日産は1990年代に経営危機に陥った。
その時救世主として現れたのが、ルノーから送り込まれたカル
ロス・ゴーン氏。ゴーン氏は、徹底的なコスト削減で経営再建
を果たし、その手腕への評価は日産社内でも高い。
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日産自動車と仏自動車大手ルノーが、互いに株式を持ち合って
いる現在の資本関係を見直すことを巡り、水面下でつばぜり合
いを繰り広げている。両者が合併に向けて交渉をしていると報
じられたが、独立性を維持したい日産側には反発も強い。
合併に意欲的とされるのは、ルノーの大株主で15%を出資す
る仏政府だ。仏政府は両者の関係を「後戻りできない提携」
に発展させるよう、ゴーン氏に求めたという。自国メーカーの
競争力を高める狙いがあるとみられる。
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日産の昨年の世界販売台数は581万台で、ルノーは376万
台を大きく上回る。電気自動車や自動運転技術などの開発面で
もリードしてきたとの自負は強い。日産の西川広人社長は、
経営統合や合併について「メリットが見えない。ゴーン氏も
同じ意見だ」と否定的な考えを示していた。
ルノーは2月に、ゴーンCEOの再任を決めた。当初は合併に
否定的だったゴーン氏だが、仏政府の意向を受けて方針を転換
した可能性も見うけられるようになった。
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現時点では日産にメリットはないようにあるが、経営危機に陥
った当時のルノーの救いの手があったことをどうとらえて、現
在、未来に向かってどのように走り出すのだろうか。
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