脚をつかう

馬装を済ませて時間が来たので馬場へと向かった。
明け方はまだ寒かったが、１０時頃には太陽が日をさしてポカ
ポカ陽気になってきた。いつものように、まずは常歩をしなが
ら体をほぐしていく。馬場を一周して、軽速歩へと移行すると
体がだいぶんほぐれてきた。
・
軽速歩から駈足に移行するが、最初はエンジンの掛かりが悪い
のでゆっくりとした駈足になる。軽くムチを入れようとしたと
きインストラクターが「遅いようなら、内方脚で軽く蹴って下
さい」にハッとした。ムチばかり使って、最近脚を使っていな
いことに気がついた。
・
乗馬は脚を使って効かないときに、ムチを使うのがいいはず。
ムチは即効性はあるが、脚を使わないと脚のレベルが上がらな
い。脚を使うタイミング、強さ、おなかを押すなど色々な使い
かたがあるのでもう少し脚の研究をすることにしよう。
・
乗馬を終えてアースの手入れを行った後、厩舎に連れて行く。
これで終わりではなく、乗馬で使った道具の手入れ等が残って
いる。プロテクター、ゴム鞍パット、頭絡などを洗って保管場
所に戻してマイ鞍、腹帯なども戻す。
・
一通り後片付けが終わったところで、本日の終了となる。
厩舎の中央を通って、駐車場へと歩いていく。１５頭の１番奥
にアースがいて飼い葉を食べていた。私の足音に気づいて顔を
あげたので「アース、今日もよく頑張ったね」と声をかけ、顔
をなでてやるとうれしそうな顔をした。






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