気付けば今日は12月13日(日)。いつものとおり日曜日なので、今朝、仮面ライダーセイバーの前に見たプリキュアの話を書いておこうと思います。
それにしても、月日のたつのは早いもので、今年ももう残り半月ほどですよね。年内のプリキュアもあと2回。例年だと、年末のクリスマスの回あたりで敵がさらに強力になり、そして年明けの4回くらいで敵のボスとプリキュアたちが対決して・・・という展開になるはずですが。
ただ、今年は新型コロナ禍での放送中断(=過去の分の再放送回)があったので、いろんな意味でスケジュールが変わってきているような印象を受けます。先週のビーチバレーの話なども、例年だと夏休みにプリキュアたちで海に出かける話がでるのですが・・・。それがこの時期にやってきた感じ。今日も番組最後に来週の予告を見たら、ヒーリングアニマルのラテ(子犬)を秋の味覚でもてなす・・・みたいなお話。なんか少し季節がズレていても、すでに作品制作が完了した回は、なんとか本編のストーリーのなかに話を組み込んで使っていくような、そんな展開にいま、なっているような気がします。
さて、今回の放送分ですが、ひなた(=キュアスパークル)の「勉強」と「友達関係」に焦点を当てた話でした。まあ、これも毎年どこかの回で、プリキュアたちの「勉強」や夏休みの宿題の話が話題になって、「勉強」が苦手なプリキュアを他のプリキュアが助ける話が展開されるのですが・・・。まあ、今回はそういう流れの話でした。
まず、冒頭でプリキュアたちの通う学校の英語のテストの結果が発表されて、のどか(=キュアグレース)やちゆ(キュアフォンテーヌ)はかなりいい点数。でも、ひなたは夜中までがんばってテスト対策やったわりには、いい点が取れなかった。それでがっかりしている・・・かと思えば、「今日は大事な友達に会うから」といって、さっさと学校から帰って行ったりしてます。
その「大事な友達」は、えりこさん。小学生の頃、えりかさんをひなたは「エリザベス」と呼び、えりこさんはひなたを「ナターシャ」と呼んでいたようです。でも、えりかさんは転校していったようで・・・。それで久々にひなたに会いに来たのですが、ひなたはちゆやのどかなど、最近の同じ学校の仲間(=プリキュアたち)の話ばかりをしてしまいます。そのせいか「エリザベスって呼ぶの、もうやめない?」とえりかさんは言って、どこかへ去って行ってしまいます。
他方で、ひなたはのどかやちゆと別々の高校に進学するのだけは「嫌だ」と思い、「勉強する」と言い始めます。別々の高校に進学したら、もう友達でいられない・・・。そのことを、ひなたは、先ほどのえりこさんとの出来事で思ったようです。でも、のどかやちゆ、アスミ(キュアアース)がひなたの家に行き、泊りがけで英語の勉強につきあうのですが・・・。「やる気はあるけど、勉強の仕方がわからない」とか、「英語の勉強のどこがわからないか、そのこと自体がわからない」という雰囲気。その様子を見ていたひなたの父親(=獣医さんです)は、「ひなたは友達をつくるのは上手。勉強は苦手だけど・・・」と一言、他のプリキュアたちに伝えます。
さて、ひなたは夜になって、のどかに「別々の学校に通っても、友達で居られるの?」と聴きます。のどかもこの春、病院を退院して、ひなたたちの通う中学校に転校してきた子だからですね。のどかは「前の学校自体、病気であまり通えなかったから、そんなに友達はいない。でも、同じ病院に入院していた仲間たちには、いまも手紙書いている」と伝えます。そんなときに、えりかさんから「またそっちに行くから、会いたいと」ひなたに連絡が入ります。ちゆは「もう一度、えりかさんと話をしてみたら?」と、ひなたに伝えます。そんなときに「エリザベスとナターシャは、永遠に親友!」と言って、引っ越すえりかさんを見送ったことをひなたは思い出します。
そして翌日、もう一度ひなたはえりかさんに会います。でも、気まずい雰囲気が漂います。そこへ、シンドイーネがメガビョーゲンを連れて現れて、ひなたたちが居る公園を蝕み始めます。他のプリキュアたちはひなたのことが心配で、隠れて様子を見守っていたのですが、メガビョーゲンが出現したので変身してたたかいはじめます。
一方、ひなたはえりかさんを連れて、ひとまずメガビョーゲンから離れて逃げます。その逃げた先で、えりかさんはひなたに「久々に会って緊張して、昨日は思うことが離せなかった。それに新しい友達のことばかりひなたが離すので、やきもちをやいてしまった」と正直に伝えます。どうやら今日は、そのことを伝えたかったようですね、えりかさん。
その後、ひなたはキュアスパークルに変身して合流。グレース・フォンテーヌ・スパークルの3人で「ヒーリングオアシス」という技を出して、メガビョーゲンを倒します。
ラストの場面ですが・・・。「ナターシャ、無事だったね」「エリザベスも」と、お互いを以前のようなニックネームで呼び合うひなたとえりかさんの姿が描かれます。「離れていても、やっぱり友達」ということは確認できたようです。ただ、のどかやちゆと同じ高校に行きたいと思い、英語のテスト勉強を必死になってがんばったわりには・・・。次のテストの出来具合も、ひなたは今一つだったようですね。そこで今回の物語は終わりました。
ということで、一応、今回の物語の紹介はここで終わりです。ただ書きながらふと気付いたのですが、上手に「そろそろ、このプリキュアたちが離れ離れになる時期が近づいていますよ・・・(今年のプリキュアも、もうすぐ終わりますよ)」「でも、離れ離れになっても、プリキュアたちはみんな、友達ですよ・・・」と、子どもたちにさりげなくメッセージを発しているような、そんな回でもありましたね。プリキュアたちの「勉強」ネタは、たとえば「夏休みの宿題が仕上がらない」なんて話にして、8月末や9月頃に入れる年もあったのですが・・・。でも、今年はあえてこの年末にもってきて、さりげなく、今年の物語の「おわり」を暗示する展開にしたような、そんな印象を受けました。