１ヶ月前に新規オーナーさんと現地待ち合わせをした。
ところが時間的な入れ違いになり会えなかったオーナーさん
からの電話があり、「今から事務所に話にうかがいたい」。
親の不動産があり、それを処分したいと言うことだった。
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当社に話しに来る前に、どうすれば一番いいのかあちこちの業
者に見積もりを取ったりしてそれなりの知識は持っていた。
ところが、業者によっては本末転倒の情報などを伝えていた。
不動産は築５０年ほどの建物があり、賃貸で貸そうとすればリ
フォームする必要があり５００万円ほど費用がかかるという。
たしかに古いが親が最近まで住んでいて、屋根のリフォームや
それなりに手を入れてきたので住めないわけではない。
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家の中には生活するために家電家具類がたくさんあるので、ま
ずはそれを処分して空っぽにすることが必要。そして貸すなり
売るなりするにしても、必要最低限の修理をしなくてはお客さ
んに見せれない。たとえ現状の状態を見せても、お客さんは幻
滅をするだけで前向きな話をすることは不可能に近いだろう。
私の考え方は、オーナーさんにはできるだけお金をかけずに
しっかりと儲けてもらいたいと常日頃思っている。
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「今度社長さんと現場に行きたいが、いつ頃がいいですか」
「いそがしそうだから、カギを預かれば私が見に行きますよ」
「そうしていただければ助かります」
すぐにキーホルダーから、不動産物件のカギをはずした。
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