散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

次々と開花

2008-02-29 18:51:47 | 植物、平行植物




水仙咲いた。
クロッカス咲いた。
アケビ咲いた。
菫咲いた。
桜咲いた。
プラム咲いた。
咲いた
咲いた。
でも春らしい空気が無い。

妙な感じだ。

今日は今回の展覧会の展示の手直しをしてから
プレスのインタヴューに答えながら会場を一回り。
塔の螺旋階段を2度ほども上り降りすると、もうふくらはぎが痛くなる。
ああ、なんて軟弱になってしまったのか。。。と嘆いても仕方ない。
運動不足は誰のせいでもない。怠ける自分が悪い。

このほど友人は太極拳を始めるという、また別の友人も太極拳や水泳に通い自己管理している。私もこうやってコンピューターの前に座っていたり、本を読んだりする暇があれば、動けばよいのだ。

さて何からはじめるか?はじめの一歩は何か?


ケルンの迷路

2008-02-29 14:42:09 | 思考錯誤


ケルンの駅舎はケルン名物(?!)ケルンの魔法水4711の広告が目立つ。
ケルンのWunderwasser(驚きの水、魔法の水)
由来は1792年に豪商で銀行家のWilhelm Muelhens (ヴィルヘルム・メールヘンス)の結婚祝いとしてカルトイザー教会の僧が秘密のレシピを贈ったということで、内服、外服するものであったらしい。
その2年後ナポレオンの進軍で占領下に置かれたケルンはフランス軍によって家々に番号がつけられ、それが4711番だった。
ちなみに私はこの4711の香りは残念乍好きではない。

昨日は仕事でケルンに出かけ、待ち合わせのホテルを探し歩いていた。
ホテルは多分目と鼻の先であるはずなのに、工事中でやけに見通しが悪く歩きにくいのだ。
時間も無かったので手っ取り早く道行く人に道を聞いたがしかし、その指差すほうに向かってもそれらしいものは見えない。
聞いても人によって指差す方向が全部違った。駅で働くおじさん(トルコ系)、道路工事のオジサン(ポーランド系)、キオスクのおばさん(インド系)、道でたたずむオジサン(不明)、通りがかったオジサン(東欧系)、買い物帰りのお姉さん(この買い物帰りのお姉さんの返事が正しかった。多分訛りからすると東欧方面から来ている人だろう)。。というわけでどういうものか言葉を交わしてみればどの人も外国人であった。
結局私は半径100mほどの中で5~6人に話しかけ、駅の目前にあるホテルを探して右に左に漂っていた。
うろうろしていると先ほどの道路工事のおじさんと目が合った。
『あ~~~、ホテル・シェラートだっけ?え~~~?』と聞いている。
『いいえ、シェラトンです~! シェラトン。。シェ・ラ・ト・ン!!!』
『あ~~~』といってそこにいた同僚と共に肩をすくめた。
それだけだ。しかし、私の質問を繰り返し考えてはくれていたようである。
私は笑顔で手を振りながら、やっとはっきりした返事を返してくれた買い物帰りの女性に礼を言い、"ありえない迷路”の出口を見つけてホッとした。
魔法の水の生まれるケルン。。。

ケルンは楽しい。

私の好きな街だ。


4711のウェブサイトに昔の広告のヴィデオが載っている。
CM 1
CM 2




疲れ目の場合

2008-02-28 17:48:55 | 写真


ぶれている。
ボケている。


ちょっとばかりくたびれたので目もしょぼついている。
目がかすんでいる。
眼鏡が合わなくなってきた。近いうちに少々入金もあることだから眼鏡を新調しよう。
この2週間ほど不慣れな仕事をしていたので日誌を書く余裕も無かった。
まだ仕事は続いているが、一段落というところ。
もっとも本業の方の色々な手配と作業が待っている。
何でこんなに重なっちまったのか?とぶつくさ言っても仕方ない。最終的には引き受けたのは私だ。
6つくらいいろんな事が重なってしまったので、私は少なくともあと10本くらい手がほしい。手だけではだめだろうから分身の術を使えると嬉しい。

一昨日はオーディオ・ヴィデオシステム機材屋の最新型映像コントロールシステムを見学に同伴してきた。最近のテクニックの進歩には目を見張る。簡単にデーターを放り込めば今まで面倒だった手続きが簡単に色々出来てしまうってやつだ。通訳するのも忘れて感心してしまう。

昨日はあるキャスティングの手伝いをした。
どちらの世界に仕事するも実に大変なものだなあ。役者稼業には別段あこがれたことは無いのだけれど(私は根っからの裏方志向。黙って影に回って手を動かしているほうがいい)好きじゃないと出来ない事だとしみじみ考えた。
美術の世界もそうだけれど。。。。。



空色スカート

2008-02-19 21:34:26 | 思考錯誤



生存報告

今日は一日メイルの翻訳と、電話をあちこちかけまくって一日があっという間に終わった。頭が5倍ぐらいに膨れたような気分。でも脳みそはしぼんで五分の一くらいになったんじゃないかという気分だ。
外はよい天気。
こんなはずじゃなかったのになあ。
その所為か?風邪でも引きかけているのか?耳鳴りがとまらない。いやな感じだ。
搬入展示作業は今週末でそれだけでも気がかりなのだが、まったく畑の違う仕事で頭がぐらぐらしている。
少なくとも来週の木曜日には少し楽になるだろうか。
もっともその後4月にまた2人展が待っているので、立ち直らないとならない。
重なる時ってあるものだ。
作品を作っている時がいかに自分に大切かということ。改めて感じている。

五月の晴れ空のような色の
妖精の釣鐘のような
水色スカートは
誰の?

巻き撒き蒔き

2008-02-14 13:34:30 | 思考錯誤

人の肺というのは広げてみればテニスコートほどもあるそうだ。
すごいものを胸に収めて歩いているんだな。
テニスコートほども場所があったら何しようか?
倉庫を作る。。。なんて現実的なことは考えちゃいけない。
庭を造ろう。
何を植える?




葡萄ヒヤシンス

2008-02-09 09:42:07 | 植物、平行植物
今咲いているもの


ムスカリ


良く見ると青紫の丸い粒が愛らしい。去年花が咲き終わった球根をいい加減に植え込んでおいたのだが(ほとんど放ってちょっと土をかけただけだ)、花量が少ないとは言えちゃんと咲いている。
原生のムスカリは絶滅寸前ではないとはいえレッドリストにのってしまった。

唐桃

2008-02-07 20:55:50 | 植物、平行植物
 



Prunus armeniaca カラモモ(唐桃) 杏

どちらかというと一重で淡い色の花が咲くとうれしいのだが、この木には濃いピンクが咲いてしまう。(↑右写真は色を操作してみた。このくらいの色味だともっとうれしい)
そのうえ八重だ。

とはいえ、花は咲けばうれしい。
八重だろうが何だろうが色が濃かろうが、段々良くなってくる。

杏は梅とは極近種だそうだ。
桃は花が枝の同位置左右に出て、梅は左右交互にずれて蕾が付くという。

そういえば杏の林の話が中国の神仙伝にでてくる。

ある医者が診療後患者からの支払いとして金銭は受けず、杏の木を植えてもらううちに、やがて医者の庭は杏林になった。
見事な実がみのると皆に杏の実と引き換えに米をもらうことになった。
米の量より多く杏を採る欲張りが来ると、どこからとも無く虎がやってきて、其の者を威嚇し、正当な取引さえすれば虎は消えてゆく。
。。。とか言う話だ。もっと話が続くかどうかは知らない。

杏の仁は鎮咳、去痰の薬にもなるのでこの医者は杏を植えることに決めたものだろうか?
もちろん実も美味しい。
今年は杏酒なども作って見ようと思う。
ちなみに杏で草木染をすれば、銅で淡い杏色。灰で黄色に染まるらしい。






ひとひらひとひら、春が近づく。








映画

2008-02-04 11:46:00 | 映画の話
 


ピンクフロイドのThe Wall(1982年)を久しぶりに見た。
ドイツに来て間もなくの頃にこの映画は観ていたけれど、結構忘れている。
(そりゃ当然か。。。ずいぶん昔の事だ)
ピンクフロイドはなんといってもセンスがいい。シド・バレットが元気な頃のサイケデリックで目を引く天才的感覚は素敵だし、アルバム『ウマグマ』の頃はメンバーがそれぞれにアイディアを持ち寄って音楽を作り上げていたようでこの頃の音楽も好き。ロジャー・ウォーターズが引っ張っていた頃のコンセプトがはっきり構築された音楽も好きだ。


失礼な言い方だが、シド・バレットが2006年まで生きていたとは知らなかった。
最後まで理想の絵を求めて一心に絵を描き続けていたらしい。どんな絵を描いていたのか観てみたい。






他に最近見て良くも悪くも印象に残った映画

"The nine live of Thomas Katz”
英/独映画
という映画を録画してあったので観た。話はわけのわからない世界だがなかなか面白い。皆既日食が近づくある日マンホールの中から不思議な人物が這い出してくる。"トーマス・カッツ”だ。アンチ・メシアである彼は世界を破壊すべくマンホールの中からやってきた。ブラックユーモアとなかなか面白い映像のセンスで見せてくれる。

"Babel"
ブラッド・ピットがそれほど好きじゃないというのも理由のひとつかもしれないんだけれどまだ観ていなかった。
観終わってからしばらくの間、散々文句たらたら流しまくった私だが、それだけ引っかかるものがあったということなのか。。。この映画について書き始めるときっと長くなりそうなので、今日のところは止めておく。
"事件”を起こした猟銃の素性を確認しようとしている刑事に日本人の父親が開口一番『私にもお咎めがあるんでしょうか?』という台詞。なんだかありそうな話だなと印象に残る。

”Hotel"
オーストリア映画
怖いぞ怖いぞという雰囲気をそこここに仕込んで、見るものに『ほらほら怖いよ』と迫ってくるのはいいけれど、短編ならともかく、どうもしまりが無く雰囲気だけで終わってしまった。途中から『これはまずいなあ』と思い始め、それでもちっぽけな期待を抱いて最後まで見てしまい、力が抜けてしまった。。。
キーワードは、鬱蒼とした森、ホテル、洞窟、魔女、失踪、未解決、無表情、迷路のようなホテルの通路、闇、眼鏡。。。
。。。と書いてみたら面白そうだと思うけれど?


空模様

2008-02-02 17:11:22 | 思考錯誤


今朝

7時半
窓の外は真っ暗
お茶を入れて
メイルチェック 

特に何も無し。

8時半
窓の外が明るくなっってきた
お茶を飲みながら
植物の様子をチェック

特に変化無し。。。。ではなくて


今年初めての雪の跡

すでに溶けかけのカキ氷状態

まだ時々空から白いものが踊りながら降りてくる





匂い釣鐘

2008-02-01 18:29:11 | 植物、平行植物




Camellia Japonica ”Duftgloeckchen"

淡くだがヒヤシンスのような香りがする。
今朝明け方は冷たい雨が花を打っていた。
どこかで雪が降っているのを感じさせる冷たい雨。

今、空は思いがけなくうっすらと青みが広がって
明るくなり始めている。

これを良い兆しと見て
今日もいいことがありますように。
(今朝は夢見が悪く、出だしが悪かったので、気を取り直して。。。)