリコの葉をすっかりむしり取って加えてみた。

似合う味がないかどうかと色々集めた香辛料をなめたり齧ったりしながらママラーデの味見をするのが私の流儀で、これがなかなか楽しい。
出来上がるとこれはパンにつけたり、アイスクリームに添えたりするだけでなく、何よりもチーズのお供に最高である。チーズがどんどん進むし、ワインも進むのでちょっと危険だ。(とはいえ最近私はそれほどお酒を飲まない。)
今晩は縮緬キャベツを半分ざっくり切り分けて、たまねぎと塩豚と林檎とたまねぎを一緒に大きな圧力鍋に放り込んだ。月桂樹の葉2枚、バーホルダーの実と胡椒を数粒、ついでにママラーデに使ったレモンの皮が残っていたので発作的に放り込む。
赤ワインをドボドボドボという感じに入れて蓋を閉じ後は鍋に頼むだけの簡単な料理だけれど、こういう料理は気合で仕上げる感じなのだ。豪快で美味しい。
食後のデザートは冷凍庫の中にある凍ってカチカチのラズベリーに砂糖と生クリームを加えてミキサーで攪拌するだけで美味しい氷菓子になる。
その前にバラのリキュールをほんのちょっぴり食前酒ってところでどうでしょう?
さて、そろそろ煮えたかな?