皮膚は人間にとって重要なバリアです。しかし考え方によっては臓器といえる器官です。
えっ臓器???
心臓なら拍動を起こし血液を流します。胃は食べものを消化します。
しかし皮膚といってもピンよこないですよねぇ
皮膚の三分の一火傷をおおったとしましょう。
体液が流れ出し死に至ります。
皮膚は大切な身体の一部です。
しかしそれだけではありません。
皮膚は皮膚感覚としての痛み、かゆみなどの情報以外にも、
環境の変化よって体に情報を送っているそうです。
そのほか、皮膚の再生は自律的なものが関与していて、
自分で、判断し、考えるらしいです。
次の実験があります。
皮膚の実験・乾燥した環境に高湿度の環境で皮膚をさらした実験と、環境湿度が低い場合の実験です。湿度が低い場合は角質層は厚くなり、その結果皮膚のバリア機能は高くなったそうです。
逆に高湿度の場合は角層は薄くなりバリア機能は薄くなったという結果が出たそうです。
ダメージを受けた角層が再生するのは、神経系や循環器系と離れた、自律的な機能が備っているという実験でした。
つまり表皮自身がそれを取り巻く環境がどうなっているかを認識しているとのことです。
もともと私たちが人間である前の細胞・・
受精卵でありったその発達段階で皮膚と中枢神経系が同じ材料
(外胚葉由来の器官)で出来ています。
中枢神経系は記憶や学習に寄与し、皮膚のバリアの再生にも自律的関与であることも
研究されているようです。皮膚は独自に感じ、考え、判断し、行動するようです。
ひょっとして皮膚は神経系だったりして??? 私・仮説(笑)
面白いですねぇ
このお話 ・・・ 参考文献
皮膚は考える。 興味あればどうぞ 面白い本ですが後半はだるい
約1時間半コースの本
皮膚は考える (岩波科学ライブラリー 112) 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2005-11-03 |