許容範囲を超える

岩国乗馬クラブへ向かう道中でのある出来事。
熊毛あたりにいくと、クルマの動きが極端に遅くなってきた。
前方５～６台あたりに、チカチカ回るサイレンのついたクルマ
が１台目に入った。そうですパトカーが、クルマの流れを変え
ているんです。
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もうしばらくすると登りが２車線になるがそんなときは、遅い
クルマを追い抜いていく。だが相手は怖いパトカー、そんなこ
とをしたらおまわりさんを刺激することになる。
ここは今までの流れのままに、ゆっくりと走ることにした。
・
すると後続のクルマがスピードをあげて隣車線を走ってきた。
だがパトカーの存在に気づくと、クルマとクルマの間に滑り込
んでスピードを落とした。だかもう1台の後続の軽乗用車のク
ルマがスピードをあげてパトカーを追い抜いていった。すると
パトカーが軽乗用車を追うように加速した。
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軽乗用車はパトカーの前を、少しずつ加速しながら距離を開け
ようとする。「飛んで火に入る夏の虫」といわんばかりに、パ
トカーはその軽にピタリと後ろについて行く。軽車両は制限速
度が５０キロのところを６０キロぐらいで走る。１０キロオー
バーぐらいでは、パトカーは速度違反では捕まえない。
・
後ろから捕物帖を楽しみながら走っていると、ついに「ウ～」。
空き地にパトカーが軽車両を誘導すると、若いお兄ちゃんが頭
を掻きながらクルマから降りてきた。おそらく、おまわりさん
の許容範囲を超えたスピードにあげたのだろう。





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