できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

出張で初めて沖縄・那覇に行ってました。

2017-09-22 21:13:33 | 旅行

この時期に中学校で教育実習をしている学生がいたので、実習校訪問の仕事=出張というかたちで、9月20日(水)~21日(木)と2日間、沖縄県の那覇市まで行ってきました。

ただ、航空券と宿泊先の両方を出張パックみたいなので安くおさえる関係で、1日目の朝早い時間帯に神戸空港を出て、那覇入り。2日目は夜遅い時間帯に那覇空港を出て、神戸に戻るというような、そんなスケジュールになってしまいました。

そこで、肝心の実習校訪問の仕事以外の空いた時間を使って、沖縄本島南部の平和祈念公園(写真1)やひめゆりの塔(写真2)を見たり、首里城へ行ったり(写真3)、牧志の公設市場に行ったり(写真4)と、観光もしてきました。

また、うちの大学を卒業してから沖縄で就職した卒業生にも、久しぶりに会ってきました。

帰る前に見た那覇空港の夕暮れ時の空(写真5)が、とってもきれいでした。

まだまだ沖縄の空は、こちらに居る私らから見ると真夏の太陽そのもの。ほんとうに美しい青空の下で2日間、汗だくになって歩き回っているうちに、かなり日焼けしてしまいました。

でも、向こうにいる卒業生や教育実習中の学生に居ると、「これでも沖縄、涼しくなったんですよ」という話でしたね。私は「えぇ~っ」って思ったんですけど。

そして昨夜、神戸や西宮にもどってきたら、もう、涼しいを通り越して寒いくらいで、思わず長袖出して、着てしまいました。

それから、やはり平和記念公園やひめゆりの塔に行くと、空や海の美しさとともに、どうしても涙が自然にあふれてきました。

特に今回、ひめゆりの資料館に入って、うちの娘(現在、中学生)とそんなに年齢の変わらない女の子たちが、沖縄戦のときに動員され、命を亡くした・・・という歴史的な事実の重みを、その場に足を運んで、実際にその女の子たちの写真などを見て、あらためてからだごと受け止めた感じがします。

家に帰ってからあと、気持ちよさそうに部活(合唱部ですが)から帰って寝ている我が娘を見て、「この子がとにかく、どんなことがあっても、生きていてくれたらそれでよし」とか、「この子が日々、精一杯、やりたいことにはげんでいる今を大事にしなければ」と、あらためて思った次第です。

このところ、中学校に入って、とかく学力テスト、課題テストの結果ばかり気にしてしまうところが、どうしても私たちにはあるのですが・・・。

そして、学校事故・事件の問題とともに、このように子どもたちが戦場に動員されるような社会のあり方を容認しないこと。

また、本当に学校で子どもの命を大事にするというのなら、事故・事件の問題だけでなく、子どもたちが戦場に再び動員されるかのような、そんな危険な方向に向かうのような社会のあり方に対して、なんらかの形で異議を唱えなければいけないこと。

そして、そういう子どもたちが戦場に再び動員されるかのような、そんな危険な方向に社会が向かいつつあるときに「沈黙」しているかのような、そんな学校事故・事件研究ってなんなのか・・・と。

あの2年前、安保関連法制が成立する頃に抱いた想いが、また今回の沖縄出張で強まったのでした。

ひとまず、近況報告を兼ねたお話でした。

<写真1>

<写真2>

<写真3>

<写真4>

<写真5>

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« WEBRONZAの樫村愛子さん執筆... | トップ | 今日(9月24日)のプリキュ... »
最新の画像もっと見る

旅行」カテゴリの最新記事