経済発展を促し、社会全体を下支えするインフラの橋やトンネ
ルなどの維持管理が今、難しくなってきている。
山梨県の中央自動車道笹子トンネルでは2012年12月、
コンクリート製天井板が崩落して車が下敷きになり、9人が亡
くなった。1977年の開通から35年がたっていた。
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大阪市内の国道2号淀川大橋では、走行車両などの重さを受け
止める「床版」の取替工事が進んでいる。橋の長さは725m
で1日当たり3万5000台余りが利用する。4車線を2車線
に終日規制し、工事は2017年8月に始まり3年程続く。
淀川大橋は1926年から使われ91年がたつ。大阪大空襲で
は大きな被害を受け機銃掃射による銃弾の痕が今も残る。長年
の水漏れなどで劣化したコンクリート製の床版は鋼製に取り換
える。全体で1万2000トンある床版を4700トンに軽量
化して橋脚などへの負担が軽くなり耐震性も向上する。
・
建設年度がわかっている道路橋は全国で50万本ある。このう
ち建設後50年以上となる橋は23%の11万本、10年後に
は倍以上24万本に増える。高度成長期の1970年代に多く
が建設されたためだ。そのほか多くのインフラも高度成長期以
降に整備され、これから「高齢化」が進む。15年後にはトン
ネルの約50%が建設後50年以上を経過すると予測する。
インフラの劣化や損傷は、利用状況などによって進み具合が異
なるものの、国は1年後にインフラ長寿命化基本計画をまとめ
、自治体にも老朽化への取り込みを求めている。
これからの子孫のためにも新規のインフラ計画は極力縮小して
、既存のインフラの維持管理につとめてもらいたい。
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