
ブクログより
ストリート・キッズを読んでから何年経つだろう。いや何十年かな?
軽妙でおしゃれで、日本にはないおもしろさを味わった。その後ニール・ケアリーシリーズとして、出ているが訳者もおっしゃっているように、出版の年月が空きすぎて、いつしか熱も冷めて忘れていたところに、昨年読んだ「サトリ」でまたウインズロウを思い起こし、年代をさかのぼって読んでみたが・・・面白くなかった。
ようやく読み切ったこの作品は、ニール・ケアリーの5冊目にして、完結編。ニールも結婚間近で、危ないことからも足を洗い、順風満帆というところだったが、それでは話が進まない。
またもや指令が下るのだけれど、なんだか全体的に単純で、ひねりが無くて、こんなっだたかな?一話で味わった、ワクワク感はないなぁ。
完結にしては終わり方も、何だか淋しい。ニールは子供の頃の心の傷をずっと抱えて、今も引きずっているの?
なんだか淋しい。
ニールの恋人の「カレン」がなんだかしっくりこないんですわ。偶然にも私のニックネームと同じですわね。
フリーだった頃のニールのほうが良かった気がします。その頃にさかのぼって読んでみようかな。
砂漠で溺れるわけにはいかない / ドン・ウインズロウ
★★★☆☆