先日、賃貸保証会社の担当者から電話がかかってきた。
「Ａさんの家賃が２ヶ月滞納になっていて、本人と連絡が取
れないんです。来月分から話がつくまで家賃は止めます」。
それから数日後、「もしものことがあったらいけないので、警
察と同行しますのでカギを開けてもらえませんか」。
・
Ａさんは普通の入居者だったが、仕事を辞めた半年前から分別
をしないゴミを出したりして迷惑をかけるようになった。
「今後分別をしないゴミを出すと、退去してもらいますよ」
「すいませんでした。今後気をつけます」
それから数ヶ月後に保証会社から家賃滞納の連絡を入った。
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いよいよ当日、カギを開けるときがやってきた。
時間は午後３時に、私がカギを持って現地に行くことに。
自転車に１０分乗ってアパートに到着すると、駐車場にはすで
にパトカーが止まっていた。おまわりさんが２人いて、１人は
保証会社と話し中で、１人はカギがくるのを待っていた。
「お疲れ様です」。いよいよカギを開けるときがやってきた。
・
「ガチャ、ガチャ」カギを開けると、１人のおまわりさんが
ドアを開けて室内に入っていった。どうやら事件性がないよう
なのでホッとした。荷物をまとめかけているので、あわよくば
静かにアパートを出て行くことを願いたい。
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