看護婦さんの満面な笑顔

先日歯医者に行ってきました。
右上の奥歯が以前から少し動いていたんですが先生から言われました。
「この歯はこれ以上良くはならないが、悪くはなる」
「３つの根っこの内、一カ所、特に悪いからこれを
取り除いて様子を見ようと思うが」
と言うことで、今まで調子が良くなかった右上奥歯の
治療をすることになりました。
歯の根っこを取り除くので怖い麻酔注射打つことになりました。
「ちょと、痛むかもしれませんよ」と言うと歯の回りに
ブス・ブス・ブスと３カ所注射をされました。
麻酔が効けば楽になると思い、必死に痛みをこらえました。
麻酔が効いたのか治療では痛みはほとんど感じられませんでした。
しかし複雑なので１時間以上の治療になりました。
難しい部分の治療のあとは看護婦さんがきて治療を始めました。
この看護婦さんは先生と違って満面な笑顔で色々と声をかけてくれます。
「痛くありませんか」「大丈夫ですか」「お口に水が入ります」・・・
そのたびに私は「あ～」とか「う～」と言って首を縦に振ります。
長時間になったからか少し痛みを感じるようになりました。
すると愛想のいい看護婦さんが「注射もう一本打ちましょうか」
「！？！」その時、初めて私は「いい～」と首を横に振りました。
でも、看護婦さんの満面な笑顔は、痛みと格闘する
私にとって心を癒す素晴らしいものでした。

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