http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081016-00000542-san-soci
(野菜刈り取られ・・・涙ぐむ園児 保育園の畑を大阪府が行政代執行。=10月16日付けYAHOO!ニュース配信記事
http://www.sankei-kansai.com/2008/10/16/20081016-003060.html (イモ掘り無残 道路予定地の野菜畑 大阪府が行政代執行。=10月16日付け産経新聞ネット配信記事)
これぞまさしく、今、実施されようとしている橋下知事の施策の本質を突くような事例ではないかと思います。
「子どもが笑う大阪」をつくることや、「子育て支援の充実」が、彼の知事選での公約ではなかったのでしょうか。その公約を、見事にこのような対応は裏切っているとしか、私には思えないのですが。
高速道路建設と、着工の遅れによる数億円の損失を前に、保育園の野菜畑撤去の行政代執行に踏み切ったそうですが、なぜ子どもたちの楽しみにしていたイモ掘りを待てなかったのでしょうか? 橋下知事のコメントとして、さっさとイモ掘りをしなかった保育園側の責任だ、というようなことを産経新聞の記事では書いていますが、「それは順序が逆だろう」と思います。というか、「責任は向こうにあって、私にはない」という「逆ギレ」の理屈のようにしか思えません。
なぜ急いで今、代執行を行わなければならないのか。逆に代執行の時期を1ヶ月程度遅らせても、ほかの後の工事のスピードアップをすることだって可能だったかもしれないし、他にも代執行すべき用地があったとするならば、ここを後回しにすることだってできたかもしれない。もっと他に、府庁側の動き方はあったはずではないでしょうか。そういうことについて、彼はどう考えるのでしょうか? 府庁の関係者は、どう答えるのでしょうか?
この産経新聞のネット配信記事に添付されている写真を見ればわかるように、子どもや関係するおとなたちがおびえたり、泣いたりする、そういう施策を実施するために、彼は府知事になったのでしょうか。また、府民は彼にそういうことをしてほしくて、府知事に選んだのでしょうか?
もう一度、今年はじめに彼を選んだことの意味を、彼自身も、府民も、問い直さなければならない時期が来たように思います。そして、この記事に添付された写真のような場面を、少なくとも今後、私は見たくありません。
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