ケルンの駅舎はケルン名物(?!)ケルンの魔法水4711の広告が目立つ。
ケルンのWunderwasser(驚きの水、魔法の水)
由来は1792年に豪商で銀行家のWilhelm Muelhens (ヴィルヘルム・メールヘンス)の結婚祝いとしてカルトイザー教会の僧が秘密のレシピを贈ったということで、内服、外服するものであったらしい。
その2年後ナポレオンの進軍で占領下に置かれたケルンはフランス軍によって家々に番号がつけられ、それが4711番だった。
ちなみに私はこの4711の香りは残念乍好きではない。
昨日は仕事でケルンに出かけ、待ち合わせのホテルを探し歩いていた。
ホテルは多分目と鼻の先であるはずなのに、工事中でやけに見通しが悪く歩きにくいのだ。
時間も無かったので手っ取り早く道行く人に道を聞いたがしかし、その指差すほうに向かってもそれらしいものは見えない。
聞いても人によって指差す方向が全部違った。駅で働くおじさん(トルコ系)、道路工事のオジサン(ポーランド系)、キオスクのおばさん(インド系)、道でたたずむオジサン(不明)、通りがかったオジサン(東欧系)、買い物帰りのお姉さん(この買い物帰りのお姉さんの返事が正しかった。多分訛りからすると東欧方面から来ている人だろう)。。というわけでどういうものか言葉を交わしてみればどの人も外国人であった。
結局私は半径100mほどの中で5~6人に話しかけ、駅の目前にあるホテルを探して右に左に漂っていた。
うろうろしていると先ほどの道路工事のおじさんと目が合った。
『あ~~~、ホテル・シェラートだっけ?え~~~?』と聞いている。
『いいえ、シェラトンです~! シェラトン。。シェ・ラ・ト・ン!!!』
『あ~~~』といってそこにいた同僚と共に肩をすくめた。
それだけだ。しかし、私の質問を繰り返し考えてはくれていたようである。
私は笑顔で手を振りながら、やっとはっきりした返事を返してくれた買い物帰りの女性に礼を言い、"ありえない迷路”の出口を見つけてホッとした。
魔法の水の生まれるケルン。。。
ケルンは楽しい。
私の好きな街だ。
4711のウェブサイトに昔の広告のヴィデオが載っている。
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