できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(12月20日)のプリキュアの話です。

2020-12-20 18:04:08 | プリキュア話

今日12月20日は日曜日。またまたいつものとおり、朝からプリキュアと仮面ライダーセイバーを見てました。今夜も今朝のプリキュアの話をまとめておきますね。

さて、先週も書きましたが、やはり新型コロナ禍での放送中断(=同じ話の再放送)の影響からか、今年のプリキュアは「例年だともうちょっと前の時期かなあ?」と思うような内容を、今頃やっているときがありますね。最近のビーチバレーやお勉強ネタもそうですし、今週の「秋の味覚」の話などは「先月あたりにやるべき内容では?」と思ったりもします。

ただ…。そのなかでも着々と、今年のプリキュアの「おわり」が近づいていることを、子どもたちに制作陣は伝え始めていますね。例のお勉強ネタのときにひなた(キュアスパークル)が「みんなと同じ高校へ行きたい」という話をしましたが…。今週は「地球のお医者さん見習い」の妖精さんたち(ラビリン・ニャトラン・ペギタン)が、「プリキュアたちと離れたくない。いつまでもいっしょにいたい」という気持ちと、「でも、地球のお手当が完了して、ビョーゲンズが居なくなったら、自分たちはもうここに居る必要がない」という気持ちとの間で揺れ動く。そのことを、「秋の味覚」の話に絡めて描いていました。

さて、今日は冒頭で、アスミ(キュアアース)が「すこやかまんじゅう」のお店でアルバイトをする話が出ます。行楽シーズンで人手が足りないので、お手伝いをするのだとか。そこで、のどか(キュアグレース)たちが中学校に行っている間、ラビリンたちも子犬のラテ(=ヒーリングアニマル)を連れて、秋の味覚などをめぐるツアーをやろうという話になります。

のどかたちが中学校の美術の授業でデッサンをしたり、アスミが上手に「すこやかまんじゅう」を売り込んでいるその頃…。ラテとラビリンたちは、公園でキックベースをして遊んでいます。そんなときに、ラビリンたちは観光客が投げ捨てた空き缶を見付けます。その公園に居る葉っぱのエレメントは、こういうゴミを役所の職員が片づけたり、花壇の手入れをしているという話を聴きます。

そのあと、ラビリンたちは実りのエレメントからフルーツや栗をもらって、「秋の収穫祭」をはじめます。ただ…。栗のいがにひっかかって、痛くて走り回っている姿を子どもに見つかり、ラビリンたちは捕まりそうになります。そんなときに近所の農家の人が「野生動物をむやみにおいかけたらダメ。仲良くなる方法はあるよ」と言って、子どもを止めます。それでラビリンたちは助かります。また、ラビリンはその「仲良くなる方法」といって、ぶどうなどのフルーツをあらためて農家の人にいただきます。どうやらラビリンたちは、「このまちの人たちは『地球にやさしい』人たちばかりだ」ということを実感したようです。

その一方、CM後、ペギタンは「秋ももうすぐおわりだけど、ボクたちは成長したのだろうか?」と言い始めます。「プリキュアたちに出会えてよかった。でも、来年はいっしょなんだろうか? 人間界で地球のお手当が終わったら、自分たちはここに居なくていいんだよね…」

そんなことをペギタンが言い始めたときに、プリキュアたちの敵・ダルイゼンがやってきます。子犬のラテを逃がすために、ダルイゼンにラビリン・ペギタン・ニャトランはたたかいを挑みます。また、ちょうどアスミが働いている姿を見ようとのどかたち3人のプリキュアが集まったときに、子犬のラテがアスミの店に逃げ込みます。

そして、ラビリンたちがダルイゼンとたたかっているときに、「動物をいじめるな」と言って、さっきの農家の人が現れます。ダルイゼンはこの農家の人をギガビョーゲンにして、果樹園や森の動物たちを攻撃し始めます。

「そんなにプリキュアたちといっしょがいいなら、お手当やめたら?」というダルイゼンに対して、ラビリンたちは「みんなと過ごす時間はなくしたくない。でも、みんなが大事。みんなを守りたい。だから絶対にお手当をやめない!」といって、ダルイゼンに立ち向かいます。そんなダルイゼンは、「まあ、俺がプリキュアを倒すから、お手当はできなくなる」と言い返しますが…。そこへプリキュアたち4人がかけつけ、変身します。

このあと、ギガビョーゲンが果樹園を攻撃し始めます。その果樹園を、プリキュアとラビリンたちは「ぷにシールド」で守ろうとするのですが、ギガビョーゲンの力は強くて、つぶされそうになります。それでも「絶対に負けない。思い通りになんかさせない!」と強くラビリンたちが思うことで、なんとかギガビョーゲンから果樹園を守ります。そしてプリキュアたち4人の合体技・ヒーリングっとシャワーを、ヒーリングっとアローを使ってくりだし、ギガビョーゲンを浄化して農家の人を救い出します。

ラストのシーンですが、子犬のラテの母親・ティアティーヌが登場します。実は今日の放送の冒頭でもティアティーヌがでてきて、他のヒーリングアニマルたちの傷が治りはじめていることを紹介しているのですが。ティアティーヌはラテやラビリンたちに対して、ラストのシーンで「みんなありがとう。待っていて」と言います。どうもこの先、年明けくらいの放送回のなかで、ティアティーヌと他のヒーリングアニマルたちも登場してくるのでしょうか…?

そして、栗や果物等々、秋の味覚をいっぱいもちかえったラビリンたちは、ひなたの姉が営んでいるカフェで、プリキュアたちとその果物などをいっしょに食べます。「おみやげありがとう」というプリキュアたちに対して、「みんなで秋の味覚を探しに行けるといいなぁ。フルーツ狩りしたい」とか、「お手当でなくても、行き来できるようになるといいなあ」ということを伝えて、今回の話はおわります。

まあ、こんな感じで、今年のプリキュアたちとの「別れ」が近づいていることが、今回もストーリーの中で暗示されていましたね。それとどうやら今、傷を癒して再起をしつつあるヒーリングアニマルたちが、これからラストの回に向けて、何やら動きだしそうですね。また、SDGs(持続可能な開発目標)の話を、どこか今回放送分のプリキュアは意識しているのでしょうか。ゴミのポイ捨てと空き缶回収の話、野生動物の保護の話、農家のこと等々から「地球にやさしい」なんて話がでてくるところから、そんなことをちらっと思いました。

なお、来週ですが、再びちゆ(キュアフォンテーヌ)の物語のようですね。このまま陸上競技のハイジャンプで世界を目指すのか、それとも実家の女将を目指すのか。そういう「進路」の話が中心になるようです。これも毎年プリキュアの誰かが悩む「進路」ネタで、11月後半から12月初めくらいによくある話のように思うのですが、ちょっと3週くらいずれていますね…。


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