ブクログより
どれだけ年月がたっても魅力的な向田作品。
気にいった手袋がなくて、ひと冬、手袋無しで過ごしたことや、給料の何か月分もするアメリカ製の水着を買ったことなど、今までに何度か読んだこともあるエッセイたち。
でもまた新しいエピソードがおり込まれていたり(でも向田さんはもうおられないので、新たに作品ができるということはないので私の記憶違いでしょう)
久しぶりに読むと新鮮でした。
最後には「胡桃の部屋」というこれも有名な小説が収められています。
題名を知っていただけで読んだことがなかったのかしら?
こんな生々しいお話しだったのね。
向田さんも絶対、熱烈な恋愛をされてましたよね。
伯爵のお気に入り / 向田邦子