Wuppertal の散歩道で。。。
先週次のグループ展の展示を終了。
ショーケースを三個。
秋深まる。
二週間ほど前に栗をやっと拾い、それは秋を感じる儀式のようなもので艶やかな栗の実を丸く浅い笊に入れて飾る。
最近益々時間の流れが勢いを増し、時には意識する間も無く夏が秋になっている。
このまま溺れかけた様な毎日を送らぬ様、しみじみ季節を味わい過ごしたいものだ。
時々自分の見ている物が本当にそこにあるのだろうかと、訝しく思うことがある。
それで、写真を撮ってみると、やっぱり違う様な気がするのだ。
霧の向こうに誰か居る
私に背を向けて
私と同じような黒いジャンパーを着て
カメラを同じように右手に携えている
いつまでも私達は同じ間隔を保ったまま歩き続ける
鴉が大きな声で鳴いた
ふと声の方へ顔を向けた
霧がゆれている
足の向く先に目を戻すと
誰かを見失った
12月1日
何時もの道を歩く。
朝、目が覚めると夢のかけらが耳元に残っていた。
「あのね、言いたい事をパイ皮の間に挟んでおくのはやめて欲しい」
と私は文句を言った。
何時もの道を歩く。
朝、目が覚めると夢のかけらが耳元に残っていた。
「あのね、言いたい事をパイ皮の間に挟んでおくのはやめて欲しい」
と私は文句を言った。
この夏は甥の軽やかな足音が何時も聞こえていた。
幸い今年の夏は良く晴れて、私も夏休みらしさを久しぶりに味わった。
そして彼は夏を連れて日本に帰った。