先日、参加したお祝い会のお土産に「黒船どらやき」をいただきました。
黒船?知らないな、という感じでしたが、わざわざ黒船のという定冠詞をつけているのですから、よっぽど自信があるのでしょう。
お寺というところはたくさん甘いものが集まってくるので、皆さん相当舌が肥えています。
ですから、お寺の人に甘いものを差し上げるときには、結構気を使うのです。
家に帰って、さっそく中身を見てみると、いままでのどら焼きの形状とは違うし、パッケージも独特です。
手作りなので、日持ちしないとも書いてあり、いただいたのが9日で、賞味期限は10日になっています。
皮は黒糖を使った薄いもので、普通2枚の皮に餡をはさむのに、これは一枚の皮に餡をはさんで二つに折ってあります。
餡の練りも柔らかく甘みも少なめで、皮はモチモチとした食感で黒糖の香りがします。
さすが、わざわざ選ばれただけのことはあります。
味もおいしゅうございました。
お店の所在地を見ると、東京都目黒区自由が丘とのこと。
自由が丘といえば、今やスイーツの町ということで有名ですが、昔は、王貞治さんの「ナボナはお菓子のホームラン王だ」という広告で有名な亀屋万年堂、ペコちゃんの不二家(その後、ダロワイヨになった)、東郷青児の油絵が店内に飾ってある洋菓子の老舗モンブランなどが有名でしたが、黒船というお店は聞いたことがありません。
きっと、今はやりの新しいお店なのでしょう。
街も、店も時代とともに進化しているのですね。
<パッケージも独特。紙の袋です。>
<中をあけると、ラップに包まれた半月型のどら焼きが登場。>
<どらやきの中身はこんな風になっています。どら焼きにしては、餡は柔らかめ。
皮もモチモチとして、どら焼きというよりワッフルに近いかも。>