できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

4月21日のプリキュアの話を5月に書く

2024-05-03 10:56:50 | プリキュア話

遅れていた4月21日放送分のプリキュアの話を、今日(5月3日)に書いておきます。

この日の放送分は、まゆがユキの服を夢中になって作っているところからはじまります。ただ、服をつくっている途中で、ユキはどこかに行ってしまいます。「ユキはどこへ?」と思っている間に、ユキはもどってきます。まゆはユキにくっついて、においをかぎます。その日の夜、まゆが寝ている間に、ユキはどこかに出かけます。森のなかに出かけたユキの姿が消えたあと、月に向かって白いプリキュアが飛び立ちます。

・・・という具合に、4月21日放送分は、新しいプリキュア「キュアニャミー」が登場する回です。ただ、アニメを見ている人たちは、キュアニャミーがまゆの飼いネコ・ユキだろうとすぐに察しが付くのですが、まゆも、こむぎ&いろはのプリキュアコンビも、まだ数回、気づくまで時間がかかりそうです。ユキ=キュアニャミーと気付くまでのプロセスが、4月21日放送分から数回の物語になりますね。

ということで、本編ですが…。まずは中学校で、まゆがため息をつくところが描かれます。そこへ、こむぎ&いろはのコンビがやってきて、話を聴きます。「気のせいかもしれないけど、このごろユキがいなくなる。ふと気づくと、いないときがある」というまゆに、いろは&こむぎは「力になりたい」といって、サトルも誘います。「ユキはせまいところも通れる。すき間も出入りできる。ユキの行くところに心当たりは?」と聞くこむぎたちに、まゆは「知らない間にどこかにいく。いつもはお店の前にいる。このままいなくなったら、どうしよう? 心配しすぎかも…」と伝えます。ただ、3人は「不安な気持ちはわかる」と答えます。

そこで、みんなで「ユキの行き先をたしかめよう!」という話になります。「あした、まゆの友達が家に来る。なにか用意しないと」というまゆの母。一方、友達が家に来ることになって、まゆは眠れなくなります。

次の日の朝、いろはと犬の姿のこむぎがやってきます。いろは&こむぎは案内されて、まゆの部屋へ。そこではまゆが「新しいこむぎの服」といって、犬の服をつくっていました。まゆは、細かい刺しゅうが得意。前につくってもらったこむぎの服を、犬の姿のこむぎは大喜びで来ています。

ただ、こむぎ・いろは・まゆでおやつを食べているあいだに、ユキがふといなくなります。どうやら窓の外に出たようです。こむぎがユキのにおいをたどると…。どうやらすぐに戻ってきました。ユキの動きがわかるようにということで、まゆの部屋にはフクロウのかたちをしたカメラをしばらく置くことにします。まゆはいろはに対して「ごめんね。お休みの日なのに手伝わせて…」というのですが、「友だちでしょ!」といういろは。「友だちでしょ!」と言われて喜ぶまゆの姿を、遠くからユキが不機嫌そうに見ています。そんなとき、遠くからガルガルの声がします。

CMを間にはさんで…。いろはがこむぎを連れてカメラを取りに行く間、ゆきはまゆの部屋の窓のそばで寝ています。その姿に安心したまゆは、いろは・こむぎのあとを追いかけます。ただ、そんなまゆのところへガルガルが現れます。今回のガルガルは、フクロウのガルガルです。フクロウのガルガルがまゆに襲いかかろうとしたとき、白いプリキュアが現れて、まゆを助けます。その白いプリキュアは「これ以上かかわってはだめ」とまゆにひとこと言って、去っていきます。

一方、白いプリキュアに追い払われて森のなかに逃げたフクロウのガルガルを、今度はいろは・こむぎが見つけます。ふたりは変身して、ガルガルをなだめようとしますが…。そこに再び白いプリキュアが現れて、ガルガルをひっかきます。「だめ!傷つけないで!仲よくしよう」というキュアワンダフル(=こむぎ)とキュアフレンディ(いろは)。キュアフレンディ・キュアワンダフルは以前クマのガルガルのひたいが傷ついていたことを思い出し、「(あれをやったのは)あなたなの?」「このガルガルの姿は、この子たちの本当の姿じゃない。助けてあげて、元の姿にもどしてあげたら、みんないい子」と伝えます。白いプリキュアはそれを聴いて、「そうしたいなら、そうすれば? 私のじゃまはしないで」と言います。それを聴いてキュアフレンディ・キュアワンダフルは、2人の技・フレンドリベラーレでガルガルを元の姿に戻して、ニコガーデンに帰します。

このあと、白いプリキュアが去っていこうとするので…。「あなたは誰?」とキュアワンダフル・キュアフレンディが聴きます。すると白いプリキュアは「キュアニャミー」と名乗ります。「私たちと同じプリキュア????」とふたりは疑問に思います。そんなとき、まゆは家で「いったい、あの子は誰?」と、白いプリキュアのことを思い出します。そのとき、まゆの部屋には、脱いだままのネコの服(=ユキの服)が置かれていました。

という具合で、新しいプリキュア・キュアニャミーが登場。また、ずっとプリキュアを見ている人であれば、キュアニャミーがまゆの飼いネコ・ユキであることはよくわかるわけですが…。でも、そのことにまゆやいろは&こむぎコンビが気付くまで、あと数回はかかりそうですね。ということで、次の放送回からは、キュアニャミーが何者かを探る物語が展開します。これでまずは4月21日分のプリキュアの話、おわります。4月28日分は動画を見たらすぐにブログを書きますね。


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またまた遅れている2週分のプリキュアの話(2) 4月14日分

2024-04-22 09:25:04 | プリキュア話

またまた、遅れているプリキュアの話を書きます。今度は4月14日放送分です。前回からまゆ&ゆきのコンビが先々プリキュアになっていく経過を描きはじめているようですが、今回もそこにつながる話です。

この4月14日分は、湾岸第二中学校での生徒どうしの会話からスタートします。どうやら生徒たちの話では、まちのはずれにある「見晴山」に、「がみがみ、がりがり…」と声を出す、大きな毛むくじゃらの怪物が現れたとのこと。いろは・こむぎのコンビは「ガルガルじゃないか?」と思い、「サトルくんをさそって、いっしょに見に行こう」と考えます。そんないろは・こむぎの様子を、まゆが同じ教室で見守っています。

さて、実際にいろは・こむぎコンビは、サトルをさそって山登りに行きます。サトルはなんだか、いろはとデートしているような気分で、うれしそうです。ただ、こむぎはいろはといっしょに山登りができるのがうれしくて、急に走り出します。それをサトルがあとから追いかける…という流れになります。

見晴山をのぼりながら、サトルといろは・こむぎは、「タヌキの巣がある」「ガルガルはほんとうにここにいるの?」「すごく大きいっていうけど、どんな生き物?考えてもわからない」などと話し合います。考えながら山登りするのに疲れたとき、サトルはクッキーを出します。人間用のクッキーだけでなく、子犬の姿のこむぎが食べられるクッキーも用意されていました。そのあとも山道を登る3人(2人と1匹ですが)。ガルガルの手がかりはなかなか見つかりません。ただ、山歩きをしていたおばさん3人組に出会い、「ここから先、頂上までの間は動物を見ていない」という話を聴きます。

そんなとき、今度はまゆ&ゆきの姿が挿入されます。まゆはゆきにネコのミルクをあげながら、いろはたちが山登りしていることを思い出し、「いいなあ。見晴山に行ってみたい。でも、もしも凶暴な生き物が現れたら…」と考えます。ただ「考えすぎかな?」と思いつつ、ミルクを買いに出かけます。買い物に行った帰り道で、まゆはとてもきれいな女の子に出会います。その女の子は「山にはいかないで」と一言。家に戻ったあと、「あの子、誰?」とまゆは思います。そんなまゆの姿を見て、ゆきはぴくっと反応します。

CM後、3人が頂上に着いたところが描かれます。サトル作のお弁当を食べて「ピクニック最高!」と思ういろは&こむぎ。でも、ガルガルは見当たりません。やはりおばさん3人組のいうように、頂上に近づくほどいなくなります。動物たちは逃げ出したのかも…。そう思った3人は、道中にあった「ほこら」を探そうと思いつきます。実際そこに行ってみると、黒いたまごの割れたあとがありました。近くにはクマの巣らしきものや、クマの足跡もありました。どうやら今回はクマのガルガルで、いろは&こむぎはプリキュアに変身します。

「クマには背中を見せないように」「クマは臆病で、こわがってるときに攻撃してくる」というサトルのアドバイスを聴いて、クマのガルガルの攻撃を避けるキュアワンダフル(こむぎ)。一方、キュアフレンディ(いろは)はタクトをつかって、ライオンのキラリンアニマルの力を借ります。クマのガルガルの攻撃を避けるワンダフルを、フレンディは肩車。するとクマのガルガルは、ふたりにおびえて動きが止まります。どうやら自分よりも背の高いものがこわいようです。「今なら近づける」と考えたキュアワンダフル・キュアフレンディは、フレンドリベラーレでガルガルをおとなしくして、ニコガーデンに戻します。

プリキュアたちがニコガーデンに行くと、キラリンアニマルのクマ(キラリンベア)がいます。これがガルガルになっていたようです。ただ、キラリンベアのひたいには、なぜかひっかき傷があります。キラリンベアの話では「すごく強い、もうひとりのプリキュアにひっかかれた」とのこと。それを聴いて「どういうこと??」と思うプリキュアたちです。ただ、このときは「またピクニックに行きたいね~」といって、プリキュアたちの話はおわります。そしてエンディングの場面では、謎の女の子が夜空に飛ぶ姿が描かれます。

これでおわかりのように…。4月14日放送分では、「もうひとりのプリキュア」の存在が示されます。しかも、その「もうひとりのプリキュア」は「ひっかく」ようですね。これでなんとなく、3人目のプリキュアがだれなのか、想像できそうですが…。ということで、予告編によりますと、次回4月21日分には「キュアニャミー」なるプリキュアがでてくるようですね。


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またまた遅れている2週分のプリキュアの話(1) 4月7日分

2024-04-21 12:20:40 | プリキュア話

昨日(4月20日)も岡山県教委の仕事で朝から日帰り出張。この間も学内の会議とか、朝1限に夜6限と、今学期は変則的な担当科目の時間割が組まれていることがあって、生活リズムが不規則でちょっとくたびれていました。なので、またまた2週分、プリキュアの話が書けていません。ほんとうは今日の分も見なくちゃいけないのですが、あとで動画で見ます。ということで、まずは書いていない2週分のうち、4月7日放送分から書いていきます。

4月7日放送分は、湾岸第二中学校に通い始めたまゆの話。このまゆが、どうやってネコのユキと出会ったのかが、この日放送分の物語の軸です。オープニングの動画やこれまでのプリキュアの傾向からすると、このまゆ&ユキのコンビが先々、追加のプリキュアになりそうな予感なのですが…。でも、そこにもっていくために数回の物語が必要になると思います。ということで、当面はこのまゆ&ユキがプリキュアになるまでの紆余曲折が描かれるのでしょう。

さて、この4月7日放送分の冒頭は、まゆの家=コスメショップのプリティホリックが、今日も盛況だという場面からはじまります。「そろそろ新しいアイテムがほしい。まゆが考えて」という母親(お店の経営者)のひとことに、まゆがユキを抱きしめながら「どうしよう…。私がデザインなんて…」と思うところから、今回の物語がはじまります。

オープニング後は場面が変わって、今度は湾岸第二中学校の教室。休み時間にノートに何かデザインしているまゆの脇を、こむぎが通りかかり、そのノートをのぞき込む。お昼に弁当を食べているときに「なにを描いていたの?」と聞くと、まゆは「うちのお店に置くアイテムのデザイン」と答える。その話を聴いて、まわりの女子生徒たちも集まってきて、まゆのノートをのぞき込む。「全部かわいい」「すごいね~」という他の生徒たち…。

その日、学校から戻ったあと、まゆは母親にノートを見せます。「このなかのまゆの推しは? 全部はつくれないから、いちばん気持ちのこもっているもので、使う人の最高の笑顔が見れるもの」という母親に、まゆは「そういわれると悩む。わかんなくなってきた。むずかしい」と返事をします。そして「ゆきはどれがいい?」と尋ねた上で、「一から考え直してみる」とまゆは思います。

さて、場面が変わって今度はサトルとウサギの大福。このコンビは「川で黒いものを見た」という子どもの話を聴きつけます。ガルガルではないか…と思うサトル。そこに、散歩中のこむぎ(犬の姿)といろはが通りかかります。そこでいっしょにガルガルをさがすのですが、今度はこむぎが泥水のなかにはまってしまいます。その泥まみれになったこむぎを公園で洗っているときに、散歩中のまゆに出会います。

まゆは泥まみれになったこむぎを洗ういろはの姿を見て、「はじめてゆきと会ったときのこと」を語り始めます。まゆが小4の冬休み、写真家の父に連れられて、山のなかの村へ。誰も住んでいない古民家の床下で、泥まみれになっていたネコのユキを見つけます。誰かに捨てられたのか、古民家に住み着いた人嫌いの子猫。自分のことを、人間には勝手に触らせない。そんなゆきを、まゆはその村にいる間、何度も尋ねます。とってもきれいな鳴き声のゆきに、「寒そうだから」といって、「外は寒いけど心はあたたかいよ」といって、まゆは自分の毛糸の帽子をあげます。そして雪のひどい日、外に出られないゆきは、古民家の床下にその帽子をひっぱりこんで、そこで寝ます。

いよいよその村を去る前日。まゆはゆきのところへ「あした家に帰る。じゃあね、元気でね」と声をかけます。ゆきは少しさみしそうにしています。ここでCMが入ります。

CM後、いよいよまゆが父親と一緒に村を去る日が来ます。その日、ゆきがまゆのところへ帽子を返しに来ます。村人は「あの人間嫌いのネコがここまで…」と驚きます。まゆはゆきを見て「私もいっしょにいたい! うれしかった!」といって抱き上げます。そのあと「生きものを飼うのは簡単じゃない」と父母に言われますが、まゆはゆきを家で飼い始めます。飼い始めたときにゆきをお風呂に入れますが、そのときに雪のように真っ白な毛色であることがわかります。また、まゆのつくったチャームを首にぶらさげると、ゆきはとてもうれしそうでした。「ゆきちゃんの笑顔が見たかった」と語ったあと、まゆは「ゆきのためのデザインを!」と思い、急いで帰ります。

まゆが帰ったあと、河川敷にはアライグマのガルガルが現れます。こむぎ・いろはのふたりはプリキュアに変身します。アライグマのガルガルはペンキのなかで手を洗ったり、川のなかの獲物を見つけようとしたり…。そして意外と凶暴で、プリキュアたちをひっかこうとします。そんなアライグマのガルガルを、プリキュアたちはリボンで手を結び、動きをとめて、元の姿に戻します。そんなふたりのプリキュアの姿を、なぜか遠くからゆきが見ていました。これはもしかしたら、ゆきが先々プリキュアになる伏線かもしれませんね。

そしてラストの場面です。まゆがデザインした新商品が、プリティホリックで売り出されます。お客さんも大喜びです。でも、まゆは「いちばん喜ぶのはゆき。ゆきの笑顔が見たかった」と。

こんな感じで、4月7日放送分はおわりました。徐々に物語の軸がまゆ&ゆきのコンビに移ってきて、いよいよふたりがプリキュアになるまでの経過を描き始めたな~という印象を受けます。なお、4月14日放送分は、山に変な巨大生物が出た…という話のようです。この話も、まゆ&ゆきのコンビがプリキュアになる展開と、どこかでからんでいるのかもしれませんね。


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ひとまず、遅れているプリキュアの話(2) 3月31日分

2024-04-10 10:22:49 | プリキュア話

今度は3月31日放送分のプリキュアの話です。この放送回は、3月24日放送分の続きのような内容です。というのも、3月24日放送分でガルガルを相手にするために、子犬のこむぎ(=キュアワンダフル)が人間の姿になって学校に通えるかどうかが課題として浮上してきたわけですが、それをクリアする話が描かれていたからです。

さて、3月31日放送分ですが、子犬のこむぎが眠っていて、飼い主のいろは(=キュアフレンディ)にもらった犬用のクッキーをたくさん食べている夢を見ているところからはじまります。夢を見ているこむぎのところへ、ニコガーデンの執事・メエメエがやってきます。メエメエはいきなり「すばらしい話です!」といって、こむぎに「あすからいろはといっしょに学校へ通いましょう。すでに手続きは終わっています。ニコガーデンにあるニコダイヤの力です。キラリン兄まrが戻ってきたので、ダイヤの奇跡が起こったのです」と伝えます。この話を聴いて、こむぎもいろはも大喜び。「制服を着て学校にいく!」と、こむぎは大はしゃぎ。最後までメエメエの話を聴こうとはしません。まあ、このあたりがプリキュアで、かなり強引な設定ですが…。でも、3月24日分の課題はクリアですね。

ただ、子犬のこむぎが人間の姿になって、制服を着て、いろはと中学校に通う…となると、すぐに次々に起こりそうな問題が予想できます。もともとが子犬ですから、人間のお約束、特に学校でのお約束はまったくわかりません。登校時からいろはは、こむぎは大丈夫か…と心配になります。ということで、3月31日放送分は、このこむぎが学校に通って起きるドタバタがネタになります。

最初はこむぎといろはの登校時。こむぎは他の生徒たちに「おはよう!」ってあいさつしますが、「だれ?」と当然、他の生徒たちに思われます。また、サッカー部の早朝練習の様子を見て「おもしろそう!」とこむぎは走り出し、ゴールキーパーにかわってシュートをキャッチ。「何者?」とサッカー部員に思われます。

次は教室での転校生の紹介。前回のまゆに引き続き、新たな転校生の登場です。「こむぎだよ、よろしく!」とひとこと伝えると、他の生徒たちは「苗字は??」と疑問がでます。とっさに「この子、私のいとこ。だから犬飼」といろはが伝えて、その場はおさまります。

そのあと体育の授業で、サッカー部のイカリくんがこむぎに対して「キーパーの素質がある。オレと勝負だ!」と伝えられます。こむぎはすぐにそれに応じて、イカリくんのシュートを次々に止めてみせます。結局、授業中に一本も決められなかったイカリくん。でもこむぎは「もっとシュート打って!」という感じ。ただ、そのあと教室での授業は、こむぎにとってはつまらなさそうです。

昼休みになりました。お弁当をもってきていないこむぎは、いろはや他の生徒から少しずつお弁当をわけてもらって、いっしょに食べます。「おなかいっぱい~」と気分よくなったこむぎは、そのまま昼寝してしまいます。すると、こむぎは制服を着たまま、人間の姿から子犬の姿にもどります。そして子犬の姿にもどったこむぎをいろはが抱えたところを、まゆに見られてしまいます。まゆにいろはは「こむぎを家に戻してくる」と伝えます。

昼休みのあいだ、こむぎはいろはに連れられて別のところで眠ります。「いろはといっしょにず~っと学校に行きたかった。夢がかなってうれしい」と、眠っている間もずっとこむぎは思っています。そして目が覚めると、いろはといっしょにこむぎは学校にいる。「夢じゃなくてうれしい!」とあらためて思います。

そんなときに、こむぎはイカリくんのにおいを感じます。昼休みもサッカーの練習をしていたイカリくんは、なぜかアタマの上にガルガルのたまごをのせて、からだのバランスをとる練習をしています。「これはさっきひろった、こむぎ必勝アイテム!」というイカリくんに、「こっちに渡して、動物のたまごだから!」「それ、あぶないの!」といういろは&こむぎ。そんなときにイカリくんが転んでガルガルのたまごが落ちる…その寸前で、こむぎがたまごをキャッチして運びます。そんなこむぎを、今度はイカリくんが追いかけるのですが、こむぎのアタマの上でたまごが割れます。

たまごの中から出てきたのは、アヒルのガルガル。こむぎ&いろははすぐにプリキュアに変身します。アヒルのガルガルは校内の池に入って、まわりに水をまきちらします。また、アヒルのガルガルはジャンプして、自分のおしりの力でプリキュアふたりを押しつぶそうとします。これに対抗するためにどうするか…。キュアワンダフル(=こむぎ、ですが)は、サッカーのキーパーのことを思い出します。キュアワンダフルは自分の手を大きくしてプニプニバリアにして、キーパーのようにアヒルのガルガルをキャッチすることを思いつきます。そして実際にキャッチしたあと、ふたりのプリキュアはアヒルのガルガルをフレンドリベラーレでもとに戻し、ニコガーデンにもどします。

ラストの場面ですが…。夕方、イカリくんは「こむぎに感動した。サッカー部に入って」と頼みます。学校帰りの道で、こむぎは「今日はいろはと帰れる。お散歩! 学校ってワンダフル。たのしい!」と話します。それを聴いたいろはは「学校は勉強するところ、犬にもどっちゃだめ。勉強がんばれる?」と伝えます。こむぎは「いろはといっしょに居たい。だからいっしょにがんばる」とお返事。いろはも「私もこむぎと学校に行きたい」と話しながら、家に帰るのでした。

まあ、こんな感じで予想通り、子犬のこむぎが人間の姿になって学校に通うと、なにかとドタバタが起こりますねえ。そして今後もくりかえし、子犬のこむぎが学校でおかしなことをやらかしてしまう場面が描かれることでしょう。と同時に、こういう子犬のこむぎが学校で何かやらかしてしまう場面をくりかえし描くことで、このプリキュアの主たる視聴者層である子どもたちには「学校って、こういうことやっちゃいけない場所だよ」というメッセージも伝わるのではないかと思います。そういう意味で今回、あえてプリキュアのひとりを「人間の姿にも変身できる子犬」にしたのかな…と。この3月31日放送分を見て思いました。ちょうど新入学・新学期開始の時期でもありますしね。

ということで、3月31日放送分までのコメントおわります。次は4月7日分ですが、まだ動画を見ていません。予告編では、4月7日分はまゆのプリティホリックでの新商品デザインの話と、猫のゆきとの出会いの話になるようですが…。徐々に今度はまゆ&ゆきコンビのことが話のなかに入ってきますね。夏ごろにこちらのコンビもプリキュアになるのでしょうか…??


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ひとまず、遅れているプリキュアの話(1) 3月24日分

2024-04-10 08:29:09 | プリキュア話

おはようございます。ちょっとすき間の時間をつかって、遅れているプリキュアの話を急いで書いていこうと思います。まずは3月24日放送分のことです。

3月24日の放送分は、転校してきたまゆがはじめて湾岸第二中学校(通称「わんにゃんちゅー」)に登校する際の出来事が主な内容です。当然、引っ込み思案で自分に自信のないまゆですから、冒頭のシーンは緊張と不安でいっぱい。自己紹介がちゃんと言えるかと悩むのですが…。そんなとき、飼い猫のユキに抱き着いて、ほおずりをすると安心する。そんな場面も描かれます。

さて、ユキをなでて落ち着いて登校するまゆを描く一方で、子犬のこむぎ(=キュアワンダフル)を置いて登校するいろは(=キュアフレンディ)の姿も描かれます。いつもふたり(正確にはひとりと一匹ですが)でいっしょ、プリキュアになるときもいっしょですが、学校がはじまるとこむぎは「お留守番」になります。しかし、そこはプリキュアの話。「こむぎも学校に行く、人間の姿に変身する!連れて行って!」と大騒ぎします。ただそれをいろはがなだめて、こむぎを眠らせたあと、いろははさっと学校に向かいます。

登校後の湾岸第二中学校では、いろはと同じクラスになったサトルが出迎えます。願い事がかなう「かがみ石」の前で、サトルが同じクラスになることを願っていたことを思い出して…。いろはは「毎日学校で会えるね」と伝えます。

そんななか、新学期最初のホームルームで、担任の馬場園先生(馬術部の顧問らしいですが)から転校生の紹介があります。もちろん、この転校生はまゆです。ただ緊張して名前がうまくいえず…。自己紹介のときに「猫屋敷まゆ」と自分の名前が言えず、馬場園先生の名前と混じって「ねこばば…」と言ってしまいます。そこで声をかけたのが、いろは。「まゆちゃ~ん!」と呼びかけ、「まゆちゃんの家はプリティホリックというコスメショップやってる。ゆきっていう名の真っ白な猫がいる。まゆちゃんはゆきのことが大好き」と、いろはがまゆのことを詳しく紹介します。するとクラスの生徒たちが「ゆきって猫を見てみたい」など、いろいろとまゆに話かけてきます。そのこともあって、まゆはホッとします。そして、まゆはいろはの隣の席に座ります。休み時間にもまゆのまわりにはほかの生徒たちが集まり、「前の学校はどんなところ?」「プリティホリックってどんなお店」と質問攻めにあいます。友達ができるか不安だったまゆは、今度はおおぜいの生徒にかこまれて質問攻めにあうことに困惑します。

一方、学校に連れて行ってもらえなかったこむぎは、犬から人間の姿に変身して、「いろはを驚かそう」と思って学校に行こうとします。でも、こむぎは「学校ってどこ?」と思います。そこでこむぎは犬の性質を活かして、いろはのにおいで学校までたどりつこうとします。ただ、ここもプリキュアの話です。こむぎは商店街のなかを歩いていると、魚のにおいや肉のにおい、花のにおいなど、お店それぞれのにおいをかいで「たのしい~!」と舞い上がってしまいます。そしてふと「ここはどこなの?」と、自分が迷子になっていることに気付きます。そんなとき、こむぎはプリティホリックを見つけて、そこに猫のゆきがいることに気付きます。ゆきに「あそぼ~」と声をかけたこむぎは、逆にシャーとゆきに威嚇されます。ここから先はワワワーン、シャーと、子犬と猫にもどってじゃれあってしまいます。

お昼休みになると、いろはがまゆに湾岸第二中学校の案内をします。このとき、いろんな部活の生徒から声をかけられることで、いろはがよく部活の助っ人をしていることが描かれます。また、馬、アルパカ、ニワトリなど、この中学校では多様な動物が飼育されていて、生徒たちが世話をしていることも知ります。そして生物部の部屋にいくと、サトルが飼育しているカメにエサを与えている姿も見ます。

そんなとき、学校にガルガルが出現します。こむぎは「ガルガルのいるところへ行けば、いろはに会える!」と思ってかけつけます。こむぎ・いろはのふたりは、学校で変身します。

今度のガルガルは、学校で飼育されている馬のようです。馬のガルガルとふたりのプリキュアは追いかけっこをするのですが、ガルガルは早くてなかなか追いつけません。そこでキュアフレンディがガルガルの上にまたがろうとするのですが、振り落とされてしまいます。

やさしくておだやか、足は速いけど臆病…。そういう馬の性質を知ったうえで、キュアワンダフルはタクトをつかって、キラリンアニマルのライオンの力を借ります。そのライオンの力で少し脅かして動きをとめると、プリキュアたちはガルガルにおいつきます。そこで「ニコガーデンにもどろう」と声をかけ、フレンドリベラーレをつかってガルガルをもとの馬に戻し、ニコガーデンに返します。

ラストの場面ですが、いろはは「こむぎが来てくれて、たすかった」と伝えます。こむぎも「学校に行きたかったワン!」と応じます。一方まゆは、猫のゆきに話かけながら…。「自己紹介がうまくできなかったけど、いろはちゃんが助けてくれた。動物の世話が楽しみ。学校楽しかった。あしたも楽しみ」と、いっしょに夕日を見つめます。こんな感じで、3月24日放送分はおわりました。

この内容からもおわかりのように…。こむぎ・いろはのプリキュア二人がそろってたたかえるようになるためには、子犬のこむぎが人間の姿になって、学校に通っても不思議ではないようになる必要があります。次の3月31日のテーマは、まさにこれ。子犬のこむぎが人間の姿になって、湾岸第二中学校に通うようになる話です。まあ、そこはプリキュアだから、かなり強引な展開で話をすすめるのですが…。ということで、3月24日分の話はここでおわります。

 

 


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今日も2回分まとめてプリキュアの話(2) 3月17日分

2024-03-19 11:00:46 | プリキュア話

今度は3月17日放送分の紹介です。この日の放送分は、3月10日分からの話の続きになります。

3月10日分のラストで、こむぎはいろはのベッドから夜中に抜け出し、雨の中、ひとりで家を出てしまいます。翌朝、公園で散歩が楽しくて、家に帰るのを嫌がる犬を見て、こむぎは泣き出します。そんなときに、ガルガルを探しているサトルに出会います。ここから、3月17日放送分の話がはじまります。

さて、朝を迎えて、こむぎがいないことに気付いたいろは。「自分でカギをはずして家出?」と思ってしまいます。いろはは執事のメエメエを呼び出して、こむぎの行方を聴きますが…。メエメエはただ「こむぎにはプリキュアの自覚が足りない」という話をするだけです。

そんなとき、サトルからいろはに電話がかかります。こむぎはサトルの家で、ウサギの大福と遊んでいるといいます。「なんで?」と疑問に思ういろは。サトルは電話で「お迎えはちょっと待って。ボクから話す」といいます。

そのこむぎですが…。大福とサトルを相手に「いろはと話せるようになると、もっと仲良くなると思っていた。でも怒られた…」とこむぎは語ります。「でも、どうしてプリキュアになったの?」とサトルが聴いたとき、まゆの姿が挿入されます。

どうやらこの間、まゆがずっとつくっていた縫い物が完成したようです。その縫い物は、手作りのハーネスの様子。「今から渡しに行けば?」という母の声に促されて、まゆはいろはの家に届けに行こうとします。

一方、先ほど「どうしてプリキュアになったの?」とサトルに聴かれたこむぎは…。「いろはが危ない目にあっているとき、気づいたらプリキュアになった。でも怒られたし、嫌われた。こむぎはタクトが使えなくて役に立たない」と語ります。そんな話を聴いたサトルは「こむぎのことをどう思うのかは、いろはに聴いてみないとわからない。ことばは相手の気持ちを聴くためにもある。話し合えば?」と伝えます。

さて、手作りハーネスをもってきたまゆは、いろはの近くにこむぎがいないことに気付きます。「機嫌損ねてしまった…」といういろはに、まゆは「元気がなくて、なんといえばいいのか…」と迷います。そんなまゆの腕に、猫のひっかき傷があることにいろはは気づきます。その傷は、猫のゆきにひっかかれたものだとか。まゆの話では「ゆきはなかなか言うこと聞いてくれないけど、でも大好き、かわいい」のだとか。そして「この前来てくれたお返しに、洋服ハーネスをつくった」といって、まゆはいろはにプレゼントを渡します。まゆに「ありがとう!またね!こむぎに見せたいから、迎えに行く!」と、明るい表情でいろはは伝えます。

そんなとき、ライオンのガルガルに、なにか黒い影のようなものが声をかけます。その声を聴いて、ガルガルは大きな声で吠えます。その声に気付いたいろはは、ガルガルのところに向かいます。森の中を吠えながら突進するガルガルの姿が、ここで描かれます。

「こむぎも行く!きっといろはも行くから!」といって、ガルガルの大きな声を聴いて、こむぎもガルガルのところへ行こうとします。そのときこむぎは「マブダチってなに?」とサトルに聴きます。どうやら大福はサトルのことを「マブダチ」と呼んでいたようです。

いざ、こむぎがガルガルのところに到着すると、キュアフレンディ(=いろは)がライオンのガルガルに襲われていました。その姿を見て、こわがるこむぎ。でもこむぎはここで「どうしてプリキュアになりたかったの?」という、サトルとの話を思い出します。

「こむぎは、いろはを守りたくてプリキュアになった。いっしょに走ることができて楽しかった。いろはは困っている子を放っておけない。助けられた子もうれしそう。こむぎも同じ気持ち。ガルガルはこわい。でも、いろはを助けたい…」

そんな自分の強い気持ちに気付いたとき、こむぎはキュアワンダフルに変身します。そしてキュアワンダフルの姿でガルガルに突進して、一度たおされます。「みんななかよしがいい。いろはのキュアフレンディを守りたい。だからプリキュアになる」という、キュアワンダフル。「来てくれてありがとう」というキュアフレンディ。「ガルガルしないで」といってタクトを出したキュアワンダフルは、ペンギンのキラリンアニマルの力を借ります。「よし、わたしも!」というキュアフレンディも、ペンギンの力を借ります。

「こわくないの?」と声をかけるキュアフレンディに、「こわいよ、でも、いっしょだから大丈夫」というキュアワンダフル。「ワンダフルといっしょだと、ワンダフル!」というフレンディに、「いろは、大好き」というワンダフル。ふたりのタクトをあわせ「ワンダフルを君に。ガルガルな心飛んでいけ」というと、「フレンドリベラーレ」という技が使えるようになります。そしてその技でおちついたガルガルのなかから、キラリンアニマルのライオンが出ます。

キラリンアニマルのライオンは「暴走を止めてくれてありがとう」と、ニコワールドに行ってふたりのプリキュアに伝えます。ふたりのプリキュアは「話し合いっていいね」と語りあいます。そんなときメエメエが(今までの話を棚に上げて)「こむぎさま、お見事」と言いますが…。ふたりのプリキュアはどこかに消えています。

ラストの場面ですが。まゆのつくってくれた洋服ハーネスをつけたこむぎを見て、いろはは「まゆちゃんすごい!」と思います。こむぎは「(ハーネスが)どんな色でも、いろはが持つならいい!いっしょにお散歩!」と伝えます。そしてふたりで散歩に出かけたところで、今回の放送分はおわりです。

ということで、タクトになったリードにかわって、あたらしいこむぎ・いろはの絆が見えたときに、「フレンドリベラーレ」というふたりの合体技が使えるようになりましたね。また、その絆が見えるきっかけに、まゆからの贈り物とまゆの腕にあるゆきからの傷、サトル&大福のかかわりがありましたね。こんな感じで、まゆ&ゆきコンビ、サトル&大福コンビが、これから先もいろは・こむぎコンビを何かと助けるかたちで物語が展開しそうです。ちなみに次回はいよいよ新学期、まゆがいろはの通う中学校に転校する話になるようです。ということで、2回分まとめてのプリキュアの話、おわりです。


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今日も2回分まとめてプリキュアの話(1) 3月10日分

2024-03-19 09:39:02 | プリキュア話

またまた今日も2回分まとめてプリキュアの話を書きます。3月10日と17日の2回分です。この10日くらいの間も、ほんと、いろいろと用事が詰まっていて、たいへんでした…。ただ、内容的にこの2回分は、「ガルガルにされたキラリンライオンを助け出し、キュアワンダフルがタクトを使えるようになるまで」というかたちでつながっています。なので、2回分まとめて書くのも悪くないな~と。そんなことも思っています。

さて、まずは3月10日分から。この日の放送分は、3月3日分でプリキュアたちが助け出したキラリンペンギンの力で、ニコワールドの一部が復活したところから話がはじまります。また、3月3日分のラストでは、キュアフレンディがタクトを使って、キラリンウサギの力を借りてキラリンペンギンを助け出しました。ただ、キュアフレンディがタクトを使えたのに、キュアワンダフルは使えない。そのことを、子犬の姿=こむぎにもどって、キュアワンダフルは悩みます。執事(ひつじでもありますが)のメエメエは、キュアワンダフルに「なにかプリキュアになるために必要なことが欠けている。ゆゆしきこと」と言います。こむぎは「いろは(=キュアフレンディ)といっしょにタクトを使いたい!」とごねはじめます。

ただ、いったんは家にもどって、こむぎはいろはに手入れをしてもらって、いっしょにあそんで、機嫌が直ります。そんなとき、獣医をしているいろはの母が、予防注射を嫌がる犬(チョコちゃん)の相手に困っている姿が見えました。いろはがチョコちゃんに「大丈夫だよ」と声をかけると、チョコちゃんは落ち着きます。「ありがとう、いろは。いろはには昔からこわがる子がなつく、みんなと友達になる」といろはの母が声をかけると、こむぎが急に不機嫌になって困らせはじめます。

そんなとき、家でぬいものをしているまゆと、猫のゆきの姿が描かれます。まゆの母が「パパが呼んでいる」というので、まゆはパソコンの画面を見ます。するとタンザニアにいる父とのネット通信がはじまります。まゆの父は、タンザニアでライオンを追いかけている様子。「感動してる」という父に「たのしそう」というまゆ。そんなまゆに、まゆの父は「まゆはどうだ?」と話しかけます。まゆの母は「来週から学校。もう、いろはちゃんという友達ができた」と、父に伝えます

一方、こむぎですが…。相変わらず「いろはの役に立ちたい!」と騒いで、困らせてしまいます。いろはによしよしされたり、いっしょにベッドで寝たり…で、一瞬なだめられますが、その都度こむぎは「こんなのじゃない、もっと役に立ちたい!」といって困らせます。

そして、こむぎがいろはといっしょに散歩に行こうとするとき、いつものお気に入りのリードがないことに気付きます。このリードが、ふたりがプリキュアになったときに使うタクトになったのでした。「いつものリードがいい!あれじゃないとお散歩しない!」と騒ぐこむぎに、「わがままいわない!お散歩中止!」といって、食器洗いをするいろは。ふたり(正確には子犬と飼い主ですが)は、とうとうケンカしてしまいました。「いろは、こむぎ、どうした?」と、父は心配するのですが、母は「いっしょにいたらたまにはケンカもするでしょ?」といいます。

どうやらふたりがプリキュアに変身できるようになり、ふたりをつないでいたリードがタクトになることで、ふたりの関係は変わってきたようですね。あらたなつながりを確認しないといけない時期なのでしょうね。このあたり、子犬と飼い主をつなぐリードをふたりのプリキュアの関係の「象徴」として描いている様子がうかがえます。

その後、こむぎをウサギの大福と遊ばせながら、この間のもめごとをサトルにいろはが話します。いろはは「こむぎが話せるようになったら、もっと仲良くなると思っていた。でもわがままばかりいう」と。その話を聴いて、サトルは「きっとこむぎも同じ思いだと思う。こむぎはきっと、いろはの役に立ちたいのだと思う」と返答します。

そんなとき、ライオンの姿のガルガルが出現。「けんかはここまで、ガルガルを止めよう」といって、こむぎ・いろはのふたりはプリキュアに変身します。そんなとき、猫のゆきが窓の外を見て、街の動物たちが怖がっている場面や、プリキュアのあとにサトルと大福がついていく場面も挿入されます。

さすがにライオンのガルガルなので、大きくて、よく吠えます。「こむぎにまかせて!」といって、ガルガルに立ち向かおうとするキュアワンダフル。でもワンダフルは吠えるガルガルを見て、手足がふるえ、たちすくんでしまいます。サトルは「犬としてのこむぎの本能。ライオンは野生動物の頂点。こわがるのは当然」と伝えます。そこでキュアフレンディがガルガルに語りかけますが、フレンディに逆に襲いかかります。

このガルガルはすばやいし、パワーも強い。なんとかなだめないと…。そう思ったキュアフレンディは再びタクトをつかい、キラリンペンギンの力でスピードアップして、なんとかして足止めしようと考えます。それを見てキュアワンダフルもタクトを使おうとするのですが、やはりタクトは反応しません。

ただ、そんなキュアワンダフルをガルガルが襲おうとしたとき、一瞬だけタクトが反応。そのタクトの力でガルガルが傷つき、苦しんで、山の奥へ消えていきます。「どうして出てきたの?」というキュアフレンディに、「こむぎもいろはといっしょにいたい。こむぎもプリキュア!」というキュアワンダフル。「言い合いしてる場合じゃない!」といって、消えたガルガルを探しに、サトルが出かけます。

ガルガルが現れたその日の夜。こむぎはいろはといっしょに寝るのですが…。いろはが眠っている間に抜け出し、「役に立てなくてごめん、バイバイ…」といって、雨が降るなか、どこかに出かけてしまいます。

ということで、こんな感じで3月10日放送分は、ふたりのプリキュアの絆を象徴するものだったリードがタクトになって、あらたな絆を創り直さないといけない。また、こむぎがキュアワンダフルになってガルガルの力を抑えるためには、動物としての本能に打ち勝つなにかが必要。そして、ふたりのプリキュアの絆を結び直すために、サトル&大福や、まゆ&ゆきの2つのコンビもからんでくる。こんな感じで、今後の物語の展開を明らかにしたのが、この3月10日放送分でした。


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3月3日のプリキュアの話です。

2024-03-04 11:31:58 | プリキュア話

今度は3月3日のプリキュアの話です。実は昨日、1泊2日で長崎に出張していたのですが、そのときのホテルで久々にリアルタイムの放送分を見ました。ただ、帰宅後もう一度ゆっくりと動画配信分を見たので、今日、ブログを書きます。

この3月3日放送分ですが、「いろは&こむぎのコンビがどういう経過で生まれたのか?」の説明と、いろはちゃんの家族を紹介することがメインの回でしたね。そして、いろは&こむぎの絆を考えることも、今回のテーマでした。

冒頭ではまず、いろは&こむぎが早朝の海岸を散歩するところからはじまります。そのとき、なかなか散歩で歩いてくれない子犬・ポンちゃんに手を焼く母娘に出会います。でも、いろはちゃんがポンちゃんに声をかけると、ポンちゃんはいろはちゃんの手をぺろぺろなめます。いろはちゃんは「ペットサロンと動物病院をやっているから」といって、その母娘を誘います。

いろはちゃんの家に行くと、ペットのトリマーをやっている父親が、ポンちゃんの飼い主の母娘の相談に応じます。どうやらポンちゃんはリードをつけて散歩をするのを嫌がるのだと。それを聞いていろはちゃんの父は、まずは抱っこして、外に出ることになれるようにと話します。「リードは飼い主との信頼の証し」なので、まずは部屋のなかでいっしょに歩いたり、抱っこで散歩をしたり、いっしょに遊んでよりそうことが大事だと。

そんなとき、いろはちゃんはこむぎが家に来たときのことを思い出します。獣医の母が営む動物病院で、ケガの手当を受けていたこむぎ。首輪をしているので、元の飼い主のところに戻らなくちゃいけないと説明する母。でも、いろはちゃんは、こむぎを家で飼いたいといいます。母は「こわいめにあった子で、体も心も傷ついている。仲良くなるまで時間がかかるし、飼い主が見つかったら家に帰る。それでも飼いたい?」と、いろはちゃんに尋ねます。そんないろはちゃんの手を、こむぎがペロッとなめます。いろはちゃんはこむぎを抱きしめて「この子と仲良くなりたい」と。

その後「ここが今日からあなたの新しい家」といって、いろはちゃんはこむぎの世話をはじめます。なかなかなついてくれないのですが、だんだん距離が縮まってきます。そして父といっしょにこむぎに似合いそうなリードを見つけたとき、このリードでいっしょに散歩したいといろはちゃんは思います。やがて、こむぎはいろはちゃんになじみ、リードをつけていっしょに散歩できるようになります。

こむぎは「いろはとなら大丈夫って思えた、ありがとう」と。「どうして大丈夫って思ったの?」と聞くいろはちゃんに、こむぎは「リードをつけたら、いろはを近くに感じて、ワンダフル!」と答えます。いろはちゃんも、こむぎが人間の姿になって話せるようになり、「気持ちが聴けるようになって、ワンダフル!」と伝えます。

そんなとき…。さりげなく、プリティホリックに暮らすマユとユキの姿が挿入されます。前の週、いろはちゃんにプレゼントをもらったマユですが、「お友達になれるかなあ? お返ししなくちゃ」とネコのユキに話しかけています。まあ、これからどういうかたちでマユ&ユキが、こむぎ&いろはコンビと仲良くなるのか、楽しみですね。

さて、その後、こむぎはいろはちゃんとお散歩に出かけます。犬の姿のときのリードのように、人間の姿でふたりで出かけるときも、なにかつながれるものがほしい。そんなことをこむぎが言いかけたときに、ペンギンの姿のガルガルが現れます。

人の姿になったこむぎといろはちゃん、そして途中から合流したさとるくんが海岸に駆け付けると、海が凍っています。その凍った海の上を、ペンギン姿のガルガルがすべって動いてます。そこですぐにこむぎ&いろはコンビはプリキュアに変身します。

つるつるの氷の上でプリキュアになったふたりは、ペンギン姿のガルガルをつかまえようとしますが、足がすべって転んでしまいます。そこでキュアフレンディがスケートの要領で動くことを思い付き、キュアワンダフルと手をつないでガルガルをおいかけます。やっとおいついた…と思ったら、急にガルガルが飛び上がり、今度は海に潜ります。潜ってどこを泳いでいるのかわからないので、プリキュアたちは海の上にでてきたところをつかまえようとします。

海の上に出てきたガルガルは、氷の橋を街の方につくり、その上をすべりはじめます。そのガルガルにおいつこうと、キュアフレンディのアシストで、キュアワンダフルがとびあがります。そして氷の橋の上でなんとかおいついたとき、橋が割れてキュアワンダフルが落ちそうになります。そのキュアワンダフルを海におとさないように…と、キュアフレンディが手を差し出したとき、プリキュアたちのコンパクトが光ります。そのコンパクトからは、ちょうちょの印がついたリボンがでてきて、ふたりのプリキュアの手を結びます。その結んだリボンがお互いをくっつけて、キュアワンダフルは海に落ちずに済みます。

「人の姿のときは、手をつなげる。リードのかわりに手をつなぐ」「私も同じことを思った」と、ふたりのプリキュアは自分たちの絆に気付きます。そんなとき、街のなかにある石が光り、あらためてふたりを結んでいたリボンが変化して、フレンドリータクトがでます。「ふたりの仲良しパワーが生み出した」というキュアワンダフル。そんなとき、前回登場のキラリンウサギも現れて、キュアフレンドリーのタクトにキラリンウサギの力が加わります。すると、キュアフレンドリーの耳がウサギのようになり、ガルガルの音や声が聞こえるようになります。でも、キュアワンダフルが同じタクトを使おうとしても、効果はありません。

そのあと、キュアフレンドリーはガルガルの音や声を聴いて動きを予想し、見事にガルガルの動きを読み切って、つかまえます。ガルガルを落ち着かせると、そこにはかなり疲れているペンギンが出ます。ふたりのプリキュアは、そのペンギンをニコガーデンにもどします。

エンディングですが、こむぎは「なぜ自分はタクトが使えなかったのか?」と不満そうです。一方いろはちゃんは「こむぎと話せるようになって、こむぎの気持ちがわかってうれしい」といいます。それを聞いたさとるくんは「いろはちゃんがうれしいと、ボクもうれしい」と伝えます。そして、こむぎ&いろはのふたり(ひとりと一匹ですが)は「これからもたくさんお散歩しよう」と話します。

…ということで、今回はいろは&こむぎの暮らす家のこと、こむぎを飼い始めたきっかけ、いろは&こむぎの絆から新しいプリキュアのアイテムがうまれること、この3つが描かれましたね。ただ、こむぎが不満を感じているように、プリキュアのタクトがなぜこむぎ=キュアワンダフルには使えなかったのか? そこが疑問です。その疑問を解消する回が、次回3月10日の放送分になりそうですね。


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2月25日分のプリキュアの話です。

2024-03-04 09:45:32 | プリキュア話

またまた数日、ブログの更新が途切れてしまいました。この間、原稿執筆や校正作業があったり、この土日は長崎まで1泊2日で出張していました。ということで、遅れましたが、2月25日分のプリキュアのこと、書いておきます。

2月25日放送分は、例のユキという名前のネコと暮らすマユのことを紹介し、こむぎ&いろはのプリキュアコンビと接点をつくるというのが、物語の大きな流れです。それとともに、キラリンウサギという新たなキャラも登場します。

今回の冒頭では、「プリティホリック」というコスメショップ兼住宅で、ユキとマユが目覚めるところからはじまります。このプリティホリックは、別の街から転居してきたマユの母が営むお店。マユの母は、マユがつくったちらしを街中で配り、お店を掃除して、お客さんが来るを楽しみに待っています。その一方で、オープン初日を迎え、マユは「お客さん来るかな? 来ないとどうしよう。知り合いが誰もいない街でお店開くなんて、お母さんはすごい…」と不安そう。そんな不安な気持ちを、マユはユキをだいて、ユキのにおいをかいで落ち着かせています。

さて、こむぎ&いろはのプリキュアコンビとさとるくんは街の地図を見ながら、海浜公園など、ガルガルが出現した地点をまわって情報集めをします。そこへメエメエが現れて、3人(正しくはふたりと1匹)をニコガーデンに誘います。ニコガーデンに行くと、キラリンウサギが回復した姿を見せてくれます。キラリンウサギはニコガーデンのなかにある島に行き、そこにある宝石の力で、ニコガーデンの一部の地域を回復させます。メエメエの話では、キラリンウサギのような力のある動物を9匹あつめれば、ニコさまが戻るのではないか…と。でも、そんなメエメエの話を聴かずに、「今日からプリティホリックがオープン。一番乗りになりたい!」というこむぎ&いろはのコンビは街に戻ります。自分の話を聴いてくれなくて困ったメエメエは、ニコガーデンと人間の街をつなぐスマホを、さとるくんに渡します。

プリティホリックでは、マユが母といっしょに「お客さんくるかなあ…」と待っています。そこへこむぎ&いろはのコンビが現れます。「チラシがかわいいから、気になった」といういろはちゃんい、マコはネコのユキを紹介します。雪の降る日に出会った白猫なので、ユキちゃんだそうで。ただ、最初こむぎは犬の姿のままだったので、プリティホリックの中には入れません。そこで人間の姿になって、こむぎ&いろはのふたりでお店に入ります。

お店に入ると、かわいいものがいっぱいで、いいにおいがします。マユの話では、全部母のデザインで、アニマルタウンの人向きにつくったのだとか。そんななか「メイクしたことないな~」といういろはちゃんに、「試してみない?」「マユ、いろはちゃんにメイクを。娘はメイクが上手だから」とマユの母が声をかけます。そのあと、マユの母は、お店にやってきたおばあさんたちと話し始めます。その裏で、こむぎはユキに声をかけます。こむぎは「ユキのこと知ってるよ」とか「自分は犬だけど人のかっこうに変身できる」とかいうのですが…。

別室で、マユにメイクをしてもらういろはちゃん。マユは「大丈夫かな? ちゃんとできるかな? こわくない、こわくない…」と不安そう。一方いろはちゃんは「メイクはマユさんにお任せ」といいます。そして、メイクをしてもらいながら、いろはちゃんはマユにいろいろ話しかけます。自分が湾岸第二中学校の生徒だということ、マユちゃんと同じクラスになれたらいいと思っていること、等々。ただ、メイクをはじめるとマユは真剣。ひとことも話さなくなります。

メイクがおわると、いろはちゃんは大喜び。「いっしょうけんめいやってくれて、ありがとう。マユちゃん集中力がすごい!」と声をかけます。でも実は、マユははじめて誰かにメイクをしたようです。その裏で、こむぎはユキに話しかけると、ユキはネコパンチで応じます。そのあと、メイクが終わったいろはちゃんを見て、こむぎは「笑ってる、楽しそう、かわいい」といって、自分もメイクしたがります。「こむぎもメイクする~」といって、目のまわりを化粧し始めると、なんだかタヌキみたいになります。そして帰り際、マユの母に「また来てね~」と声をかけられて、「学校でも会えるよ」とこむぎ&いろはのコンビは帰っていきます。その様子を、マユは不安そうに見ています。一方「ワンダフルなお店だったね」「なんだかマユちゃん、不安そう」「いっしょにお散歩すれば元気になる」と会話しながら、こむぎ&いろはコンビは帰ります。

その帰り道で、黒いガルガルのたまごがでます。たまごのなかからはタヌキのガルガルがでて、猛スピードで車道に出ようとします。車にはねられると危ないから、こむぎ&いろはは変身して、プリキュアになってガルガルと止めようとします。でも、タヌキのガルガルの動きは、とても速い。「こわがっているのかも」「ずっとジグザグににげてる。おびえているみたい」「初めて来た街でこわがってる」「いっしょにあそぼう、友達になろう」と声をかけるのですが、それでも車道に飛び出そうとします。なのでプリキュアたちは車をバリアでとめて、そっとガルガルに近づこうとします。そして追いついて、抱きしめて、「ニコガーデンに帰ろう」と声をかけます。するとガルガルはもとのタヌキの姿に。そのタヌキをニコガーデンにもどすのですが…。そこでメエメエがこむぎ&いろはに何か話そうとするのですが、やっぱり聞いてもらえません。しかたがないので、メエメエは大事な用事をさとるくんにスマホで伝えます。

このタヌキのガルガルの姿とうまく重ね合わせるように、実は新学期を転校先の湾岸第二中学校で迎えるマユの不安な気持ちが描かれます。このあたりが、プリキュアの上手な描き方ですね。こむぎ&いろはコンビとかかわって「今日は疲れたけど、楽しかった」「いろはちゃんと友達になれるかな…」と思うマユの姿を描いたあと、前の学校にいるとき、教室でひとりぼっちだったマユの姿をさりげなく挿入します。そして「私にはユキがいる」と、また一言、マユに言わせます。こういうところで、どことなく「転校先になじめるか不安なひきこもり系の女子中学生」としてのマユの姿を描くわけですね。

そしてラストですが、こむぎ&いろはのコンビが「お届けものをもってきた」といって、プリティホリックに現れます。それは、いろはちゃんの父がおすすめのペットとのおさんぽバックで、いろはちゃんも持っているものだとか。「マユちゃん、ユキちゃん、アニマルタウンへようこそ!」といろはちゃんが声をかけて、今回の放送分はおわりです。

…まあ、こんな感じで、ひきこもり系女子中学生のマユ&ユキという白猫のコンビが今回、登場しました。私の予想では先々、このコンビもプリキュアになりそうな気がするのですが…。ただ、ひきこもりがちな女の子なので、みんなになじめるようになるまで、かなり時間がかかりそうですね。ということは、プリキュアになるまでも時間がかかるのではないかと。ということで、この2月25日放送分の話はおわりです。


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2月から「わんだふるぷりきゅあ」はじまりました(3) 2月18日分

2024-02-27 11:55:13 | プリキュア話

ようやくブログ投稿が追いついてきましたが…。今度は2月18日放送分の「わんだふるぷりきゅあ」の話です。この回も、2月11日放送分からの話の続きです。また、例のメガネ男子・さとるくんの物語のなかでの役割が、この2月18日放送分で見えてきます。

この回は、まずいろはちゃん・こむぎの2人のプリキュアとメエメエが、前回助けたダチョウをつれて、ニコガーデンに戻るところからはじまります。ニコガーデンには動物がいっぱいで、こむぎも子犬の姿にもどります。

ニコガーデンに行くと、メエメエがダチョウに何か食べさせます。これは「ニコの実」という、おやつのグミのようなもの。形はネコの肉球のようです。これを食べると、動物たちは元気になるようです。メエメエもガルガルになって心身ともに疲れたあと、これを食べて回復したようです。ちなみにこむぎは再び子犬から人間の姿にもどって、ニコの実を食べます。でもメエメエが出した熱いお茶を飲んでやけどします。そしてニコの実を「いっしょに食べよう」といって、いろはちゃんにあげます。

さて、メエメエの話では、このニコガーデンにいる動物は、人間界の動物とは少しサイズなどがちがっているとか。昔、ニコ様がつくったこのニコガーデンに、ニコ様といっしょに来た動物たちだとか。ここで動物たちは楽しく過ごしているのだけど…。ある日、ニコ様と動物たちの多くが急に行方不明になったとか。ニコ様をどうやって探せばいいか? ガルガルがどうして出てくるのか? メエメエは困っているとか。

このメエメエの話を聴いて、いろはちゃんは「さとるくんに相談したい」って思います。メエメエに中学校の同級生で、動物に詳しくて、大福というウサギを飼っている…と。獣医でもあるいろはちゃんの母からも「ほんとうに動物に詳しい」と感心されるさとるくんに、味方になってもらいたい。そう願ういろはちゃんに、「プリキュアのこと、言っちゃだめ!」と。メエメエはそう伝えます。今回のタイトルは「言っちゃだめ!」ですが、こういう意味だったのですね。

ただ、人間界=アニマルタウンにもどったあと、いろはちゃんはこむぎと、「ふたりだけでどうやってがんばるか…」と悩みます。そんなふたりに「何かあった?」と、さとるくんが声をかけます。「なんでもない。急に散歩したくなっただけ」というふたりですが…。さとるくんは「秘密やウソは苦手なふたりで、絶対に何かあった。ボクが頼りないだけかな?」と、散歩中の大福といっしょに迷います。

そんなとき、大福が急に走り出します。どうやらガルガルの黒いたまごを大福が見つけたようです。それを「ダチョウのたまご?」と思ってさわろうとするさとるくんを、大福が止めます。この黒いたまごが気になるさとるくんは、家に戻ってネットと図鑑でいろいろ調べます。でもあんなたまごはどこにも出てきません。その一方、こむぎといろはちゃんは「ガルガルをどうやってさがす?」「においでさがす」という会話をしています。

その翌日、いろはちゃん・こむぎが散歩に出たあと、さとるくんも大福を置いて外に出ます。そのとき、黒いガルガルのたまごが割れて、ウサギのガルガルがでてきます。それを見つけたさとるくんが追いかけます。そんなさとるくんを、いろはちゃん・こむぎが見つけます。「にげて!」というさとるくんに、「友だちのピンチ、放っておけない」といって、こむぎちゃんがキュアフレンディに変身。こむぎもしゃべりはじめて、キュアワンダフルに変身します。とうとう、さとるくんにふたりがプリキュアだってことがわかってしまいます。「隠し事って、これだったのか」ということですね。

ただ、今回のガルガルは、いままでとは何かちがう様子。キュアワンダフルがしっぽをさわると、ガルガルが怒ります。「相手は危険な生き物」というさとるくんに、キュアフレンディは「それでも助けなきゃ。このままだと心が悪く染まる、元にもどさないと」といいます。

さとるくんがふと、ガルガルの様子を見ると、警戒中の足踏みをしている様子が見えました。「これは、もとはウサギだ!」というさとるくんのアドバイスを聞いて…。「うさぎは、なでられるのが大好き。よしよし」「ごめんね、こわがらせて、傷つけないから」「ニコガーデンにいっしょに帰ろう」などといって、ふたりのプリキュアはガルガルに抱きつきます。するとガルガルは、ウサギの妖精・キラリンウサギの姿に戻ります。

このキラリンウサギをつれて、ふたりのプリキュアはニコガーデンへ行きます。さとるくんも「へぇ~プリキュアなんだ」といいながら、ふたりについていきます。「言っちゃだめ~って言ったのに…」というメエメエに、「バレちゃった」というふたりのプリキュア。「動物たちを守りたい気持ちは同じなので、ボクも協力する。よろしくお願いします」というさとるくんに、プリキュアたちもメエメエも「ニコアニマルを守り、ニコさまをさがすために、いっしょにがんばろう」という話でまとまります。

…という具合に、当面さとるくんは動物に関する知識の面で、キュアワンダフル・キュアフレンディのふたりを助ける男の子として描かれることになりましたね。かつて「デリシャスパーティプリキュア」のときに「ブラックペッパー」といって、プリキュアたちを助ける男の子がいましたが、あの役どころと同じといえばいいでしょうか。

あとは2月25日分の動画を見て、ブログを書くと、ちょうど今月放送分すべてを扱ったかたちになりますね。なんとか今月中にはブログ記事も追いつきたいと思います。

 


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2月から「わんだふるぷりきゅあ」はじまりました(2) 2月11日放送分

2024-02-26 16:22:48 | プリキュア話

昨日は2月4日分の「わんだふるぷりきゅあ」の話を書きました。今日は2月11日分の話を書きますね。

2月11日分は、2月4日分の続きです。子犬のこむぎがキュアワンダフルに変身して、飼い主のいろはちゃんと話ができると大喜び。その脇で、ヒツジのメエメエがガルガルの状態から救われている。そんなところから話が始まります。このメエメエの話す「ニコガーデン」が、どうやらプリキュアたちの守る世界になるようです。

そのニコガーデンですが…。メエメエの話では、動物の楽園だとか。そのニコガーデンに真っ黒なものがおしよせてきて、急に暗くなった。そのあと、メエメエがガルガルの状態になってしまった。そこを、キュアワンダフルになったこむぎが助けてくれた。メエメエの話では、ニコガーデンにはほかにもガルガルの状態になった生き物がいるようです。だからメエメエは、プリキュアに助けてもらいたくてやってきたようです。そしてプリキュアになるには、ワンダフルパクトというコンパクトが必要になるようです。

ちなみに、メエメエは「プリキュアやニコガーデンのことは秘密にしてほしい…」といって、グーグー寝てしまいます。どうやらニコガーデンの生き物がガルガルの状態になると、かなり心身にダメージを受けるようです。ただ、その心身にダメージを受けた状態を、メエメエはニコガーデンからもってきたスーツケースに入ることで回復させようとしました。

ここで、こむぎは「いろはといっしょにいたい!」といいます。いっしょにプリキュアになって、ニコガーデンの生き物を助けたい。こむぎはそう思った様子。でも、いろはちゃんはプリキュアではありません。さて、どうしたものか…というとき、こむぎが「おなかすいた!」と。そこでいろはちゃんはこむぎを家に連れて帰ることにしますが、人間の姿になったこむぎのことをどう説明すればいいかと迷います。でも、そんないろはちゃんのことはおかまいなしに、こむぎは子犬に戻ってしまいます。

帰宅後、いろはちゃんの部屋で、こむぎは大熟睡。そんなこむぎの姿を見て、いろはちゃんはこむぎを拾って帰ったときのことを思います。雨の日、捨てられていたこむぎが泣いていた。そのときの声を聴いて、助けたいと思った。あの日のことを思い出すと、こむぎがメエメエのようにあぶない目にあうようなことはしてほしくない…。そんなことを考えているうちに、翌朝になります。ぐっすり寝て元気になったこむぎが話し出すので、いろはちゃんは慌てます。そこへいろはちゃんの母が「お散歩いかないの?」と声をかけます。ここで、ガルガルのたまごが再び登場します。

さて、こむぎを連れていろはちゃんが散歩に出ようとすると、いろはちゃんの家=ペットショップに、この前会ったまゆちゃんがやってきます。どうやら「ゆき」というネコのリボンを選びに来た様子。いろはちゃんがこむぎと出かける様子を見て、まゆちゃんは「あの子、ここの子」と思います。

こむぎといろはちゃんが公園に散歩に行くと、そこにはさとるくんと大福(ウサギです)もいっしょに来ていました。こむぎと大福がドッグランでいっしょに走っている姿を見ながら、いろはちゃんは「世界中の動物と仲良くなりたい」と言います。さとるくんも「動物のこと、いっぱい知りたい」と。そんなさとるくんに、いろはちゃんは「あたまいいし、やさしいし、プリキュアのこと言いたい…」とか「昨日の大きな黒い謎の動物ガルガルのこと、言いたい…」と思います。でも、メエメエとの約束があるので、言えません。そんないろはちゃんに「困ったことがあったら言って」というさとるくん。そのとき、こむぎが吠え始めます。

「あの時と同じ!」と思ったいろはちゃん。海の方から再びガルガルが出た様子。こむぎは子犬から再び人間の姿になって、「いろは、あの子を助けたいでしょ?」と言います。また、自分を拾ってもらったときのことを思い出して、こむぎは「ひとりぼっちでさみしくてこわかった。いろはが抱きしめてくれてうれしかった。ガルガルを放っておくと、ワンダフルでなくなる」と言います。そしてこむぎは変身、キュアワンダフルになります。

今度のガルガルは、ダチョウが真っ黒になった様子。「仲よくしよう!」と声をかけて、キュアワンダフルはガルガルを追いかけます。そんなこむぎ=キュアワンダフルを見て、「こむぎが痛いと私も痛い。こむぎといっしょの毎日がワンダフル!」と、いろはちゃんが強く願います。そんなとき、ワンダフルパクトがいろはちゃんのところに届きます。「私もいっしょにプリキュアになる!」と思ったいろはちゃんは、そのパクトをつかって、キュアフレンディに変身します。

「あの子助けたい、力を貸して!」というキュアワンダフルとともに、ガルガルを追いかけるキュアフレンディ。ふたりとも変身後、ダチョウ並みに足が速くなります。「メエメエから聞いたよ。心が真っ黒になってガルガルになったんだよね。教えて、あなたのこと」とか、羽根が傷つくのを嫌がっている様子を見て「大丈夫、あなたを傷つけないから」とか。ふたりのプリキュアは、ガルガルに声をかけます。そして、ふたりのプリキュアが抱きついて、ガルガルに「あなたの力になりたい。友達になろう」と話しかけると、ガルガルは浄化され、ニコニコして、ダチョウの姿に戻ります。どうやら今年のプリキュアは、ガルガルを攻撃するのではなくて、話しかけて落ち着かせて、浄化する。そういうたたかい方をするようですね。

ただダチョウにもどったガルガルは、かなり心身が弱っている様子。そこでメエメエを連れてきて、どうすればいいか相談をします。メエメエは、このダチョウを連れてニコガーデンに行こうとふたりのプリキュアに声をかけます。「どうぞこちらへ」と、メエメエは自分の持ってきたスーツケースにふたりのプリキュア、ダチョウをさそいます。どうやらこのスーツケースが、ニコガーデンの入り口の様子です。そしてふたりのプリキュアは「苦しい子を放っておけない。いっしょにがんばろう」と思います。

まあ、こんな感じで、子犬のこむぎ=キュアワンダフルに続いて、飼い主のいろはちゃんがキュアフレンディになりました。これで子犬と飼い主の両方がプリキュアになりました。また、2月11日分の話の流れからすると、次の2月18日分は、ニコガーデンがどういうところかがわかるようですね。ということで、2月11日分の話はおわります。

 


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2月から「わんだふるぷりきゅあ」はじまりました(1)2月4日放送分

2024-02-25 16:45:42 | プリキュア話

だいぶん更新が途切れていましたが、さっそく2月4日から放送開始のプリキュアの新シリーズ「わんだふるぷりきゅあ」のこと、4回にわけて書いていきます。まずは放送開始の2月4日の分についてです。

この新シリーズのプリキュアは、どうやら「人間と動物の共生」がテーマの様子。主人公のプリキュアも、なんと犬飼いろはちゃん(=キュアフレンディ)と、その飼い犬こむぎ(キュアワンダフル)のコンビです。しかも、こむぎがキュアワンダフルになる方が先なんですよね。「とうとう飼い犬がプリキュアになるのか…」と、最初この話を聴いたときはびっくりしましたが、実際に見ると「これはこれで、面白いなあ」というところでしょうか。

最初の放送である2月4日分は、子犬のこむぎに起こされて、海の見える街(アニマルタウン)で朝の散歩に出かけるいろはちゃんの姿から始まります。また、OPの動画には、ネコといっしょの女の子(=おそらく先々、プリキュアになるのでは?)と、ウサギといっしょのメガネの男の子(=もしかしてプリキュアになる? それともプリキュアを支える?)が描かれています。

さて、どうもこむぎはいろはちゃんとず~っといたい様子で…。いろはちゃんが中学校のバレーボールの試合に行くときも、ついていこうとします。結局、こむぎをいろはちゃんの母親が抱きかかえている間に、いろはちゃんは学校に出かけます。ちなみにいろはちゃんの家では、お父さんがエプロンをして朝食をつくるようです。

こむぎはそのあと、いろはちゃんの部屋で寝ます。寝てる間もいろはちゃんとお散歩している夢を見るこむぎ、そのくらい、いっしょがいいようです。留守番をしてさみしい…と思っていると、いろはちゃんが帰宅。さっそくこむぎはいろはちゃんに飛びつき、じゃれはじめます。そしておやつをもらって、いっしょに散歩にでます。

ちなみに、こむぎといろはちゃんの仲良しの姿が描かれている間に、ヒツジが倒れて「助けて~」と訴えている場面が描かれます。このヒツジが後ほど「メエメエ」と名乗って、こむぎ・いろはのコンビがプリキュアになることに大きくかかわります。

その後、散歩に出たこむぎ・いろはちゃんは、「かがみ石」という名の石をじ~っと見つめる男の子・さとるくんと、そのペット・大福(ウサギ?)に出会います。この「かがみ石」は人の姿が映る意思で、どうしてそれが可能になるのか、理由が知りたいとさとるくんは言います。さとるくんは物知りで、勉強家。動物好きが多いこのアニマルタウンで、「動物と話せるようになりたい」とさとるくんは言います。それとあわせて、いろはちゃんと同じクラスにもなりたいようです。

そんなとき、アニマルタウンの林の中から「ガルガル」と声を出すたまごが現れます。

さとるくんに会ったあと、こむぎといろはちゃんは散歩を続けます。その途中「プリティホリック」というお店に、「ユキ」というネコと「まゆ」という女の子が引っ越すところを見かけます。こむぎ・いろはちゃんのコンビは、その女の子に声をかけようとするのですが、どこかへかくれてしまいます。どうやら引っ込み思案な女の子で、びっくりしたようです。

そして、こむぎ・いろはちゃんのコンビは、ペット連れの人が多い公園に到着。その公園でかくれんぼをしている子どもと犬のそばには、「ガルガル」と声を出すたまごがあります。一方、こむぎは散歩しているときに「かがみ石」に似た光る石を見つけます。そしてその脇にある「ガルガル」というたまごに気付き、こむぎが吠え始めます。すると、他の講演に居た犬たちも吠えます。

そのガルガルは急に割れて、中から大きな怪物が出てきます。公園にいた人とペットたちは、みんな逃げ出します。でも、子どもと犬がガルガルという怪物につかまります。その子どもと犬を助けようと、いろはちゃんが口笛を吹いて、自分の方に注意をむけます。ガルガルは逃げるいろはちゃんを追いかけて、やがておいつきます。

そんないろはちゃんを守ろうと、こむぎは吠えて、ガルガルにとびかかります。するとさっきの光る石がさらに輝きを増して、こむぎがなんと、人間の姿になります。その人間の姿になったこむぎがさらに変身。「キュアワンダフル!いっしょにあそぼう!」と。キュアワンダフルは、ガルガルの攻撃からいろはちゃんを守ろうとします。ガルガルと追いかけっこをして、キュアワンダフルがおいつきます。

そして…。ここが今年のプリキュアのポイントですが、ガルガルを攻撃するのではなくて、なんとキュアワンダフル、抱きつきます。キュアワンダフルはガルガルに「あなた、苦しいの? ガルガルしないでいっしょにあそぼう」と抱きついて声をかけると、ガルガルはおちついて、ヒツジのような姿にもどります。

ガルガルがおちついたあと、人間の姿にまでもどったこむぎは、いろはちゃんに「握手、握手!」と話しかけます。「ほんとうにこむぎなの? ものすごく、ワンダフルすぎない?」と驚くいろはちゃん。その脇で、先ほどガルガルになっていたヒツジが、メエメエと名乗ります。

というような次第で、今年のプリキュアはじまりました。飼い犬と飼い主の中学生のコンビがプリキュアで、なおかつたたかうのではなく、ガルガルという怪物をもとの姿にするために抱きしめるという方法。これが今後、どのように展開していくかが楽しみですね。


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今日は「ひろがるスカイプリキュア」の最終回でした。

2024-01-28 18:07:29 | プリキュア話

今日(1月28日)は、この1年間続いた「ひろがるスカイプリキュア」の最終回。次の日曜日(2月4日)からは新シリーズ「わんだふるぷりきゅあ」が始まる。この新シリーズ、どうやら女の子が自分の飼っている犬といっしょに変身するプリキュアの話になりそうで…。予告編を見ている限りでは、思いっきり幼い子向けにストーリ展開やキャラクター設定をつくってきそうな気がします。それはさておき、今日の「ひろがるスカイプリキュア」の最終回の話を書いておきます。

最終回は、前回、スキアヘッド(ダークヘッド)が倒されて、アンダークエナジーでできた大蛇のような姿になったところから話がスタートします。この大蛇を倒すために、プリキュアたちがヘビのしっぽを捕まえて結んでみたり、キュアスカイがキュアプリズムを持ち上げて、光の球・プリズムショットをぶつけたり…。いろいろなかたちでプリキュアたちがたたかいを挑みます。

プリキュアたちに苦戦する大蛇は、なんと、カイゼリンの心のなかにしのびこもうとします。カイゼリンの心のなかで、大蛇は再びスキアヘッドの姿にもどって「愛している」とささやきます。でも、カイゼリンは「それはちがう! 私には友達がいる。お前は必要ない!」といって、大蛇を追い払います。子どもがおとなの「偽りの愛情」や「ゆがんだ愛情」を拒否できるようになるためには、誰か別の人の支えがいる。そういうことを象徴しているようなシーンですね。

カイゼリンに拒否された大蛇は、今度は人間界のソラシド市を襲おうとします。その大蛇を追ってプリキュアたちが人間界に行けるように、アンダーク帝国のトンネルをつかうよう、かつての敵・カバトンやミノトン、バッタモンダーが手助けをします。また、カバトンは青の護衛隊といっしょに、スカイランドのまちは守り切ったと言います。そこで、プリキュアたちはカバトンたちの協力を得て、人間界にもどります。

人間界に戻ったとき、プリキュアたちは一瞬、変身前の姿に戻ります。でもソラちゃん(キュアスカイ)は「プリキュアの力は私たちの胸のなかにある。限界なんてない!」「ここ(人間界)はすばらしい世界。あなた(大蛇)の力をほしがる人なんていない!ヒーローの出番です!」といって、再び変身します。同じく、他のプリキュアたちも変身します。

ここから先は、ソラシド市でのプリキュアと大蛇のたたかいです。「力がすべて」という大蛇に対して、「私たちはもっと強いものでたたかっている。私たちは広がっていく。絶対にまけない」というプリキュアたち。そんなプリキュアたちは大蛇の動きを止め、5人の合体技で大蛇を浄化。「私の負けだ。晴れ渡った…」といって大蛇は消えていきます。大蛇が消えたあと、プリキュアたちは「おわったの?本当におわったの?」「おわらせたよ、私たち」「帰りましょう、私たちの家へ!」といって、ソラシド市の家に戻ります。

大蛇が消え去ったあと…。スカイランドの王様夫妻は、すっかりお姉さんになったプリンセス・エルのためにたくさんのドレスを用意して、帰宅を待っています。アンダーク帝国にもどったカイゼリンは、プリンセス・エルのために人形を用意しています。再びアンダーク帝国とスカイランドは和平を結んだようです。そんなカイゼリンを、カバトン・ミノトンは支えていく決心をしています。バッタモンダーは「待遇のいいところがあったらそっちへ…」と言いながら、カイゼリンのそばにしばらくいるようです。スカイランドの青の護衛隊では「ソラちゃんはいつもどるのか?」「待たれているぞ、ヒーローガール」という声がでています。

他方で、ソラシド市。ソラちゃんの通う中学校では、ソラちゃんの転校の話がでます。「スマホの電波の届かないところに行くから、お手紙ください」と、ソラちゃんは同級生たちに伝えます。そんなソラちゃんに、ましろちゃん(キュアプリズム)は「さみしくない?」と声をかけます。ソラちゃんは「住む世界が変わるだけ。トンネルを使えば、また会える」と返事します。

ヨヨさんの家では、長い間使っていた部屋をツバサくん(キュアウィング)が掃除をしています。掃除が嫌いなエルは「エルは赤ちゃんだからわからない。お片付け苦手」と、お姉さんになった姿で言います。そんなエルとツバサくんは、窓からソラシド市の景色を見て、「この見慣れた景色ともお別れ。このまちに来てよかった」と思います。そんなソラちゃん、エル、ツバサくんを送り出すために、アゲハさん(キュアバタフライ)は3人分のキャラ弁当ををつくります。そして「私たちは友達。それでもさみしい、悲しい…」という思いを秘めながら、ソラちゃんはプリキュア手帳を自分のリュックに詰めます。

いよいよ、ソラちゃん、エル、ツバサくんがスカイランドに戻るときがきます。「ヨヨさんはどこまで私たちのことを知っていたの?」と聞くエルに、ヨヨさんは「ミラーパッドでスカイランドのことを見聞きしていたから、大切な子どもたちがソラシド市に来ることはうすうすわかっていた。でも、いっしょに暮らそうと思ったのは、みんなが<いい子>だったから」と伝えます。

このあとエルは「ましろ、ぎゅっとして」と言います。ふたりで抱きあって「だいすき、ましろ」というエルの姿を見て、さらにアゲハさんが抱きつきます。そんなアゲハさんに、ツバサくんは「お弁当ありがとう」と。「またおいで!」というアゲハさんに、「スカイランドにもどったら、賢者としての知恵をつけるために、見聞を広げる」というツバサくん。「私たち、いいコンビだったよね」と、ツバサくん・アゲハさんは再確認します。

そして「いきましょう、プリンセス」といって、ツバサくんがエルを誘って先にトンネルに入ったあと…。ましろちゃんは「ねえ、スカイランドに戻るのはあしたにしない? くもパン焼くし…。どんなに離れていたって…」といって、泣き始めます。それを聞いたソラちゃんは「私たちはプリキュア。これまでふたりで何回、手をつないだ? プリキュア手帳だと142回かな? ましろちゃんの笑顔が大好き。だから、笑ってお別れ」と伝えます。「ソラちゃんはヒーロー」というましろちゃんに、「そうじゃないって、ましろちゃんがいちばん知ってるくせに…」とソラちゃんは返します。このあと大きなリュックを背負って、ソラちゃんはスカイランドに戻るトンネルに入ります。

ここで「ひろがるスカイプリキュア」の物語は終わりかな…と思ったら、まだまだ続きが。翌日、ましろちゃんは目覚めたあと、「これから不思議な赤ちゃんとヒーローガール、そしてその仲間の物語の絵本を描こう」と思いつきます。そんなときふと窓の外を見ると、トンネルからソラちゃん、ツバサくん、エルの3人が現れます。「やっぱり、遊びに来た」という3人。そして「おなかがすいた~」といって、お姉さんの姿から赤ちゃんの姿にもどったエルを見て、ましろちゃん・アゲハさんが家を飛び出して迎えに行きます。このあと「私たちの物語は、ずっと広がる」というソラちゃんの声が流れ、いつものエンディングのテーマも流れます(今回は5人のプリキュア声優が歌っているバージョンでした)。そしてラストでは、青の護衛隊といっしょに、スカイランドで迷子になっている子どもを助けるヒーローとして、キュアスカイが再び登場する場面が描かれます。これで、最終回はおわりました。

この最終回のラストの部分を見ていると、どことなく劇場版映画プリキュアシリーズのエンディングを見ているような感じがしました。「これでお別れ、二度と会えない」というような雰囲気を漂わせつつも、どこかで「また会える」という場面も描いて、「物語はまだまだ続く」という余韻を残す。そういう展開ですね。こういう余韻を残した展開にすることで、この5人のプリキュアたちが別のプリキュアシリーズに登場したり、オールスターズ(劇場版映画)にでてきてもおかしくないような設定になっているなあって思いました。

ということで、1年間の「ひろがるスカイプリキュア」の物語、おわりました。「光と影、暗闇と明るい世界、2つの相対立するものがどうやって和解をしていくのか?」「力がすべてではないとしたら、何を人は信じればいいのか?」等々、この1年間のシリーズにも「深い」ストーリーがあったように思います。また、「一度よくないことをした者も、反省や改心をとおして立ち直ることができる」「ヒーローであるプリキュアも、時には挫折したり、泣くこともある」など、いつものプリキュアシリーズでも描かれているような場面もありました。そして、このシリーズでは「プニバード族(鳥の姿をしている)の男の子」という設定ではありますが、ツバサくんがキュアウィングになるなど、男の子からもレギュラーメンバーのプリキュアが登場しました。いろいろとこの1年間のあいだに、これから先のプリキュアを見据えた準備作業をしたようにも思います。

以上で、「ひろがるスカイプリキュア」のまとめ、おわります。次週からは新シリーズのお話を書きますね。

 

 

 


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3週分まとめてプリキュアの話(3)1月21日放送分

2024-01-23 09:15:34 | プリキュア話

ようやく「3週分まとめてプリキュアの話」も3回目、1月21日(日)放送分までたどりつきました。さっそく書いておきます。

1月14日放送分からすでにプリキュアは最終決戦モードに入っていて、1月21日放送分はその続きです。「力がすべてではないとしたら、何を信じればいい?」と迷うカイゼリンに、背後からアンダークエナジーの矢を刺したスキアヘッド。そのスキアヘッドがカイゼリンに「おろかな生徒」と言い放ったところから、1月21日放送分がはじまります。

前回倒されたはずのスキアヘッドが、再び復活。「なぜ?」という問いが、プリキュアたちに生まれます。プリキュアたちにスキアヘッドは、このような話をします。

アンダークエナジーから生まれた者にとっては、光の力が毒。そういうスキアヘッドは、父・カイザーと同じ最後をたどることのないように、カイゼリンの記憶を封印したといいます。というのも…。カイゼリンはエルレインに渡すプレゼントをつくっていた。そんなカイゼリンに父・カイザーは「今までは力がすべてだと信じていた。これから何を信じるか? 道はけわしいが、答えはきっと見つかるはず」と伝えます。そんなカイザーを、カイゼリンが見ている前で、スキアヘッドが背後から刺し殺します。その本当のカイゼリンの記憶にウソの記憶(=キュアノーブルが殺した)を上書きして、カイゼリンに信じさせた。これが、スキアヘッドの説明です。「すべてをアンダークエナジーに捧げる。破壊のために力を使うその入れ物として、カイゼリンが最適だった」とも、スキアヘッドは言います。これでひとつ、いったん和平を結んだはずのアンダーク帝国とスカイランドのあいだにあった「なぞ」がひとつ、とけました。すべてはスキアヘッドのしくんだことだったわけです。

「お前はなにものだ?」と問うカイゼリンに、「私はダークヘッド。アンダークエナジーの化身」といって、スキアヘッドはダークヘッドという自分の正体を示します。そしてカイゼリンのそばに行き、「もうひとつウソがある。(お前を)「愛している」と言ってきたのは、ウソだ」と告げます。それを聞いたカイゼリンは「私が信じていたものはウソばかり。胸が苦しい、いっそ消えたほうが…」と言い始めます。

そんなカイゼリンとダークヘッドに、キュアスカイが「カイゼリンを離せ!」といいます。「救う理由はないはず」というダークヘッドに、「泣いている人に手をさしのべるのに、理由はない!」というキュアスカイ。ダークヘッドはカイゼリンを抱えて「取り返したいなら、アンダーク帝国へ」といって消え去ります。「これはワナだ!」と思いつつも、プリキュアたちは「助けに行こう!」と考えます。「カイゼリンに答えなきゃ。力がすべてではないとしたら、何を信じるかを」というのが、キュアスカイの思いです。

その後、プリキュアたちはアンダーク帝国へ。多数のランボーグに追われるなか、アンダーク帝国に通じる穴の奥へ入ろうとします。追いかけてくるランボーグを、まずはキュアウィング・キュアバタフライが時間を稼ぎます。他のプリキュア3人が穴の奥へはいると、さらにランボーグの数が増えます。「カイゼリンを助けて、スカイ・プリズム・マジェスティ。ここは絶対に通さない」といって、キュアウィング・キュアバタフライは送り出します。そんなキュアウィングに「私のナイトだから、こんなところで倒れたら、許さない!」と、キュアマジェスティは伝えます。

穴の入り口を潜り抜けたあとも、別のランボーグが現れます。3人のプリキュアはひとまずたたかわずにランボーグをやり過ごしますが、それでもランボーグの数が増えてきます。そのランボーグたちを、今度はキュアマジェスティが食い止めます。「私には(キュアノーブルから受け継いだ)不思議な力があるのに、どうして5人のプリキュアがいるのか? きっと大きなプリンセス(=キュアノーブル)は、ひとりでつらかった。いっしょに泣いて、笑って、励ます仲間がほしかった。だから5人がいるの。私がここで食い止めたら、すぐにおいつく。だから、仲間を信じて! 立ち止まるな、ヒーローガール!」と、キュアマジェスティはキュアスカイ・キュアプリズムに伝えます。キュアスカイ・キュアプリズムはふたりで先を急ぎます。

いよいよカイゼリンとダークヘッドに追いついたキュアスカイ・キュアプリズム。そんなふたりに、カイゼリンは「強いな、ヒーローは」と語りかけます。ダークヘッドはカイゼリンに「お前もヒーローで、その光があった。ヒーローはアンダークエナジーの入れ物として必要。でも、お前よりももっと大きな入れ物を見つけた。キュアスカイだ!」と言います。

「となりにプリズムがいてうれしい」というキュアスカイに、カイゼリンは「これはわなだ!」と告げます。でもキュアスカイは「誰もが心に大切な物語を抱えている。そんな人たちを入れ物扱いするあなたを許さない。今の私たちに、あなたの技は通じない」と、きっぱりとダークヘッドに伝えます。

ただダークヘッドは「光がアンダークエナジーにとって毒なように、プリキュアにとってアンダークエナジーは毒」といって、キュアスカイ・キュアプリズムにアンダークエナジーを浴びせます。それを浴びて苦しむふたり。そこへさらに「お前の力で止めてみせろ」といって、ダークヘッドはアンダークエナジーのかたまりをキュアスカイにぶつけます。「この力がほしくないか? 私を倒したいなら、この力をコントロールしてみせろ」といって、キュアスカイにアンダークエナジーのかたまりとともに、ダークヘッドが侵入します。

「だめだ、キュアスカイ」というカイゼリンを前に、キュアスカイは黒いキュアスカイに変身。でもキュアスカイは「こんな力をコントロールして、みんなを助ける!」と言い切ります。全身がアンダークエナジーにそまって黒くなりながらも、キュアスカイの目だけは青く光ります。キュアスカイのからだのなかで「ダークヘッドこそが最強」という声が聞こえます。そして黒いキュアスカイは、なんと、キュアプリズムを攻撃しようとします。

でも、キュアプリズムは「私は逃げない。負けない」といい、キュアスカイの攻撃を全身で受け止めようとします。そのキュアプリズムの姿を見て再びキュアスカイの目が青く光り、「信じてまつ人がいる限り、何度でも立ち上がる。それがヒーロー」と言って、自ら黒い色から解き放ち、青い姿を取り戻し始めます。そんなキュアスカイをキュアプリズムの光が包み込んだとき、カイゼリンもキュアスカイも、元の姿を取り戻します。

ちなみに、この黒いキュアスカイがキュアプリズムの支えで、再びいつもの青いキュアスカイに戻るまでの絵柄は、ほんとうに美しいです。たぶん、プリキュアシリーズの歴史に残るような名シーンだと思います。また、人間は怒りや悲しみゆえに黒い思いに染まることはあるけれども、でも、根っこにはよい心があって、誰かの支えさえあれば、たとえ一時期黒い思いに染まっても、よい心を誰もが取り戻すことができる。そういうプリキュアシリーズ全体に流れる人間観が、この場面には現れているようにも思いました。

このあと、元の姿にもどったキュアスカイは、カイゼリンに大事なことを伝えます。「あなたは私と同じ。自分が正しいと思ったことを信じたヒーロー。私も未熟、立派じゃない。でも、友達が支えてくれた。これが私たちの答え。カイゼリン、これからは友達になりましょう」と。そんなカイゼリンとキュアスカイ、キュアプリズムの向こうから、「なかよし、だね」「ハッピーエンドの物語が好き」「5人の力を見せつけた。ヒーローの出番(笑)」といいながら、キュアウィング、キュアマジェスティ、キュアバタフライもやってきます。

キュアスカイがカイゼリンに伝えたかったことは、「未熟でもいい。力なんて弱くてもいい。力を信じるのではなくて、仲間を、友達を信じよう」ということでしたね。このメッセージも、プリキュアシリーズ全体に流れる考え方ですね。歴代のプリキュアはドジな一面もあって、誰であっても完璧なキャラクターではありません。でも、いつも友達、仲間をお互いに信じあって、その友達や仲間と培った関係の力で課題を解決してきましたから。

ところで、これでやっと、アンダーク帝国とカイゼリンを分離することに成功しましたが…。キュアスカイによって内側から破られたはずのダークヘッドは、なんと、アンダークエナジーでできた大蛇のようなかっこうをして、まだ残っています。次回1月28日放送分はいよいよ最終回、プリキュアたちとこの大蛇のようなアンダークエナジーのかたまりとの最終決戦です。ちなみに今回のエンディングのダンスは、キュアスカイでした。

ということで、3週分まとめてのプリキュアの話、終了です。


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3週分まとめてプリキュアの話(2)1月14日放送分

2024-01-22 08:49:15 | プリキュア話

昨日は1月7日放送分のプリキュアの話を書いたので、今日は1月14日分の話を書きます。

1月14日分は、7日分の続きから話が始まります。アンダーク帝国のカイゼリンが「300年前の和平のあと、キュアノーブル(=エルレイン)がカイザー(カイゼリンの父)を手にかけた」という話をしたこと。それを「ウソに決まっている…」と信じられないキュアマジェスティ(=プリンセス・エル)や、「そんなはずはない!」と思うキュアスカイ(=ソラちゃん)たち。ただ、キュアスカイは、カイゼリンがウソをいっているようにも思えないようです。ここが14日放送分のはじまりです。

さて、カイゼリンの話がまだまだ続きます。どうやらスカイランドのまちの人の間で、「カイザーは何百年も生き続ける。でも、エルレインが死んだらこのまちはどうなる?」といううわさが流れます。そのうわさを聞いたエルレインは、カイゼリン・カイザーの父娘がエルレインのところにプレゼントを持ってきたときに、青の護衛隊をつかってカイザーをつかまえ、殺した。エルレインがカイザーを殺したのだ…と。そのとき、スキアヘッドがカイゼリンを助けたとも言います。だからカイゼリンは復讐のために、プリンセス・エルを始末しに来たのだと言います。

これを聞いて「あたたかいプレゼントを信じる!」とキュアマジェスティ。また、胸にささった矢をなんとかしないと…と、キュアプリズム(=ましろちゃん)はカイゼリンに伝えます。でも、それを聞いたカイゼリンは「自分には信じるものがなにもない。痛みを癒すものがなにもない」といい、「アンダークエナジーの海にすべてをささげる。この身がなくなってもかまわぬ。力、それこそが我が名」と言って、心の傷口にアンダークエナジーを全てそそぎこみます。

「アンダークエナジーとカイゼリンを切り離そう」というキュアバタフライ(=アゲハさん)の提案にそって、プリキュアたちは変身して、5人でカイゼリンに挑みます。ただ、キュアプリズムの光の球・プリズムショットがまったくききません。その間にアンダーク帝国のランボーグたちがスカイランドのまちに入れるように、カイゼリンはバリアを攻撃します。割れ目から入ったランボーグたちを、キラキラモードの青の護衛隊が一体ずつ倒そうとします。まちではヨヨさん(=キュアプリズム=ましろちゃんの祖母)が、ミラーパッドのトンネルをつかって、人間界にスカイランドの住民を避難させようとします。でも、その数には限界があるようです。

一方、カイゼリンがバリアを攻撃しようとするのをそらそうと、プリキュアたちが体当たりで攻撃します。なんとか攻撃を食い止めたあと、キュアウィング(=ツバサくん)はバリアの修復へ。そのキュアウィングと青の護衛隊を援護するために、キュアバタフライはまちへ。キュアプリズムはもっと大きな光の球をつくって、やさしい光でカイゼリンの心をてらそうとします。そして、キュアスカイ・キュアマジェスティは引き続き、カイゼリンとたたかいます。ただ、キュアスカイがカイゼリンに抱き着いて攻撃を止めようとするのですが…。まだまだキュアプリズムの光の球の大きさが足りません。「もっと広がれ…」と願うキュアプリズムですが…。

一生懸命バリアの修復をしようとするキュアウィングのところにも、ランボーグの集団が襲いかかります。「もうだめか…」と思ったときに、猛烈に臭いおならのにおいが。かつてプリキュアの敵だったカバトンが、1週間ためたおならでランボーグを追い払います。それでもキュアウィングに襲い掛かろうとするランボーグには、「自分で鍛えたら腕が光った」というミノトンがパンチを加えて倒します。アンダーク帝国が人間界とスカイランドのあいだにつくったトンネルでは、バッタモンダーが「まちの人全員は無理だけど…」といって、逃げ出す人を助けています。その様子を見てキュアウィングは、かつての敵3人に「ありがとう」と言います。

キュアウィングは「ひとりで空を飛びたかった自分が、いまはスカイランドの賢者で、プリンセスのナイトになった。それができたのは仲間ができたから。みんなとこの世界を守る!」とあらためて誓います。そんなキュアウィングを、キュアバタフライが援護します。キュアバタフライがありったけの力で、バリアの修復に足りないエネルギーを補おうとしてる姿を見て、キュアウィングは「からだが持たない!」と言いますが…。キュアバタフライは「私は君の夢も守る!」と。「ぼくたちならみんなを守れる!」とキュアウィングが思ったとき、バリアの修復が完了します。

キュアスカイやキュアマジェスティが「カイゼリン、みんなの思いがアンダークエナジーを止めた。力がすべてではない!」といったとき、カイゼリンがふと、亡き父・カイザーのことを思い出します。その一瞬のスキに、キュアプリズムが光の球を放ちます。するとアンダークエナジーにそまったカイゼリンの心が戻ります。そのうえで、キュアプリズム・キュアスカイがアップドラフトシャイニングでカイゼリンの心を浄化。するとカイゼリンは「これから何を信じればいいの?」と話はじめます。

「やっと話せる…」とキュアスカイが思ったそのとき、後ろから一撃でカイゼリンを倒すものが現れます。「アンダークエナジーから生まれた私たちは、力こそがすべて。(カイゼリンは)おろかな生徒だ」という、スキアヘッドです。一度倒れたはずのスキアヘッドが、再び現れます。

という具合に、1月14日放送分は、いよいよプリキュアたちとカイゼリンの最終決戦。でも、カイゼリンはプリキュアたちとのたたかいのなかで、アンダークエナジーに染まった心が浄化され、良心を取り戻します。また、過去にアンダーク帝国のしもべとしてプリキュアたちとたたかった3人も、今度はスカイランドの人々を助けようと動いています。「根っからの悪人はいない。悪に染まった心を入れ替えれば、人間はきっとよくなる」というのが、歴代のプリキュアの人間観であり敵の描き方ですが、今回もそのようですね。

と同時に、キュアウィングのことばなどで「なかま」が強調されていますが、この「なかま」が次回1月21日放送分の中身とつながってきます。そして「力がすべてではないとしたら、いったい何を信じればいいのか?」というカイゼリンの問いかけに対して、プリキュアたちがいっしょうけんめい答えを出そうとするのが、1月21日放送分。ここで再びスキアヘッドとの対決が描かれます。ちなみにこの日のエンディングのダンスは、キュアウィングでした。

ということで、今夜かあしたには、1月21日放送分も書きますね。

 

 


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